今日のブルーは 「超電子バイオマン(84)」 から 「ブルースリー」 です。
「バイオマン」 の各ヒーローの名称は、いわゆる
「バイオ+○○」 といった類ではなく、
「色+数字(レッド+ワンなど)」というものでしたが、商品化の際の名称は登録商標等のためか
「バイオブルー3」
というものが使用されていました。
属性的には、「水」 「素早い」 「若手」 の三冠達成。
変身前の南原竜太を演じた大須賀昭人氏はJAC所属の方でしたので、第19話ではご自身で高所から水面へのダイブをみせております。
また、第33話の特訓シーンにおいてはダイビングの 「失敗」 を披露。
技術をもった方だからこそ可能な 「演技」 でした。
おすすめ話は第19~20話の 「プリンス編」。
本来レッド話として準備されていたものが役者さんの怪我でブルー話に変更されたものだったためか、物語の本筋にも大きく関わるシリアスなお話でした。
敵の首領ドクターマンの息子を名乗るメカ人間 「プリンス」 と、彼を改心させようとする南原の活躍を描きます。
プリンスとブルーの一騎打ちも、ブルーを演ずる喜多川務氏の軽快な動きと低い姿勢の決まった独特のものとなり、王道である 「敵幹部対レッド」 とは異なるアクションに成功しています。
また最終回で大須賀氏がご自身で変身後のブルーを演じた際も、この話をふまえてプリンスのモデルとなった少年に対する芝居を考えられたそうです。
参考文献
双葉社 東映スーパー戦隊大全2 (大須賀昭人氏インタビュー)