トイレットペーパーを買いに走ってしまうのも“新型コロナ”の症状なのかもしれない…

新型コロナで休園の決まった日の西九条駅

東洋医学界隈には、“外邪”という言葉があります。一般的には“外邪”は一般的にはカゼ・麻疹からペスト・天然痘なんかまで含む広い感染症を指すとされてます。 

 

けれども、昔の人達には細菌やウイルスが見えたわけではないので、現在私達が使ってる感染症とは微妙に言葉の内実が違うはずです。 私流にこれを想像して言い換えてみると

 

“外邪”とは外部からやってきて「からだ」の「気血」の流れを邪魔をするもの

 

となります。

 ここでいう「からだ」とは自分の感覚で感じる体です。(→「体、身体、「からだ」の私的使い分け 」http://miyazakiharikyu.com/post-262/

「気血」とは「からだ」に感じる流れれていると感じるものです。(→「「気血」…私的な言葉として http://miyazakiharikyu.com/post-457/

」)

「からだ」は教科書に乗ってる図になった身体ではなくてもっと生々しいものですし、「気血」も血液やリンパ液といった物資というより、流れる感触そのものです。

 

 こうイメージを描いてみると、“外邪”は知識というより、毎日を生きる生々しい「からだ」とその生活の秩序を乱す訳の分からない侵入者ということが全面に出ていただろうことがわかります。 

 

なので当時の人びとは現在私達が言う感染症以外のものも“外邪”に含めています。気温の変化や湿気、熱中症みたいなものまで“外邪”な含めています。(場合によって怨霊や目に見えない蟲(化け物?)も含めていたかもしれません…) 

 

さてそういう“外邪”の視線で最近の新型コロナの話題を振り返ると、「トイレットペーパーが無くなる」みたいなデマも“外邪”の一部、若しくはその症状のように思えてきます。 新型コロナでトイレットペーパーが無くなるという情報に感染した人は、トイレットペーパーを買いに走らずにはいられなくなるという症状が発生する。それを見た他の人もトイレットペーパーが無くなるという情報に感染して同様に買いに走ることになる。以後、繰り返して拡大していく。

 

この拡大のパターンは本体の新型コロナウイルスの感染拡大の動態とほとんど同じではないでしょうか? 思えば、ウイルスはDNAやRNAといった情報伝達物質だけからほぼ出来ていて自らを複製する能力を自身で持ちません。ウイルスはまさに情報そのものといって良いのかもしれません。(コンピューターウイルスはまさにこれを具現化してものですね…) “外邪”の感覚からすれば、見えない情報もまさに“外邪”に含まれるはずで、伝聞の情報とDNAの情報が同じ位相で扱えてしまいます。

 

そう考え直して眺め直してみると、昔の人の感じた“外邪”とは、人間の「からだ」で無制限にコピーされて、拡がっていく情報そのものなのかもしれません…

 

 

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