イメージ方①に動きを乗せてみる
イメージ方①の応用2…【肩コリをゆるめる方法シリーズ】



イメージ方①では、頭の中でイメージを操作するだけでした。この応用編2ではイメージ操作に合わせ身体を微妙に動かしてみると言うことをやってみましょう。

具体例を上げておきます。上げてない部分はやりながら考えてみて下さい。

2)膝立ちをして背筋を真っ直ぐに伸ばします。(→足・膝でバランスをとらないと)

→このイメージ操作では、足首や膝でバランスをとるクセを封印して上半身でバランスとる方向へ誘導してます。この誘導に従って頭の位置を微妙に動かしたり、胸を軽く起こしてみたりしてみましょう。


7)感じた腕の重さを胴体の真横にまわすイメージ描きます。(→【肩すぼめ】をゆるめる)

→この場合は閉じた胸を開く方向に誘導しています。イメージの動きに合わせて軽く胸を開いてみましょう。


10)音を全身の肌で聴くイメージで360度の音を全て万遍なく丁寧に聴きます(→私達はいつも【前のめ】っている)

→【視覚王国】イメージから、逃れて【前のめり】イメージを解除していくのが目的です。背中の方向からくる聴覚情報に従って軽く後ろへ重心を移してみましょう。



ポイントは、
微妙に軽く動くことです
です。
イメージが誘導する動きを上回ってはいけません
主体はイメージです。意識が動くことに捕らわれてしまい、イメージの動きが置いてきぼりになってしまわないようにしましょう。



さて、ここまでやってくると、疑問が湧いてきます。
「自分で動いちゃったら普通の運動と区別がなくなっちゃうではないの?」
そうです。普通の体操とイメージを操作する方法の間にはもともと完全な区別はないのです。

試しに
後頭部を両手で包むように軽く押さえて、頭は動かさないで視線だけ右に向けたり左に向けたりしてみて下さい。後頭部の筋肉が合わせてピクッと動くのがわかると思います。

次に
手はそのままで、目を閉じて、イメージの中で、右を見たり左を見たりして下さい。目を開けて行った時と同じような筋肉の動きが感じられると思います。

そうです。私達の身体はイメージに合わせて動いてしまうものなのです。一見、動いていないように見えてもイメージするだけで筋肉は動こうとしてしまうのです。そして微妙な動きになればなるほどイメージが筋肉を動かしているのか、筋肉がイメージを動かしているのか境界はぼやけて曖昧になっていきます。

そういう訳で、体操はイメージ操作に、イメージ操作は、体操へと互いに近づいてくるのです。

イメージの動き
↓ ↑
身体の動き


となります。


まとめます。
《イメージ方①に動きを乗せてみる》ということは、結局、イメージを動かすと勝手に動く筋肉の動きを少し強調してみるということです。
この強調が、身体イメージをさらに変え、また勝手に筋肉が動いて身体イメージをさらに変えていくという好循環を生み出します。この好循環を誘導するために微かな動きを誘い水のように使うのです。
(→メモ:私達の「からだ」はいつもくるくると回っている(好循環と悪循環))




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