鬼滅の刃 全文 | miyavi9999のブログ

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竈門炭治郎 立志編(1- 6巻)

兄妹の絆(1巻 ー 2巻)
時は大正。主人公・竈門炭治郎は亡き父親の跡を継ぎ、炭焼きをして家族の暮らしを支えていた。炭治郎が家を空けたある日、家族はに惨殺され、唯一生き残った妹・竈門禰󠄀豆子も鬼と化してしまう。禰󠄀豆子に襲われかけた炭治郎を救ったのは冨岡義勇と名乗る剣士だった。義勇は禰󠄀豆子を「退治」しようとするが、兄妹の絆が確かに残っていることに気付き剣を収める。
義勇の導きで「育手」鱗滝左近次の元を訪れた炭治郎は、禰󠄀豆子を人間に戻す方法を求め、鬼を追うため剣術の修行に身を費やす。かつて鬼との戦いで命を落とした鱗滝の弟子・錆兎真菰の亡霊との稽古で成長を遂げた炭治郎は、2年後に命を賭けた最終関門である選別試験で彼らの仇である手鬼を倒し、「鬼殺隊」に入隊する。
浅草編:鬼舞辻󠄀無惨との邂逅(2巻 ー 3巻)
初仕事である沼鬼の討伐を完了し、次の仕事で浅草へ向かった炭治郎は、禰󠄀豆子が鬼になったときと同じ匂いを感じ取り、それをたどって鬼たちの祖である鬼舞辻󠄀無惨と接触する。無惨は人間に化けており、通りすがりの人を鬼化させ逃れ、炭治郎は手出しできなかった。
その後、鬼でありながら無惨を殺そうと考える珠世愈史郎に出会うが、無惨もまた刺客を差し向け、戦いとなる。これを退けた炭治郎は、珠世と協力関係を結び、無惨に近しい鬼の血液を採取するという新たな目的を持つ。
鼓屋敷編:仲間との出会い(3巻 ー 4巻)
炭治郎は、同期の鬼殺隊剣士・我妻善逸と再会する。新たな指令を受け、醜態を晒す善逸を半ば強引に引き連れて行くが、屋敷では「稀血」の少年を巡り鬼同士が殺し合うという混戦状態となっていた。さらに、新たな鬼殺隊剣士・嘴平伊之助も乱入。善逸、伊之助がともに鬼を仕留め、炭治郎も元・十二鬼月である響凱を倒す。
那田蜘蛛山編:蜘蛛の鬼(4- 6巻)
一時の休息の後、炭治郎たち3人は那田蜘蛛山での戦いへ応援を命ぜられる。だが、先遣隊は蜘蛛の能力を使う鬼の一家を前に全滅寸前であった。鬼の強襲で剣士たちは散り散りに分断される。炭治郎は十二鬼月・と対峙し、その圧倒的な強さの前に追いつめられるが、父から伝承した「ヒノカミ神楽」と禰󠄀豆子の血鬼術で逆襲に転ずる。しかし累に間一髪で回避され、善逸・伊之助もそれぞれ命の危機に見舞われる。彼らを救ったのは、鬼殺隊最高戦力である「柱」・冨岡と胡蝶しのぶだった。
柱合会議・蝶屋敷編:機能回復訓練(6巻 ー 7巻)
那田蜘蛛山の戦いの終結後、炭治郎と禰󠄀豆子は処遇を巡って「柱合裁判」にかけられる。「柱」たちの厳しい追及を受ける竈門兄妹だったが、禰󠄀豆子が血への欲望と怒りに耐えきったことで、鬼殺隊当主・産屋敷耀哉の元、在籍を認められる。
その後、先の戦いで重傷を負った炭治郎らは、胡蝶しのぶが所有する「蝶屋敷」で治療を受ける。屋敷にはその素質が認められ、「継子」に選ばれた同期の女剣士・栗花落カナヲがいた。治療は順調に進むが、機能回復訓練においてカナヲとの実力差を見せつけられ、炭治郎らは落ち込む。炭治郎は胡蝶の過去を聞き、決意も新たに「全集中・常中」の会得を目指す。
一方、「下弦の伍」が倒されたことに業を煮やした無惨は、下弦の鬼四体を役立たずと粛清し、最後の下弦「下壱」を強化して、炭治郎への追手に放つ。

無限列車編(7- 8巻)

詳細は「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を参照

炭治郎たちは、ヒノカミ神楽の手掛かりを求め、炎柱・煉󠄁獄杏寿郎を訪ねて無限列車に乗り込む。杏寿郎とは会えたもののヒノカミ神楽の情報は得られず、しかも列車は鬼絡みの事件の渦中にあるという。3人と杏寿郎は、「下弦の壱」眠り鬼・魘夢の術に嵌り、夢の中に閉じ込められる。何とか覚醒に成功し、乗客を守りつつ、魘夢を倒す。

だが直後に現れた「上弦の参」猗窩座との戦いで、杏寿郎が殉職する。死に際に杏寿郎は炭治郎と禰󠄀豆子を認め、また猗窩座は炭治郎を標的視するようになる。

遊郭編(8- 11巻)

無限列車の事件から四か月後、音柱・宇髄天元の嫁が、遊郭吉原」への潜入捜査中に消息を絶つ。天元は救出のために隊を組み、炭治郎・善逸・伊之助を女装させて潜入させる。炭治郎は「上弦の陸」堕姫と対峙し、潜入調査は一転して上弦の討伐任務となる。堕姫との実力差と自分に合わない水の呼吸・ヒノカミ神楽の技に、苦戦を強いられる。天元たちが合流し、なんとか堕姫の頸を落としたものの、死なないばかりかその体内からもう一匹の鬼・妓夫太郎が現れる。「上弦の陸」の正体はお互いの命を共有する兄妹鬼だった。毒を操る妓夫太郎と堕姫の連携攻撃に、全滅必至の負傷を負わされた剣士たちだったが、限界を超えた闘志でこれを打ち破る。

鬼殺隊にとって百年ぶりの上弦の鬼の打倒に、病身の耀哉は歓喜する。無惨は上弦の五鬼を集め、次の作戦を指示する。

刀鍛冶の里編(12- 15巻)

幾度の強敵との戦いの度に刀を折ってくる炭治郎に、刀鍛冶鋼鐵塚蛍は堪忍袋の緒が切れ刀を作らないと宣告する。鋼鐵塚に直談判するため炭治郎は秘匿されている刀鍛冶の里に足を延ばす。そこでたびたび夢に出てくる「耳飾りの剣士」についての足跡に触れる。 また、炭治郎は里を訪れていた恋柱・甘露寺蜜璃と霞柱・時透無一郎の二人の柱と、最後の同期にして風柱の弟である不死川玄弥と再会を果たす。

平穏だった刀鍛冶の里だが、無惨の命を受けて「上弦の伍」玉壺と「上弦の肆」半天狗が襲撃してくる。玉壺は刀鍛冶を狙い、半天狗は剣士を襲う。無一郎は玉壺の血鬼術に苦戦し、死を覚悟するも自身の過去を思い出し、激闘の末に玉壺を撃破。炭治郎は分身を使う半天狗と対戦し、玄弥や甘露寺、禰󠄀豆子との協力で勝利する。

この戦いのさなか、禰󠄀豆子は太陽を克服する。それを知るや無惨は歓喜し、標的を「青い彼岸花」から「禰󠄀豆子」に変える。彼女を食らうことで、自らも太陽を克服するというのである。無惨は鬼たちを退き、禰󠄀豆子を巡る総力戦へと備える。

柱稽古編(15巻 ー 16巻)

刀鍛冶の里での戦い後、それまで多かった鬼の出現数は激減する。やがて開かれた柱合会議にで、おそらく鬼たちは禰󠄀豆子を狙うために本拠地に集結していること、かつて無惨をあと一歩のところまで追い詰めた剣士たちには、ことごとく鬼の文様に似た「痣」が現れていたと産屋敷耀哉の妻・産屋敷あまねは語る。無一郎は、自分の体験から「痣」を出す条件を具体的に把握していた。これを受け岩柱・悲鳴嶼行冥は、全ての柱を動員した合同強化訓練「柱稽古」を提案する。隊員たちは能力の強化を、柱たちは「痣」の発現をそれぞれ目指す。

しかし、水柱である義勇だけは、稽古に参加する姿勢を見せない。他の柱との溝が深まる中、病床の耀哉は炭治郎に、彼の本心を聞き出すように頼む。炭治郎の説得の末に義勇は、錆兎が自分の同期の剣士であったこと、彼は自分を守るために戦って死んだこと、そして自分はその経験から自分は鬼殺隊の一員であると思えないと語る。しかし炭治郎の何気ない一言から、義勇は錆兎の言葉を思い出し、自分の過去と向き合い稽古に参加することを決意する。

怪我が全快した炭治郎は、仲間たちと共に7人の柱との稽古に励み、来たるべき決戦に備えていく。しかしそんな彼らにも、鬼の探索の手が迫ってきていた。

無限城編(16- 23巻)

無惨は産屋敷邸を突き止め、耀哉の命を奪うべく、深夜に来訪する。死病を気力で生き永らえていた耀哉は、自らを罠にして屋敷を爆破。未知の血鬼術を持つ伏兵の支援のもと、珠世が無惨に「鬼を人間に戻す薬」を吸収させる。さらに悲鳴嶼が追い打ちをかけるも、無惨は絶命しない。お館様の緊急事態に、炭治郎や柱たちも続々と集結し、弱体化中の無惨へと総攻撃を仕掛ける。夜明けまでの持久戦に持ち込めるかという状況で、鳴女によって鬼殺隊全員が無限城へと落とされ、鬼殺隊と鬼たちの総力戦が始まる。鬼殺隊は禰󠄀豆子を隠し、愈史郎が通信網を張り、お館様を継承した産屋敷輝利哉が指揮を取る。無惨は戦いを鬼たちに任せ、肉繭に籠り解毒を試みる。

vs新上弦の陸・獪岳(17巻)
善逸は兄弟子の獪岳に遭遇、獪岳は鬼に堕ちていた。互いに罵詈雑言を浴びせあう中、善逸は獪岳の雷の呼吸と血鬼術が混ざった攻撃を受けてしまうが、致命傷にならず、善逸は意を決し、独自の「漆ノ型」で獪岳を滅す。
vs上弦の参・猗窩座(17巻 ー 18巻)
炭治郎の気配を感じ取った猗窩座が出向いてくる。猗窩座は炭治郎の成長と義勇の強さを絶賛し、さらに杏寿郎を「あの夜死んでよかった(=お蔭で炭治郎が成長した)」と侮辱する。義勇は痣を覚醒させ、炭治郎はヒノカミ神楽を発展させた殺意を気取らせない技により、猗窩座の頸を刎ねる。それでもなお、猗窩座は斬首すら克服して戦闘を続行しようと喰らいつくも、人間時代の記憶を完全に取り戻し、己の虚無を理解して自害を選ぶ。
vs上弦の弐・童磨(16巻 ー 19巻)
しのぶは姉の仇である童磨に遭遇した。しのぶは童磨を倒すため次々と毒の刃を突き立てていくが、童磨は意に介しない。しのぶが死力を尽くした攻撃も童磨には効かず、命がけの状況にもかかわらずさらに突き攻撃を行い、童磨の目の前で敗死してカナヲの目の前で吸収される。
カナヲと童磨はそのまま戦闘にもつれ込むが、その最中に伊之助が乱入する。伊之助の素顔を見た童磨は、記憶から「伊之助にそっくりな女性」を思い出し、それが伊之助の母親であると断定する。童磨は伊之助の母も殺していたのである。カナヲと伊之助は、仇への憎悪に燃える。殉職したしのぶが自身の肉体を珠世の毒で染めていたことで童磨の肉体は突然崩壊し始め、カナヲと伊之助は童磨を斬首し、撃破。
vs上弦の壱・黒死牟(19- 21巻)
最強の十二鬼月にして「月の呼吸」の使い手である黒死牟との戦い。鳴女の術で、鬼殺隊は分断される。黒死牟の部屋に、無一郎、玄弥、実弥が次々送られ、黒死牟が振るう「月の呼吸」の剣技は、彼らをたやすく一蹴する。絶体絶命の危機に悲鳴嶼が乱入し、「上弦の壱」対「鬼殺隊最強」の幕が切って落とされる。しかし、無一郎、玄弥は月の呼吸の技を回避できずに致命傷による失血死のリスクを負いながら戦う事態になる。玄弥以外は命を代償に痣を発現させるもなお力およばず、満身創痍の鬼殺隊は41で黒死牟に挑む。玄弥の血鬼術で身動きを止め、柱三人の痣・透き通る世界・赫刀の総攻撃により、黒死牟を斬首。しかし、復活して首が弱点でなくなる強化体に黒死牟は変化しようとするが、実弥の刀身に映った自身の姿を見て唖然とし、そのまま肉体が復活する前に悲鳴嶼、実弥の猛攻撃、および無一郎の赫刀の跡によって消滅する。最終的に無一郎と玄弥が死亡する。
継国縁壱(幕間)
「日の呼吸の剣士」継国縁壱のエピソード。竈門炭治郎の血の記憶に刻まれ、黒死牟と鬼舞辻󠄀無惨が回想する。縁壱は無惨と邂逅するも仕留め損ね、縁壱を恐れた無惨は姿をくらます。縁壱はかつて鬼から助けた竈門炭吉のもとへ向かう。数十年後、老いた縁壱は鬼になった兄と再会し、最後の戦闘が始まったが、最後の技を使う寸前に寿命尽きて生涯を終え、侮辱を感じた黒死牟は縁壱の遺体をその場で切断する。縁壱の呼吸と型は黒死牟と鬼舞辻󠄀無惨によって使い手が戦国時代に滅んだと思われていたが、竈門家で神楽として伝承されていた。
vs鬼舞辻󠄀無惨(21- 23巻)
隊士たちは無惨の肉繭を包囲するが、解毒を終えた無惨は彼らを喰い殺して恢復を果たし、鬼狩りの全滅を宣言する。炭治郎と義勇は無惨と戦うも、無惨は圧倒的に強かった。しかし愈史郎が鳴女を攻略したことで、無限城は崩壊し、鬼殺隊と無惨は地上に排出される。夜明けまであと1時間。
無惨は炭治郎に血を注入し、毒殺しようとする。剣士たちが無惨と戦っている間に、死に瀕した炭治郎は血の記憶から継国縁壱と日の呼吸の型を夢に見て、起き上がり再び戦いを挑む。また珠世が薬に隠していた複数の効果が、無惨をじわじわ蝕む。無惨の逃走を封じ、ついに朝日が無惨を焼き、炭治郎と義勇が無惨にとどめを刺す。戦死者多数、誰もが満身創痍の激闘であった。
だが無惨は死の間際に、残る力の全てと己の想いを注ぎ込んで炭治郎を鬼の王に変える。鬼の王として覚醒した炭治郎は日光を容易に克服して剣士たちを攻撃するも、鬼の王は最初に鬼への耐性がある禰󠄀豆子に噛みつき、さらにカナヲによってしのぶがすでに完成させていた「鬼を人間に戻す薬」を打ち込まれる。炭治郎の中では、無惨の血と薬がせめぎ合い、最終的に炭治郎は人間として目を覚ます。無惨と鬼たちは滅び、鬼殺隊は活動を終え、炭治郎と禰󠄀豆子は家に帰る。
鬼のいない世界(最終話)
時は流れて現代・東京での、鬼殺隊の末裔の物語。