前回の「子育て通信74」は、「偏見を持たない子に育てるには、大人が偏見に気づき、それを修正する姿をこどもに見せることが大事」「そのときのこどもとのコミュニケーションは」という内容でした。
今回は、おとなが偏見に気づくためには、どんな視点が必要かをお話しします。
大人自身が偏見に気づき、それを修正する姿を子どもに見せることが大事とのことでした。どうすれば、偏見に気づけますか?
人に対してなんらかの感情を持つとき、感情の前には「思考パターン」があります。
例えば、クラスに声の大きな男の子がいて、お子さんがその子を怖がっていたとします。そこには、「声の大きい男の子は乱暴」という思考パターンがあると考えられます。
その思考パターンに根拠がなく、相手をマイナス評価すると、それが「偏見」になります。偏見に気づいたら、その思考パターンを持ち替えます。「声の大きい子が、みんな乱暴なわけじゃない。その子は、やさしい子かもしれない」と。それが偏見の修正です。
人に対してマイナスの感情(嫌悪、怒り、ねたみなど)を持ったとき、立ち止まって、そこにある思考パターンを考えることで、偏見に気づき、それを修正することができます。
◆偏見につながる思考パターンを知っておくと、偏見に気づきやすくなります。
① ステレオタイプ思考
集団の一部を見て、集団全体がそうだと思う考え方。
【例】 マナーの悪い外国人観光客の動画を見て、「外国人の入国反対!」と言う
② 「違い」を「個性」ではなく「いい・悪い」で見る 【例】 休憩時間にひとりでいる子を、「あの子、ネクラだね」と悪口を言う
③ 「好き嫌い」を「感性」ではなく「いい・悪い」で見る
嫌いな人は、感性が合わないだけで悪い人ではありません。その人を嫌いな自分も悪くないし、嫌いなままで構いません。
【例】 嫌いな人の悪口を言いふらす/その人を好きになれない自分を責める
④ 人生を「勝ち負け」で見る
どんな人生を送りたいかは人によって違います。ということは、人生に勝ち負けはありません。勝ち負けの基準も存在しません。
【例】 正社員の就職が決まれば、勝ち/年収1000万円あれば、勝ち
◆こういった思考パターンは、もともとは、人類が自分の身を守り生き抜くために身につけたものと考えられています。ですから、持ってはいけない考え方ではありません。
ただそれが差別につながるようだと、「偏見」になります。こういった思考パターンをなくそうとするのではなく、偏見にならないように思考パターンを持ち替えるのが、「気づいて修正する」プロセスになります。
(「子育て通信75」完)
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