国際学会IMCAS Asia2022 in Bangkokへ〜その1〜 | 美容外科開業医の独り言

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先週後半は国際学会のIMCAS Asiaに参加してきました(バンコクにて開催)。リアルな開催は3年ぶり。

久々に国際線に乗りました。

 

International Master Course on Aging Science、略してIMCAS。パリを本拠地とする学会ですが、欧米の学会は遠すぎて2〜3年に1回程度と決めているので、コロナ前は毎年参加するのを楽しみにしていました。

欧米とアジアは顔立ちも肌の色も、そしてフォーカスする治療も全く異なります。以前は欧米の治療を単に導入するだけだったアジアの医師達は既にそれを脱して、アジア発の治療法などを欧米と討論していく時代となっています。アジアだからこその治療と欧米の最先端とを上手く組み合わせながら吸収して自らのレベルを上げるために、最近はIMCASでアジアの有名どころの先生方が集います。そんな空気を吸うためにも、勇んで参加しました。

ただ、アジアでは主役となる台湾の防疫体制が厳しくて、台湾勢の参加はごく少数だったのが残念ではありました。

 

今回もFaculty、講演者として参加です。事務局からは3つの講演と1つの座長を依頼されていました。英語が苦手な私でも、一応日本代表の年長者として何とか任務を遂行しなくてはならないわけです。

 

学会前夜、まずは蟹カレーの有名店、Somboonへ。

ガイドブックにも載っているお店ですが、バンコクに行くと毎回食べないと気が済まないのがこのプーパッポンカリー。

 

さて、学会初日。

学会は大盛況。今回は1983名の参加だったそうです。

 

午前は少し聴講して、そのあとは友人のDr. Wichaiのクリニックを訪問。当院にも導入した新型たるみ治療機器Sofwaveについての情報収集。彼は今現在、アジアのユーザーで症例数や治療報告などトップドクター。実は私が2年ほど前に試験使用したときに、設定などで色々メールで相談し合っていました。彼の方が本格導入してからは、最高の結果が出るから早く買えと言われ、色々教えてくれるという事で今回訪問したのです。同行したのはこの会社の創業者と社長。創業者は伝説のSimon Eckhouse。フォトフェイシャルの開発者で起業者です。久々にお目にかかりましたが、変わらず紳士的でパワフル。

 

Dr. WichaiにはSofwaveの照射方法を細かく教えて貰い、その後も会場で会ったときに具体的な事を相談。特に問題となる痛みの回避方法について、面白い話を幾つか伺ったので治療方法が固まりました。まずはテストをしますが、できるだけ早いうちに治療を開始します。

 

ランチをする暇もなく、会場に舞い戻りSkin tighteningのセッションで最初の講演。

たるみ治療における口腔内照射スムースリフトについて、各種実験データを元に機序と効果について説明させて頂きました。その後に続く演者を集めてのディスカッションタイムも(Wichaiと一緒)。ただ、座長は古くからの知り合いDr. Oeiria(日本語も少し出来る)とDr. Prager(いつも紳士的なドイツ人)だったので、和気あいあいと進んで、まあま言いたいことが言えました。ただ、Dr. Wichaiの発表したSofwaveの質疑が当然のごとく盛り上がり、途中から私も巻き込まれ比較や様々な意見(なぜか私はレーザーオタクとして知られています)を求められ、頭はフル回転。どっと疲れました。

そして夜はSofwave社のfamily dinnerへ参加。

あらおクリニックの荒尾直樹先生、湘南美容外科の西川礼華先生と。最近移転して頑張っている荒尾先生と、語学堪能で海外講演もばっちりのホープ西川先生とともに楽しいディナーでした。

 

まあだいたい、飲んだら徐々に盛り上がり賑やかになるのはどの国も同じかも。知り合いを見つけては喋って、飲む。

香港のDr. Ho、タイのDr. Rangsimaと。

 

飲んでます(Dr. Ho & Dr. Lim)。

 

その後はアジア人の集団で二次会へ、深夜まで。

とりあえず初日は終了。