韓国での美容皮膚科学会参加 | 美容外科開業医の独り言

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美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

週末は韓国で開催されたKorea Derma 2019に参加してきました。韓国最大の美容系皮膚科学会AKDの開催する初のインターナショナル学会です。2000名を超える医師が参加。アジアを中心に沢山の皮膚科医が参加したようです。

日本人の参加は殆どなく、その中で形成外科医というポジションは更に微妙でしたが、今回は本学会の学術責任者Geun-Soo Lee先生からの依頼で講演と座長を務めさせて頂きました。
大変名誉で有り難いことです。


発表は、この数年アジアで急速に普及しているピコ秒レーザーの新しい治療について。技術的な側面と臨床への応用を主にお話しさせて頂きました。好評だったようで一安心。


他の講演者と座長と。半分くらいは知り合いなのでお気楽でした。

そして座長を。

質疑応答の時間が5分のはずが、20分以上時間が余り、聴衆からの質問は少ししかないという、座長の力量が問われる大ピンチに。
座長はもう一人いたのですが、あまり英語が堪能ではないらしく、お任せしますと(いや、私も駄目なんですけど)。。。。
冷や汗かきながら、何とか場を盛り上げました。
まあ、もちろん演者のドクターの半分は知り合いなので、皆さんの助けを借りつつ、です。



学会場はすごい熱気。台湾、中国、タイ、マレーシア、ベトナムなどなど日本を除くアジア各国の医師で溢れていました。


夜は学会主催のガラディナー。


学会長は王様スタイルで登場。

各国の友人達と。


素晴らしい学会でした。韓国では最近英語を公用語とした学会が多くなりました。もちろん韓国人は日本と同様英語が得意とはいきませんが、同時通訳も用意したり、そして可能な限り英語を使ったりと、グローバル化に熱心です。日本はまだまだです。

そして今回の学会ではK-beautyを謳って、様々な注入手技、コンセプトを発表していました。その積極性、素晴らしいです。最近日本人は韓国で美容医療治療を受ける人が増えていますが、やはりこのような情報発信が大事なのかなと思います。
日本人医師は大半がやや古典的で、またテクニックのあまり要らない機器に頼りすぎの傾向があります。しかし素晴らしいコンセプトを持って治療している医師も沢山いますから、いっそのことJ-beautyと謳って日本を前面に押し出した仕事をしても良いのかもしれません。



さて、グルメも。
久々に韓国で焼き肉も食べました。