第２７回日本レーザー治療学会においてシンポジウムの講演でした。
シンポジウムは「しわ･たるみの治療戦略」ということで、座長は久保田潤一郎先生、演者は私以外にクロスクリニックの石川浩一先生、天神下皮膚科形成外科の加王文祥先生、グリーンウッドスキンクリニック立川の青木律先生、東海大学形成外科の河野太郎先生という、しわ･たるみに関する機器治療のトップランナーの先生方に囲まれての講演。私は機器治療における顔面の層を意識した使い分けと複合治療、長期結果について話をしました。
使っている機器は同じものも多かったのですが、皆さん講演内容の切り口が異なり、非常に勉強になりました。
学会終了後は、クロスクリニック見学。銀座に新しく本院を移転されたので、いつか訪問しようと思っていたのですが、なかなか機会がなく、今回院長の石川先生に学会でお目にかかるので、是非にとお願いをして、やっと見学することができました。
ドルチェアンドガッパーナのあるビル、銀座の一等地です。内装も素晴らしく凝っており、高級感溢れていました。当院の「医院」チックな内装とは大違いです。
院長の石川浩一先生は、同じ防衛医大出身で、昔からずっと面倒を見て頂いたドクターです。
そもそも私が学生時代に形成外科に興味を持ち、当時寮で向かいの部屋だった現順天堂大形成外科教授の水野先生と二人で医局に出入りしていた時に、研修医で形成外科にいらして色々とお世話になって以来、たぶん同窓では一番親しくさせて頂いている形成外科医です。美容外科業界でレーザー等非手術的な美容医療を先陣切ってはじめたドクターの一人であり、ほぼ同じ時期に同じ分野で競い合って学会活動などもしましたし、信頼をして色々な情報を交換するドクターの一人でもあります。
石川先生はメディアを軸にしている数少ない本物の形成外科医であり、いわゆるメディアでのみ著名な医師とは違います。私とは分野は同じでもアプローチ手段が異なるので、いつ話しても勉強になることが一杯です。
久々に二人で長時間色々な話をしました。美容医療の今後、新しい機器情報、そして嘘のない正しい美容医療の在り方など、なかなか他の医師とは話せない内容ばかりでしたが、楽しい時間を過ごしました。防衛医大同窓の絆はやっぱり強いです。