このところ講演が多く，準備に大忙しです。
月末には韓国での講演も控えており、その後は形成外科学会での発表も。春は学会シーズンでもあり、日頃の診療で得た知見を多くのドクターとシェアしていけたら良いなと思っています。
さて、セミナーでは美容医療機器の基礎と臨床について総論をお話しさせて頂きました。美容を始めたばかりの医師などを対象とした内容で、ビジネスではなく医療としていかに美容を実践していくか、その基礎となる機器治療の考え方について自分なりに得た経験をまとめて講演しました。
他にもパネルディスカッションでは他の先生方と共に、診療の進め方や今後の美容医療業界の流れなどを討論。非常に面白い内容となり、なかなか好評だったとのことで一安心。
今回のユーザーズミーティングでは，私が開発に関与させて頂いたシワ治療レーザー、イージスYAGについて大学の先生方から基礎的データと臨床データの御講演がありました。機器治療においてはどうしても患者主観による満足度のみで話しが進んでしまう傾向にあるので、今回のような客観的データや科学的根拠について深く検討した講演というのは非常に役に立ちました。
皮膚表面にダメージを与えずに，皮膚深部に対してしっかりとした熱作用を与えるイージスYAGは，現在当院では目の下を主とした治療をおこない、特に目尻の小じわや目の下の軽いたるみに有効な結果を得ています。
今回の女子医大青山女性医療研究所の田中志保先生の御講演では、ほうれい線のシワが短くなるとの客観的データも出ていましたので、益々その用途は広がっていくと考えています。
当院でも、今は頬全体の照射によって顔の引き締め効果がどれくらいあるか、テストをおこなっており、最終段階に入っています。頬全体が引き締まったように変化していく結果も出てきて、照射方法が決定すれば、いよいよ皆様に治療を提供できる日が来るのではないかと思います。
田中志保先生や今回基礎データを講演した順天堂大学形成外科の堀口雅敏先生は、来月開催されるアメリカレーザー医学会での発表も決定しています。本当は参加したかったのですが、さすがにアメリカとなると１週間休診にしなければいけません。ちょっと残念ですが、世界最高峰のこの学会で日本発のイージスYAGがどう評価されるのか、楽しみです。
さてさて、このユーザーズミーティング、今回面白い試みとして参加した医師のファッションチェックなるものがありました。プロスタイリストが選定して幾つかの賞を贈呈するものです。
ベストドレッサーは横浜の松井クリニックの松井潔先生。いつもお洒落な先生です。
その中でなぜか私もベストカラーアワードなるものに。
こんなものを頂きました。今までいくら講演しても、このようなものは滅多に頂く事はありません（笑）。
まあ普通のジャケットネクタイスタイルでしたので、沢山講演して貢献したからお情けだと思いますが、何となく嬉しいものです。