最新ピコ秒レーザーの学術モニター:入れ墨、しみ、肝斑、あざ、肌の張り・毛穴対象 | 美容外科開業医の独り言

美容外科開業医の独り言

美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

前回の続きです。
世界的に高名な台湾の美容皮膚科医Dr.Pengのクリニックを訪問し、新しいピコ秒レーザーPicosureの情報を得て、照射方法など実際に体験しました。
その後じっくりと使用法など詳細を伺いました。
Drと討論


ということで、現在世界で注目されている最新のレーザーPicosure施術の学術モニターを募集します。

PIcosureは皮膚・形成外科領域で初めピコ秒単位でのレーザー発振が可能となった機器で、主に入れ墨や肝斑、シミ、あざ、シワや毛穴の治療に用いられています。アメリカでは非常に評価が高く、昨年後半の学会ではこの機器の話題で持ちきりですので、美容関連でレーザーに興味がある医師であれば誰もが関心を寄せています。
従来のシミ取り、アザ取りレーザーであるQスイッチレーザー(ルビー、アレキサンドライト、ヤグ)の上位機種とされている新世代機です。
日本国内でも数台が稼働し始めたばかりですが、まだ本邦では学術的な評価はされておりません。
まず医学的にどれだけの効果があるのか判定をするために学術モニターを募集します。機器を正式に導入するわけではありませんので、あらかじめご了承ください。期間限定です。

機器は3月はじめより約1ヶ月間、当院に研究目的で貸し出されます。そのデータを持って学会で発表をします。よって治療費は頂く事はありません。

治療対象は
入れ墨(治療回数が大幅に減るとされています。これに関しては間違いなく効果が大きいでしょう。痛みもそれなりにあります。かさぶたも生じます。1~2回施術可能)
しみ(そばかす含む、形状がきっちりしたもの、典型的なものを対象とします。かさぶたが1週間生じます。色戻り、つまり炎症後色素沈着が生じにくいとされています。1回のみ施術)
肝斑(弱い出力での照射。従来のトーニングより切れが良いとされています。かさぶたは生じません。週1回x3)
茶色もしくは青いあざ(幼少期からあるものが対象ですが、ADMと言われる両頬の点状青あざも対象とします。1~2回施術)
肌の張りや毛穴の改善(低出力で実施。施術後半日ほどは赤みが生じますが、かさぶたは原則生じません。2回程度実施予定)
肌の張り、毛穴に関してはご応募多数にて締め切りました。
全ての症例で治療前と治療後1ヶ月のお写真を撮影します(アザの場合や必要によっては3ヶ月後も)。預かり金として3万円を頂きますが、施術後写真撮影後にお返しします。
写真はプライバシーを考慮し個人の特定できない状態とした上で、メーカー及び当院が肖像権所有となります。学会、医師向けに写真は使用・公開されます。

できるだけ沢山の症例を集めようと思っておりますが、日常診療の合間に実施となります。種別毎に人数制限を設けますので、ご了承ください。
ご希望の方は当院ホームページの無料メール相談フォームより、「Picosure希望」と記載頂き、応募ください。しみと肝斑、肌の張り・毛穴は当院受診歴のある患者様のみです。
お名前と受診歴のある方は診察券番号もお知らせ下さい。
メールでのやり取りをした後で正式にモニターとなるかどうかは決定となります。
治療は3月3日以降4月2日までの予定です。ある程度受診日の融通が利く方を優先します。
当院のモニター枠はいつもかなり早く埋まってしまいますので、その点もご了承ください。