早いもので３月、近年気温の変動が激しく、季節感がないと感じるのは私だけでしょうか。
例年ならのんびりする１月、２月も、今年は診療が混み合い、バタバタしておりました。ご予約が取れなかった患者様には申し訳なく思います。
さて、今週末は美容医療の傾向と今後の予測という趣旨で小さなセミナーでの講演を依頼されています。そんなことがきっちりと分かったら苦労はしませんが、自分なりの見解をお伝えできればいいなと思っています。
そのプレゼン作りのため、この１０年くらいの美容医療の動向をまとめてみましたが、見えてきたことが幾つかあります。週末にセミナーを受ける方への情報なので、あまり詳しくは書けませんが、大きなトレンドになった治療というのはやはり共通の特徴があります。
機器を使うものほど、医師の意向だけで短期に進んでいくものではなく、機器開発者の目指すものというのが結局はトレンドになっていきます。しかし、長期的には現場の動きや要望が反映されますので、今業界が、患者様が、何を欲しているのか、それが分かれば数年後のトレンドになる可能性は高いと考えられます。
そして今年のトレンドというのは、多くのドクターが言っているとおり、痩身です。
私自身はこれが絶対に主流になるとはまだ言い切れないなと思いますが、沢山の痩身用の機器が登場しているのは事実ですし、メーカーが様々な光、超音波、電気・高周波を用いて開発を進めているという情報も入っています。
ウルトラシェイプ新型、アクセントウルトラ（施術名はなぜかウルトラアクセント）、ゼルティック、ベラシェイプ、スムースシェイプ、フォトゲンシステム、サーマクールボディ、その他キャビテーション機器、EMS機器など、超音波、レーザー、高周波等の機器オンパレードです。
海外の著名なドクターのブログなどを拝読していると、実験的に機器を試用し、効果を得ている写真なども出てきて、本当かななんて思う反面、もう流れは止まらないのかなと思ったりもします。
そして当院でもいよいよ痩身治療を始めます。食事や運動などまで管理せず、もっとシンプルにリバウンドが少なく、ボディラインを形成する、ボディスタイリングともいうべき治療です。レーザー脱毛のように一般に浸透するのかどうかは見えない部分もありますが、痛みなく腫れなく、効果もあって費用も常識の範囲内というバランスの良い治療になればいいなと思います。詳細は後日。