本当に美しくするには | 美容外科開業医の独り言

美容外科開業医の独り言

美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

本当の美しさとは何でしょうか。この仕事をしていて時々考えます。すごく難しいテーマです。外見でしょうか?内面でしょうか?

もちろん、あり得ないほど綺麗な人(芸能関係だったりします)が患者様で来ることもありますが、こういう人は別格だと思います。自称「芸能人」とは全然違います。顔のパーツそれぞれが完璧で、さらにはバランスも問題ない、そんな人は滅多にいません。
失礼な言い方ですが、パーツそれぞれは全然良くなく、バランスもそれなり、でも美しいなって感じる人もいます。表情がすごく素晴らしく、内面からの美しさが顔に出ています。大抵「良い人」です。
逆に、それなりに美人と言えるパーツとバランスを備えた顔立ちなのに、綺麗だと思えない人もいます。表情が冴えなくて、眉間にしわがあったり、「笑顔」がないお顔です。
ある程度外見も必要だとは思いますが、内面の輝きがないと美しいと感じません。
時々顔立ちは素晴らしいのに、自分自身に自信がなく、美人になっていない人が来院します。そんな時は、ほんの僅かな施術で、見違えるほど美しくなることもあります。ポイントは自信のない部分をちょっと変化させてあげて、笑顔を取り戻してあげること、それに尽きるんです。本当に驚くほど綺麗になります。私の腕なんて大した事なくて、殆ど変わってないんじゃないの?と思うほどであっても、別人のように変わります。目の輝きや表情、うつむきがちで人の目を見ることができなかった人が、瞳を輝かせて笑顔でいる、そういう施術ができた時、美容外科って良いんじゃない??って自分でも思います。いつもそれだけのことができるにはまだまだ修行が足りませんが、内面に潜む気持ちを読み取る努力が、この仕事には重要です。