昨日阪神・糸井嘉男外野手(41)が今季限りで現役を引退することが分かった。



自身の進退について球団側と会談することが今月4日に明らかになっていて熟考を重ねた末、この日までに引退を球団側に申し入れた。
近日中に会見が開かれる。



 誰からも愛された「超人」がついにユニホームを脱ぐ。

プロ19年目の今季は2年ぶりに開幕スタメンに名を連ね、3月25日のヤクルト戦では本塁打を含む3安打と最高のスタートを切ったのだが

3、4月こそ打率・296、3本塁打、15打点と快音を響かせたが、5月からは失速。

8月10日に新型コロナウイルスに感染してしまい一時離脱してしまった。

同23日、ウエスタン・オリックス戦で実戦復帰を果たしたものの、依然1軍昇格は見送られている状態で、08年の1軍定着後では最少となる61試合の出場にとどまっていた。


そんな中、糸井が球団側に
「進退について話し合いたい」
と申し入れたことが今月4日に判明。
この日までに両者で会談の場を設け、話し合いの末、糸井選手は後進に道を譲る意向を固めた。
糸井選手は来季の去就問題が表面化した翌5日には自身のツイッターに
「しっかり話しまた、ご報告させてください。」
と投稿し、決断の時が近いことも示唆していた。
近く開かれる会見で、本人の口から現役引退を報告する。

残り10試合。
リーグ3位でのクライマックス・シリーズ(CS)進出を懸けた熱戦の最中だが、糸井選手も当然、戦力として勝利に貢献することをあきらめたわけではない。
自身の花道を日本一で飾るべく、いつ1軍から声がかかってもいいように、きっちりとコンディションだけは整えていく。