特急 サロンカーみずほ / 岡山駅にて
夜行客車特急を求めて
サロンカーなにわが九州乗り入れへ山陽本線を下って来る。
前回の サロンカーあさかぜ に続いて、今回も夜行列車として運転されるとのことで、ダイヤを気にしていたら。
広島はド深夜の1時過ぎのようで、翌土曜日は仕事なので、九州まで追っかけは断念せざるを得なくて。
と言うことで、5月16日から17日にかけて運転された、特急 サロンカーみずほを撮りに、岡山駅まで行ってきました。



この列車は自由に指定券を購入できる臨時特急ではなくて、あくまでも旅行会社が借り上げた団体列車。
当然、団体旅行へ参加すれば乗れるのですが、そこはプラチナチケットのサロンカーなにわなので、なかなか買えない人も多かったりする列車です。
昔はサロンカーなにわを使った臨時特急でも、国鉄のみどりの窓口で指定券が買えたものですが、その時代が懐かしかったりします。
その名はサロンカーみずほ
と言うことで、前回のサロンカーあさかぜにはヘッドマークが付いたことから、今回のサロンカーみずほにもヘッドマークが付くとの情報があったのですけど。



それを前提に柱抜きで流し撮りを敢行したら、あらら•••••••,機関車に みずほ のエンブレムはなし(笑)
4番ホームには寝台特急サンライズ出雲が停車していて、2番ホームから1番ホームへ入線して来る、特急サロンカーみずほ をまずは狙って。
柱抜きしたら 特急やくも の意匠で装飾された柱と••••••,との綿密な計画の中で、拍子抜けとなった流し撮りとなってしまいました(笑)
まぁ、それはそれで仕方ありません。




建築基準ではありませんが、走行する列車へのヘッドマークの装着は、その安全基準が満たされていなければならないので。
制作する予算の都合もあったのでしょう(爆)
それでもサロンカーなにわを使用した、貴重な臨時列車です ── 停車時間は3分ですが、しっかりと満喫しましょう。
EF65 + サロンカー 岡山で
私が岡山へ向かうにあたり家を出たのは20時25分、西広島を20時41分発の広島行きに乗って、21時25分発の新幹線さくらに乗車。



時間帯が時間帯なので、金曜日とはいえ自由席でも良いかな?と、西広島で往復とも購入して乗ったのですけど。
これがまたなかなかな乗車率で、ひょっとして座れないのかも•••••••,とも、ちょっと頭をよぎるほど。
福山、岡山と2駅の40分程度の時間ですが、やっぱり指定席を買うにこしたことはありません ── と、行きしには思ったのですけれど。
さて、サロンカーみずほ の牽引機、下関区のEF65-1132号機でした。



JR貨物では今年3月のダイヤ改正で、 EF65形電気機関車の定期運用が無くなったと、終焉を迎えつつある国鉄型車両の退役に、寂しさを感じておられた方々も多いのですけれど。
そもそも広島エリアでは、 JR貨物の国鉄機など姿を現すことは無いので、そんな話題を聞いて思いを馳せるぐらいしか無いのですが。
現れるEF65形はJR西日本の所有機ばかりなので、レール輸送などでたまに見かける1132号機は、ある意味お馴染み感のある機関車だったりします。
とは言え、サロンカーなにわの去就も話題に上る昨今、客車列車を牽引するEF65形もいつか、思い出の彼方へと旅立つのでしょう。



見送り そして帰路
さて発車ですが、予定よりやや長い停車時間だったようでしたが、長い汽笛を鳴らすことも無く、静に発車して行きました。
ふと見ると、暗闇の中に遅れていた寝台特急サンライズ瀬戸が、信号待ちで停車していたので、ムリヤリ感満載で1枚に納めてみました。
山陽本線と瀬戸大橋線なので、信号が干渉することは無いはずですが、停車時間が少し長かったのは、他に要因があったのでしょう。
国鉄ジョイフルトレイン最後の1 編成であり、JR路線上を営業運転する唯一の14系客車でもありますが、この上品な国鉄型客車列車が末永く、少しでも長くその姿を見せてくれると嬉しい限りなのですけれど。
特急サロンカーみずほ(9365レ)は、大阪 19時32分発 → 岡山 22時34着 22時37分発で、遅れていたサンライズの発車も見届けてから新幹線ホームへ上がって。
結局、1本前の22時51分発 広島行き のぞみ81号へ乗れて、広島駅を23時44分発の五日市行きに乗れたんですよねぇ。
ちなみにサロンカーみずほ ですが、広島1時2分着 1時4分発のダイヤ設定でしたが、予定通りの定時運行だったようで、私の家の前を1時13分に。
熊本へ通過して行く音•••••••, 姿は見ていないのですけれど、懐かしい14系客車の独特なサウンドを奏でながら、走り抜けて行きました。