ミレニアム8.6事前警備 | 安芸もみじ ─ Photographs, Historys, Railways,-JAPAN┃広島

ミレニアム8.6事前警備

─この記事は ジオシティーズ″つばさワールド″ から転載したものです─
被爆2世が語る平和記念日と世界史シリーズ

一昨日そして昨日は、のんびり観光案内でしたが、いよいよ今日からは「平和公園警備本部」「広島県警警備本部」が設立され、本格的に保安体制が敷かれる。

公園管理職員の警備部門担当官が、警備隊長を勤められ、公園常駐、公園増員、式典事前の3つの班を統括される。

ぼくは式典事前の日勤担当で、数名の隊員を与かる。

夜勤は競輪場隊長が夜勤隊員を与かられ、24時間体制にて県警と共同で厳戒警備を行う。

午前中、県警の警備本部の方が、ご挨拶に来られた。

「責任者の方は?」と言われて、少々緊張気味に「わたしです」と答える。

何かこのセリフを言った瞬間、いよいよ始まったという実感が、体中を突き抜けたる。

原爆ドームや慰霊碑をはじめとする約60コの"碑"や"モニュメント"が、広大な公園内に点在する。

そのうち、もっとも厳重体制をしいているのが、国旗掲揚台、原爆の子の像、韓国人犠牲者慰霊塔、原爆ドームである。

詳細は機密事項なので、これ以上は述べる事ができませんが、急にピンッと緊張の糸が張り、いよいよホントに本番を迎えたと、否応なしに思い知らされる。

振り続けた雨も、夕方にはやみ、明日からは暑くなるだろう。

平和公園は、世界平和:侵略放棄:核廃絶:人権保護:民主差別廃絶などの、真の平和を世界に発信する聖地である。

いかなるテロや不当妨害行為は、断固として許さない。

それが平和公園任務に従事する者の、義務であり、責任であり、当然の行為である。

憲法集会ひろしまで唱えた正義を、今回は実践として勤務したい。 

2000/8/3(Thu)
【アメブロの初記事は2007年3月30日です】




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