21世紀初の8.6 前日のできごと | 安芸もみじ ─ Photographs, Historys, Railways,-JAPAN┃広島

21世紀初の8.6 前日のできごと

(ーーこの記事は ジオシティーズ″つばさワールド″ から転載したものですーー)
被爆2世が語る平和記念日と世界史シリーズ

朝からやめてくれぇぇぇぇぇ~。

平和の時計塔にて、刃物を振り回す男。

即刻県警に取り押さえられたけど…。

何か長くもめてたし?

それと、宗教の持ち込み禁止の公園内。

そこへ毎年の如く金色の仏像を慰霊塔に飾る、白装束の謎のおばあさん。

慰霊碑を拝めば、必然的に仏像も拝むことになってしまう。

即刻、撤去を勧告するが、何だかんだとヘリクツを並べて、一向に撤去に応じない。

まぁぼくも日本人だし気持ちが分からない訳ではないのだけれど、ここは世界の平和の拠点。

キリスト教やイスラム教 他などなど、日本国内だけでなく、この日に合わせて世界中から慰霊に広島を訪問される。

だからこそ、平和公園には宗教の持ち込みを禁止しているのだ。

仏像が置いてあると、他宗教の方から苦情が来る。

わざわざ慰霊をするために日本へ来たのに、慰霊碑を拝礼することができないと…。

広島の平和公園の存在意義。

それは、「国家、民族、宗教を超えて、真の平和を築くために。
そして人類が歩んだ、戦争という長い長い歴史を反省し、共に尊重しあって未来を築くために。
人類史上初の核兵器を使用されたこの地を誓いの場とする」。

長崎の平和公園と、広島の平和公園では、正式名称は異なる 。

広島平和記念公園 
長崎平和祈念公園

広島の平和公園の名前に「記念」と入るのは、ここが決して平和の発祥地だからではない。

いつしかやってくるであろう、平和な世界を記念する願いを込めて付けられたものである。

刃物を振り回したり、特定の宗教の象徴を、決して持ち込まないで欲しい。

そして今年も、平和記念式典… 無事平和のうちに終わりたいものだわ。


2001/8/5(Sun)
【アメブロの初記事は2007年3月30日です】




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