381系 特急やくも XXIX / ありがとう緑やくも | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

381系 特急やくも XXIX / ありがとう緑やくも


岡山駅へ特急やくも16号として到着し、転線して特急やくも17号となって、2番ホームで発車を待つ381系です。

ゴールデンウィーク中は、″緑やくも″に″ゆったりやくも″の増結が行われて、2・3・16・17号へ固定で運用されていました。

キハ181系時代は食堂車も連結して堂々の11両編成で営業運転を行い、電車化されて以降は最大9両編成で運転されました。

晩年そして現在は4両組成を基本とし多客期には増結編成の3両が連結され、7両編成での運転が定番化しています。




最近の動向としては、4月13日にG-01編成・J-03編成・H-02編成が先陣を切って廃車車回送されました。

続く4月24日にはF-02編成が廃車となり、ゴールデンウィークの多客期を超えて5月11日に、J-04編成が廃車となりました。

解体作業は後藤車両所と西出雲基地とで実施されるらしいですが、5月23日にはJ-01編成、そして6月3日にはF-01編成が廃車となったようです。

アルファベットのJが付くのは増結用編成を表し、稼動しているかどうかは別としてJ-02・05・06の3編成がまだ籍を残しています。




Fの符号が付く編成はパノラマグリーン車を有する編成で、スーパーやくも復刻カラーはF-02編成でしたが、既に全車廃車となっています。

Gの符号が付く編成は、検査や故障などの理由でパノラマ編成の代走用編成でしたが、多客期には単独での運転もこなした、1本のみ存在した編成でした。

Hの符号が付く編成は、編成と言うよりは動力車の予備ユニットで、H-01とH-02の2ユニットが車両故障対策で用意されていました。

ちなみにH-02ユニットは廃車となりましたが、H-01ユニットは4両編成だったE-05編成へ組み込まれて6両を組成し、現在 復刻 国鉄特急色で運用に就いています。




現役の381系電車も9編成35両のみとなってしまいましたが、1973(昭和48)年~1982(昭和57)年に川崎重工業・日立製作所・近畿車輛で277両が製造された少数形式。

 定期運用から引退するまであと8日と迫った今、13%の車両が現役である数字は、ある意味脅威です。

使わざるを得なかったと言う事情もあるのですが、それだけJR西日本が大切に使ったと言う証しでもある、最後の定期運用を持っ国鉄形特急電車の誉れと言って良いかも知れません。

そしてこちらも経費の事情があるものの、国鉄特急の勲章としてヘッドマークに、エル特急の証である″″を最後まで、掲出して走るその姿に最大の敬意を払いたく思います。





さて、 今回の写真ですが、緑やくもとゆったりやくもの連結面は、しっかり撮っておきたいところでした。

停車ホームが変更となった快速マリンライナーの、グリーン車とも合わせて撮っておきたかったのも撮れましたが、暗くてちょっとブレてしまったものの、DE10-1151号機との国鉄形車両の共演はサプライズでした。

出雲市へ向けて発車して行く後ろ姿に、アンパンマン列車の特急しおかぜの入線は、ちょうど好いタイミングでの離合となってくれました。

そうそう最後になんですが、緑やくもはE-03編成なんですよ。




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