381系 特急やくも XXVII / 業界全体の追い風に
岡山駅で転線する、特急やくも16 → 17号です。
ゴールデンウィーク中は、″緑やくも″に″ゆったりやくも″の増結が行われて、2・3・16・17号へ固定で運用されていました。
さて、話題を順番にこなして行くので、少しネタに乗るには遅いタイミングとなってしまったのですけれど、私もやっぱり1度乗っておこうかと思い。
まぁ正直、乗っておこうかと言うよりは、乗っておきたいが正しいのですけれど。
世の中カスハラなる行為に遭ったり目撃されたりした人も多いでしょうが、そもそもカスハラと言うことばを知らない人も多いようです。
ハラスメントと言う価値観やことばが1番最初に日本で根付いたのは、セクシャルハラスメント = セクハラでした。
ハラスメントは加害者と被害者と第三者の価値観の相違から生まれるので、このセクハラが日本で言われ始めた当時は、どこまでが恋愛でどこからがセクハラなのか、ずいぶんと分からないままな状態が続きました。
これは″社会通念上″″客観的″に考えてと言うこととなるので、文章などによる線引きよりも感覚的な″常識″を共有するしかありません。
しかしハラスメントと言う価値観が言われ始めてもう数十年経つものの、未だにセクハラが無くなることはなく、ハラスメントの種類ばかりが増えて しまっている現状です。
不可抗力だったり偶発的なことによる″過失″であれば、もっと事件数は減るはずですが、減らないとなるとそこは、人間性や人格に欠陥がある人が多いと言わざるを得ません。
ハラスメントは所詮カスな所業なので、その総てがカスハラなのですけれど、この新しく耳に 触れることが増えたことばは、カスタマーハラスメントのこと。
カスハラ関連の記事を読むと、サービス業あるある・接客業あるあるのオンパレードで、共感して笑えるエピソードもあれば、思い出したくない記憶が溢れてくるエピソードなど、あまりにも多種多様な事案が、全て共感できます。
私も接客業を約40年携わってきたので、お客さまによる営業妨害目的の騒動や、従業員への個人攻撃など、やっと声を上げて被害を主張できる時代になったのかと、少し安堵の感があります。
そんな中でJR西日本がカスハラに対して真摯にそして毅然と対応すると発表し、サービス業・接客業の総ての業界の追い風となりました。
お客さまによる暴言・強要・恐喝紛いの言動は、加害者側の価値観に左右されず全て刑法に抵触しますが、1つ気になるところは″写真″と言われていたこと。
過去にいろいろ問題提起されているので、恐らくそれらを指すものと推測されるのですが、初期のセクハラ問題と同様に、鉄道事業者と利用客・鉄道ファンの間で、感覚的な常識の共有は急がれるのかも知れません。
過渡期には1番トラブルが発生しやすい時期であることに、変わりはありませんから。
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