381系 特急やくも XXV / 緑やくもを見て巡った思い
特急やくも16号です。
ゴールデンウィーク中は、″緑やくも″に″ゆったりやくも″の増結が行われて、2・3・16・17号へ固定で運用されていました。
出雲市 11:43発 → 宍道 11:54 → 玉造温泉 12:04 → 松江 → 12:11 → 安来 12:26 → 米子 12:35 → 根雨 13:03 → 新見 13:46 → 備中高梁 14:14 → 倉敷 14:36 → 岡山 14:47着です。
全編成が新型に交代した後、最初のダイヤ改正では、少しスピードアップするのか、そこが気になるところです。
岡山から出雲市は約3時間の道のりですが、広島からだと新幹線と在来線そしてやくもの乗り換えを含めて、プラス1時間強となります。
新幹線のぞみ→特急やくもだと所要時間は4時間18分で1万2800円、高速バス みことだと所要時間は3時間22分で4200円。
ほんとねぇ、趣味的にも旅情的にも381系、 魅力的なんですけれど、現実的に実用的なのはどうしてもバスになってしまいます。
よく芸備線と木次線が陰陽連絡の代替にならないのは、その所要時間だと言われますが、仮に特急やくもに匹敵する高速列車が走っていても、選択の結果は変わりません。
では三江線が現存していて、広島駅からキハ187系がかっ飛ばして江津を結んでいたら!?
広島~三次~江津~出雲市で、広島~三次間は当然ノンストップとして、そうなると三次~江津間も自然とノンストップになるので、停車するのは江津~出雲市間の太田市のみ?
なかなかエキサイティングな特急列車ですが、所要時間的にはのぞみ + やくもと同等かプラスαなところで、料金は全区間在来線特急なのと、営業キロ的にかなりお安くなりそうです。
が、みごとの4200円には適わないところなものの、まぁ片道どっちかと言う利用方法になりそうですが、やっぱり運行時刻ですよね。
使い勝手の悪いダイヤだと、便利な存在であっても不便な乗り物になってしまいます、今の新見~備後落合~備後庄原みたいに。
お客さまをに利用させないで、鉄道の得意性が発揮されていないとか、日本一の不採算路線だとか、意味不明なことを言っているJR西日本については、また別の機会へ譲るとして。
運転手不足によって修学旅行に応じられませんと言われて、中止になっている事態もニュースで流れていますが、高速バスもいつまで運行が確保されるのか分からないご時世。
列車やバスの運転手に外国人の雇用も可能となる予定ですが、責任感が強いとか無責任だとかは、日本人の価値観から見た他国の国民性の話しです。
そこは人間性や人格そして能力の問題ではない故の懸念材料で、やはりレールの上を走りコンピュータに管理されている、鉄道路線を使った方が安全かどうかは置いといて、安心感はあります。
近い将来、1万2800円と4200円の差は、その安心感の代金に変わるのかも知れません。