DD200-8号機 / 倉敷駅にて | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

DD200-8号機 / 倉敷駅にて


昨年の12月9日に、倉敷駅で見かけたJR貨物のディーゼル機関車 DD200形です。

この機関車は8号機で、2019(令和1)年12月に川崎重工業兵庫工場で落成し、12月3日に愛知機関区まで甲種輸送されました。

新製配置は愛知機関区ですが、全線電化である東海道 山陽本線を、ディーゼル機関車が往来することはありません。

電気機関車ならば東京~下関間の他、直流区間ならEF210形がロングランを担いますが、そこをわざわざディーゼル機関車が走破させることは、燃費や牽引力そして速度などの効率から考えて、現実的ではありません。




ではなぜ、愛知機関区のディーゼル機関車がここ、岡山へいるのかと言えば、2023(令和5)年3月18日ダイヤ改正から、愛知機関区所属のDD200形が水島臨海鉄道へ乗り入れることになったため。

水島臨海鉄道では、それまでは岡山機関区のDE10と水島臨海鉄道のDD200-601号機を交互で使用していました。

現在、国鉄形機関車のDE10形・DE11形と同型機の水島臨海鉄道機 DE70形は、既に運用から外れています。

DD200形は岡山機関区への配置は無いので、水島臨海鉄道線は、自社機とJR貨物の愛知機関区機によって、定期運用が組まれています。





愛知機関区へのDD200形は900番台1機、0番台25機の計26機が所属していて、入換作業と貨物輸送の双方で運用中です。

この機関車は、愛知機関区を母港として東北地区から九州地区まで幅広い運用をこなし、水島臨海鉄道線もその1つとなっています。

貨物列車を牽引して、その先で別の運用に入り、こなした後に別の場所でまた運用に就く••••••••といった業務をこなす訳ではありません。

それぞれの地方・地域へ派遣されて、その場所で一定期間そこの運用をこなして、再び愛知機関区へ戻るという業務の繰り返しです。





運用から外れている間は、他の機関車が派遣されているため、基本的にその地方・地域へは、ほぼ同じナンバーの機関車が入ります。

必ずと言う訳ではないので、稀に違うナンバーが違う機関区へ派遣されて、鉄道ファンの間で話題となることもあります。

尚、この8号機は岡山と縁のある機関車とも言えて、兵庫から吹田貨物ターミナルまでは岡山機関区所属のDE10-1743号機が担当しました。

そしてDE10-1743号機や他の国鉄形ディーゼル機関車へ、引退の引導を渡したことにより岡山地区もDD200形の独壇場となりました。

尚、2024年ダイヤ改正前の時刻ではありますが、倉敷駅2番ホーム入線は15時29分、発車は15時42分で、10分後にトワイライトエクスプレス瑞風が入線してきました。


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