新幹線 LXVIII / 新幹線の喫煙室廃止 | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

新幹線 LXVIII / 新幹線の喫煙室廃止


今回は700系新幹線です。

オリジナルの700系は既に営業列車から全て引退していますが、JR西日本には7000番台8本が在籍しています。

0系をハイグレード化したエクステリアでウエストひかりとして人気を博した西日本管内専用列車を引き継いで、ひかりレールスターとして運転されました。

現在は新下関発 岡山行き1本のみとなってしまったひかりレールスターですが、700系7000番台はこだま号として乗ることができます。





と、ガッツリ撮った写真ではなく、発車標を撮った片隅に写り込んだ700系で語ってしまいました。

ちなみに700系7000番台にはグリーン車はありませんが、喫煙室もありません。

新幹線の車内でタバコが吸えなくなって久しいですが、その代わりに喫煙室が設置されていて、500系・N700系とN700 AdvancedそしてN700 Supremeが運行に就いています。

喫煙室は喫煙者の権利を守りつつ、非喫煙者や禁煙者の権利を守るために、社会情勢に合わせて分煙化が進められた結果です。






こちらブルーの新幹線はN700系で、JR西日本のS編成が7000番台、JR九州のR編成が8000番台と付番されています。

見た目の形状がよく似ているのでN700Aと呼ぶ人もおられますが、N700Aとは異なる性能なので、その呼び方は間違いです。

東海道 山陽新幹線用のN700は全てA化改造が行われて既に存在しませんが、山陽 九州新幹線用にはまだN700が走っています。

ただ、基本番台のN700より安全対策などN700Aに準じた設計となっていますが、九州新幹線内の35‰の急勾配を走るための性能も有しているので、N700ともN700Aとも違う電車となっています。






さて、新幹線車内での喫煙についてですが、分煙化が推進されて設置された喫煙室ですが、度重なる煙草税の増税や人口減少、そして健康意識の高まりを受けて喫煙者が近年、激減したことを受けて廃止されることになりました。

以前から新幹線の喫煙室については議論があったのですが、来月のダイヤ改正から••••••••3月16日 土曜日から使用ができなくなります。

喫煙室の空スペースには順次、非常用飲料水を配備して、災害等緊急時の対応力向上などに活用するそうです。

鉄道のりものニュースでは「かつて列車での喫煙は当たり前の光景で、鉄道黎明期である明治時代の絵画などでも、乗客の風俗のひとつとして喫煙の様子が描かれています。新幹線と近鉄特急の喫煙ルーム廃止は、ひとつの歴史の終わりといえるかもしれません」と記してありました。






そうかぁ、まぁ広島に住んでいると乗ることも無いのですけれど、近鉄特急でも喫煙室が廃止されるのかぁ。

そしてラスト5枚は最新型新幹線のN700Sですが、滅多に普通車(指定席・自由席)には乗らないので、指定席へ乗った折に座席の写真を撮ってみました。

ちなみにN700AのAはAdvancedの頭文字ですが、N700SのSはよくSuperと言われるものの、綴りが違うことに気づくと思います。

″Super″は″Superb″″Wonderful″″Excellent″″Amazing″″Fine″とはニュアンスの異なる″素晴らしい″との意味ですが、″Supreme″は「 スプリーム(またはスゥプリーム)」と発音し、「最高!」の意味となります。

そう「N700SのSはスーパーじゃない」と訴えながら今日の記事を終わりますが、ラストの2枚はN700Sのグリーン車の写真です。


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