381系 特急やくも XVIII / 緑やくも色 | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

381系 特急やくも XVIII / 緑やくも色


特急やくもは誕生した時から、新幹線接続特急として走り、山陽と山陰を結ぶ連絡特急でした。

1964(昭和39)年に東海道新幹線が開業すると、翌1965(昭和40)年に新大阪~浜田間を福知山線経由で運転を開始しました。

1972(昭和47)年に新幹線が延伸し、山陽新幹線が岡山まで運転されるようになると、特急やくもは岡山~出雲市・益田に経路が変更されました。

2022(令和5)年は特急やくもが伯備線で運転を開始して50周年で、それを記念して3月19日から国鉄色リバイバルカラーの運転が始まりました。





1994(平成6)年、特急スーパーやくもが登場し紫色の装いとなりましたが、通常の特急やくもが纏ったカラーが、この緑色の装いでした。

引退迫る381系国鉄形特急電車に、伯備線やくも50周年記念として3タイプ全てのカラーが復刻されたのは、JR西日本としては異例な旅客サービスです。

国鉄色と緑やくも色は両編成とも、今年6月末までに運用離脱となり、廃車予定となっています。

尚、スーパーやくも色は一足先に運用離脱予定で、今年4月5日がラストランの見込みとなっていますが、リバイバルカラー化されていないパノラマグリーン車編成も、一斉にこの日を以て運用離脱します。




パノラマグリーン車編成は現在、全15往復の内、下り3・5・17・21号、上り2・4・16・20号に固定充当されていますが、スーパーやくも色は下り5・21号、上り下・20号に充当されています。

新型車両の273系は4月6日以降、下り5・7・11・21・23・27号、上り4・6・10・20・22・26号の、6往復が先行導入としています。

国鉄色と緑やくも色は上記以外の列車で運用されるのですが、運用方法は未定となっており、固定充当なのか共通運用となるのかは定かではありません。

しかし前述の通り、6月末までに運用離脱するので、乗るなら早めに予定に入れた方が良いでしょう。




273系による運行は順次拡大され、6月までに全44両の投入を完了する予定ですが、ゆったりやくも色の381系は一部存置されるそうです。

そして全15往復を273系に置き換えた後も、イベントや臨時列車などにて381系で運転することがあるようです。

国鉄色は復刻後、カラーリングのみでしたが後にJNRマークを装着して、リバイバル感を盛り上げるましたが、残念なことにグリーンマークは改善されませんでした。

しかしスーパーやくも色と緑やくも色は、グリーンマークが正規サイズに復刻され、特別感を誇示しています。




さて、写真は岡山駅での撮影です。

ちょっと判り辛いですが、2700系 特急南風とも2枚合わせて取っていますが、貨物列車を牽引するEF210-103号機とも、運良く合わせて撮ることもできました。

国鉄色と言うか湘南色の115系ともコラボしてくれたのは嬉しい限りでしたが、少しだけ贅沢を言うならば、原色・国鉄色同士で381系と115系が並ぶシーンに出くわしたいものです。

と言っていますが、この緑やくも色も正味で言えばもう5ヶ月を切っていて、命の切符を切られた存在です。


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