C56-160号機 とナシ20 / 京都鉄道博物館
一昨年の鉄道開業150周年記念マークを付けた SLスチーム号 C56-120号機です。
2022(令和4)年はあまりにもお出かけをしてしまったため、全部の写真を出し切っていなかったりしています。
今回は、SLスチーム号のりばに隣接する休憩所から、扇形庫の窓越しに20系ブルートレインの食堂車を見ながら、転車台で回るC56 160号機の写真をUPしました。
冒頭はホームへ到着するSLスチーム号の最終便です。
転車台と扇形庫は元 梅小路機関区の遺構で、20系客車 ナシ20形は隣接して建てられた京都鉄道博物館にあります。
梅小路公園から正面ゲートを入ってC62-26号機・80系電車・0系新幹線の並びから奥へ入って、本館手前のプロムナードへ展示されています。
扇形庫のガラスを通して中庭があってC62 26号機 + マロネフ59形 + スシ28形、そして103系電車の狭間からその奥にいるナシ20形は見える形です。
写真のC56-160号機と、その右側にある窓から20系客車が見えるように撮っていますが、自然光ではなく室内照明によるものなので、やはり見えにくさは否めません。
これは何気なくふと思ったのですが、扇形庫の窓ガラス越しに旧型客車を入れて撮れるのではないか?との疑問から、対角線になる位置を歩いてみたのですけど。
マロネフ59形とスシ28形の旧型客車の姿は見えるものの、蒸気機関車と合わせて撮れる形にはならず、少し残念に感じていました。
しかしある大雨の日 、休憩所の屋根の下で撮影していて、20系客車が見える場所を発見し、かなり間が開きましたが、光の加減がいい感じだったので撮ってみた結果です。
扇形庫に直射日光が当たり過ぎるとプロムナードは真っ暗になってしまい、暗くなる季節だとシャッター速度が落ちて、回転が止まって写らないと言うジレンマが生じます。
恐らく1番良いバランスの日だったのかも知れません。
扇形庫なので20系客車以外にも機関車との共演は必然で、SLスチーム号のオリジナルヘッドマークを付けた8620形8630号機、そして後ろを向いているC57-1号機。
車番は違いますがC56形と8620形は、かつて芸備線の主力機で広島~新見の間で活躍し、C56-160号機とC57-1号機は、長らく山口線のSLやまぐち号の牽引機でした。
そしてC57-1号機と20系客車と言えば、山口線で走ったブライダルトレイン 寿号を思い出します。
ラスト3枚は、扇形庫へ入庫したC56-160号機と7100形 義経号、そしてトワイライトプラザで展示されているEF58-150号機。
本館からSLひろばへ向かう連絡橋から、20系客車 ナシ20形と103系電車を撮ってみましたが、右手の白い建物は扇形庫で、ちょうど7100形 義経がいる位置です。
C56-160号機の右隣に写っている20系客車は、ちょうどこの位置がガラス越しに見えていることになります。
そして、山陽本線全通120周年イベントで展示されていた、20系客車の取り扱い説明書•••••••の、表紙の写真を接写したナハフ20形の20系編成で〆くくります。
話しは逸れますが、京都鉄道博物館では銀河鉄道999 45周年記念のイベントが2月4日まで開催されています。
3機のC62形はそれぞれ999号の装飾が施されており、SLスチーム号はスワローエンゼルこと2号機が、イベント開催記念ヘッドマーク掲出して運行されていました。
今年になって1月8日、逆転機の切替(自動車で言うギアの入れ替え)を行わず発進するという、運転士の初歩的なミスによってC62-2号機は脱線しました。
現在、SLスチーム号はC56-160号機で運転されています。
銀鉄特急京イベ