Special rapid etSETOra / 向洋駅を通過する | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

Special rapid etSETOra / 向洋駅を通過する



向洋駅を通過するエトセトラです。

冒頭の写真は、山陽本線に沿って敷設が急ピッチで進む、仮設線路越しにエトセトラを捉えてみました。

青崎第10踏切から、今ならこの風景が見られます。



この3枚は4番ホームから、青崎第10踏切を渡り、ホームへ進入して来るエトセトラ。

複々線の外側を行くRedWing-227系の下り列車との離合も、向洋駅ならでわの風景です。

実はこっそりとエトセトラの陰に隠れていますが、追い抜いたEF210が牽引する貨物列車も写っていたりします。



エトセトラは広島駅を、貨物列車は広島貨物ターミナルを、同時発車して先行する貨物列車をエトセトラが追い抜くのですが。

この後、加速して勢いのついた貨物列車が再びエトセトラを追い抜き、海田市駅には貨物列車が先に通過します。

旅客線と貨物線が分離した複々線だからこそ見られる並走でしたが、高架線が完成すると呉線と山陽本線に別れます。



貨物列車は山陽本線を走り、エトセトラは呉線へ入るので、同時発車と並走がこの複々線区間では見ることができました。

さてラストの7枚は、1番ホームから通過して行くエトセトラを撮ってみました。

もう随分と昔には、真ん中にもホームがあって、それぞれ2番ホーム3番ホームでしたが、今はその名残りとして上りホームが今でも4番ホームです。



複々線に架かる跨線橋は長くて圧巻です。

間もなくその使命を終える跨線橋と、下を通過して行くエトセトラを撮りました。

広い駅構内を走り抜けて行くエトセトラですが、この北側にある4番ホームは一足先に姿を消します。



現ホームから約80m北側に仮駅舎は建設中で、南口駅舎やホームにつながる渡線橋の工事も進んでおり、今年の春から利用開始される予定です。

そして来年春には山陽本線・呉線の上り線が仮線路での運行を始めます。

4本の線路が並ぶ複々線の風景も、数ヵ月後には見られなくなります。




向洋駅の南側にはマツダ本社と工場が広がり、北側には古くからの住宅街や広島東警察署、少し離れると日本書紀も登場する埃宮(えのみや)の多家神社、そして峠の山頂には出雲大社広島分祠と続く町。

そのため、日中の交通量は比較的多めで踏切には監視カメラも付いています。

高架化事業は長年の懸案事項でしたが、やっと実現に向けて動き始めたものですが、海軍と山陽鉄道の香りが残る歴史にピリオドが打たれるのは、一抹の寂しさも残ります。



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