国鉄誕生の日・国鉄最期の日 | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

国鉄誕生の日・国鉄最期の日

エッフェル塔の日ですが、日本では国鉄誕生の日でもあります。

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1906(明治39)年3月31日、全国的な鉄道網を官営鉄道に一元化するため、私鉄を国有化することを定めた鉄道国有法が可決されました。

これに基づき当年から翌年の1907年(明治
40)年にかけて、日本鉄道(現東北本線)や山陽鉄道(現山陽本線)など17社の約4,500kmが国に買収されました。

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買収前には約2,600kmに過ぎなかった官設鉄道は、約7,100kmと3倍に増え、私鉄は地域輸送のみに限定されることとなりました。

国有化の目的には、当時の金額で13億円に達した日露戦争にかかった外債を、低利外債へ借換えるため、担保資産として利用するという意図があったと言われています。

しかしそれだけではなく、日清戦争後の三国干渉によって対口シア戦の危惧もあり、早急に国内体勢を整える必要がありました。



当時の日本はロシアから侵略を受ける危険が高まっており、国内体勢の中でも交通網の整備は重要課題の1つでした。

鉄道の国有化がなぜ必要だったかと言えば、民営鉄道(私鉄)であることの軍事的に不利が懸念されていたためです。

私鉄の場合、株式会社である以上、経営状態を株主に報告する義務があります。



しかし、株主の中には外国人投資家も大勢おり、軍事輸送用の臨時列車までも公開する必要に迫られる可能性があります。

同時に軍事機密が外国に漏洩する可能性もあるため、鉄道省を始め陸軍省と海軍省も、幾度となく国会で問題にされていました。

また、外国人投資家に株を買い占められた時、それが敵国の資本家なら軍事輸送を拒否される恐れすらありました。

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こうして日本全国の幹線鉄道は総て、国に買収されて官営鉄道となりました。

官営鉄道が日本国有鉄道となったのは、戦後の省庁改変によってです。

日本で初めて開通した新橋~横浜間の鉄道は明治政府が建設したものなので、鉄道発祥=国鉄発祥ですが、現在のJR につながる体系が完成した(する)日と言うことで、今日が"国鉄誕生の日"と言われています。

そして30年前、国鉄115年の歴史に終止符を打った日でもあります。

これまでの機関車file
蒸気機関車Subd

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エッフェル塔、生で見たことある?
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正しくは『エッフェル塔落成記念日』ですね。

1889(明治22)年の今日、エッフェル塔の落成式が行われたことによる記念日です。

パリのシャン・ド・マルスの広場に立つ鉄塔であることは、今更説明の必要はないでしょう。

高さは324mで、フランス人技師のギュスターヴ・エッフェルが経営するエッフェル社が設計しました。

エッフェル自身は建築家であると共に、航空力学の科学者でもありました。

塔の建設は"ベルサイユの薔薇"で日本でも馴染みの深いフランス史である"フランス革命"から100年を記念して万博が開催されることになり、この万博のために国家の威信をかけて建てられることになりました。

パリ万博に間に合わせるため、たった2年2ヶ月という驚異的な速さで完成し、その間1人の死者も出さなかったと言われています。

当初の高さは今よりも低く312.3mでしたが、それでも当時は世界で一番高い建物でした。

その後、ラジオ・テレビなどの放送用アンテナが設置されて324mとなっています。

展望台は3つあり、第2展望台までは階段でも昇ることが可能ですが、当然ながらエレベーター あります。

現代のような電気式エレベーターではなく、水圧で稼働するエレべータ一ですが、今でも現役で稼動しているそうです。

また、驚きなのは塔の支点の下には、水平に保つためのジャッキがあるのだそうですよ。

ここで『東京タワーっ何mだっけ?』と思った方へ。

東京タワーは333mで、エッフェル塔より9m高いです。