韓国の哨戒艦撃沈を受けて、先月の25日から始まったアメリカと韓国の合同軍事演習に対して、北朝鮮が敏感に反応し、強く反発しています。
北朝鮮の金永春人民武力相は『このような挑発的行動は、軍事的緊張を強めさせて、核戦争の導火線に火をつけようと画策している証拠である』と非難。
そして『我々には新に発展させた方法で、核抑止力を更に強化していく』と述べて、対抗姿勢を改めて示しました。
そんな緊張感が高まっている朝鮮半島ですが、日本では原爆の日まで、残り3日となりました。
今年の原爆慰霊祭・平和記念式典には、過去最大の参列国が…。
特筆すべきは、世界唯一の実戦核攻撃をしたアメリカの参列です。
これまでアメリカは、平和式典への参列を拒み続けていました。
この度参列されるのはルース米国駐日大使で、オバマ大統領の"核兵器削減・廃絶"の方針を受け、政府代表として"核なき世界"を目指す姿勢をアピールするためです。
また、第二次世界大戦の犠牲者を追悼するための参列でもあります。
しかしアメリカでは『核兵器を使用したことによって、戦争を早期終結できた。新に奪われる多くの命を救った』として、原爆使用を正当化する声が根強く、アメリカ政府高官は『ルース大使が謝罪することはない』と、語っています。
そして、9日の長崎の平和式典には参列しないともしています。
また、国際連合では史上初めて事務総長も今年の式典に参列されます。
潘基文国連事務総長は日本訪問中に菅総理と初めての公式会談に臨み、北朝鮮問題についても話し合う予定。
広島以外に長崎にも立ち寄る予定で、日本人や在日韓国人の被爆者と面会されます。
潘事務総長は『広島と長崎では、核兵器のない世界の実現に向け、強いメッセージを発信したい。被爆者が生きている内に"核なき世界"が実現できるよう、時間枠を定めて行動しなくてはなりません』と語られています。
秋葉忠利広島市長は以前から、2020年までの核兵器根絶を訴え続けていますが、今やっと世界の動きが核根絶に向けて動き始めたようです。
現実的にはまだまだ時間はかかるものと思われますが、緩やかでも動き始めた流れは、少しずつ大きな流れとなり、時の勢いという大きな渦になるものと信じたいものです☆
May the world be filled with peace and happiness.
(世界が平和と幸福で満たされますように)
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