7月の東京オリンピック開催が、

正式に延期決定になり、

さらに不安と混乱の続く世の中。

 

毎日暗いニュースばかりの時、

私にとっては嬉しい出来事がありました。

 

先のブログでちょっと書きましたが、

幸せを掴みクチャ家を卒業したリンジーと

入れ替わりに特別門下生になったポタ君。

 

先日の19日に無事に修行を終え、

クチャ道場卒業しました拍手拍手拍手

 

修行初日、されるがまましばし抱っこ。

 

頑張ったね~ニコニコ

 

本来、個人活動で保護犬を引き取り、

家庭犬としての躾をして、

里親探しをして送り出しています。

 

でも

ポタ君はすでに家族がいる元保護犬。

 

1月に保護団体から譲渡され

暮らし始めたものの、

先代犬の人懐こいトイプーと違い、

警戒心の塊の雑種犬。

飼い主さんはどう接して良いのか戸惑い、

ポタ君はケージに引きこもったまま

1ヶ月半が経っていました。

 

先代犬で通っていたG病院に

駆除薬を貰いに行き、事情を話した所、

G先生から「相談に乗ってあげて~」と言われ、

今回、特別門下生となったわけです。

 

私の保護犬じゃないけど、

こんなケースは実際多い。

 

「なんとかなるだろう」と散歩させて

逃がしてしまったり、家から脱走してしまい、

せっかく助けた命なのに亡くなってしまう子もいる。

 

ビビリ犬は驚いたり、怖がったとき、

パニックになると危険。

犬具選びは重要。

かわいそうだからと首輪を

緩めていたり、素材や形を誤ると

簡単にすっぽ抜ける。

 

私は逃がした経験があるから、

里子と里親さんに辛い思いをさせたくないので、

細すぎるほどアドバイスして、

それでも何か言い忘れてないだろうか。。と

心配してしまうてへぺろ

 

 

ポタ君を知らないのに、

アドバイスを言うのは嫌だったので

早速、クチャを連れて、

ポタ君の様子を見に行くと、

ケージに入ったポタ君は

クチャに『ウゥ〜』と威嚇した。

怖いからだね。。タラー

 

触っても噛むような素振りも無いので、

先ずは首輪に慣れてもらうために

その日はチョークを付けて帰った

 

帰る時、大きな声で鼻泣きをした。

 

出向いて一緒に散歩の練習をしても

人への警戒心が解けていなきゃ

怖がって逃げようとして危険。

 

思い切ってクチャ家で預かり、

他の犬たちと生活することで学ぶ方が早い。

 

ポタ君はまだ6ヶ月の子犬で

普通なら遊び盛りの大切な成長期。

 

1日でも早く修行を始めた方が良いので、

3月1日、歩いて来れる距離だけど、

散歩未経験なので車でクチャ家に到着(笑)

 

 

いきなり犬だらけの部屋に入れられて、

みんなにクンクンされ、

カーラには飛びつかれカチコチにw

 

粗相も大量にして、

とりあえず座った位置がそのまま定位置に。

 

新入りポタ君に縄張りアピールか??

カーラが粗相をしたのでラグ撤去。

 

冷たい床に横たわるポタ君に

初めてのベッドを差し出す。

 

少しずつ乗っかって行くポタ君ww

3日目にはドッカリ乗ってカーラと遊ぶようになる。

オモチャが気に入ったようでベッドで収集w

 

トイレシートの場所も認識し、

粗相は無くなった。

 

ベッドを移動してもどこでも寛ぐようになる。

 

ハーネスとリードに慣らす為に外に出す。

 

車やバイクなどへの反応が分からないので

先ずは抱っこで社会勉強。

 

カーラと戯れ、緊張も解れて

散歩の練習を家の前で始めて、

抱っこで車の来ない遊歩道まで連れて行き、

みんなが散歩する様子を見せ、

バッグから下ろすと少し震えたが歩き出した!

 

人が来る度にオロオロする。

 

でも、思った以上に早く歩けたので、

それからは怖がらないように、

ひと気の無い時間と場所を毎日毎日練習。

 

どんどん出来ることが増え、

飼い主さんへの報告も書く事がたくさん!

 

クチャのお供で練習。

 

修行2日目に生まれて初めてのシャンプー!!

 

伸びきった爪を切りにG病院へ。良い子!

 

家の中での生活は無理強いせず、

毎日、出来た事を褒めながら撫で、

あとは犬から見て学ぶのが1番。

 

いっぱいの先輩たちといっしょにランにも挑戦。

 

仲良しのカーラと走ったり遊んだり。

 

いつも通りのクチャ家流の生活だけど、

ポタ君はたった1週間の間に

目の前に置かないと食べれなかったご飯も、

みんなと一緒に食べ、お水もいっぱい飲んで、

オヤツのオネダリにも参加。

 

尻尾ブンブンで「くださ~~いラブラブ

 

ぽっちゃん、寝方がかわいいのだラブラブ

 

遠慮がちに床に座っていたのに、

私がソファーに座っていると横に来て

私の足を枕にして寝るまでに。

 

オモチャの取り合いも楽しいね。

 

日に日に慣れて、

散歩の支度も尻尾を振り、

人が多い時間でも、

すんなり歩くようになりました。

 

 

跳ねるようにウキウキ歩くまでに。

 

後ろ下がりで怖がっていた側溝も

全然気にしなくなりました。

 

公園ではハイテンションで走り回ることも。

 

どこでもへそ天アセアセ

 

2週間経ち、もう立派な家庭犬になったので

お家に帰る準備を!と思っていたら、

ママさんがギックリ腰になり卒業が延長。

 

ママさんの腰が良くなり、ポタ君が戻るまでに

やんちゃになったポタ君に合わせた室内環境に

チェンジして頂くようアドバイス。

 

私は延長の間、

自宅付近のお散歩がすんなり出来るように

毎日ポタ君のお家の周辺を散歩。

 

カーラと一緒だとすぐに遊び出して進まないW

 

キチンと歩けるようになったので3匹連れでお散歩。

 

そして、

最後の日はニカ助とコマランに行き、

ランの中でママさんと歩く練習をして、

18日間の修行を終えて家に帰りました。

 

ずっとポタ君とお散歩したかったお嬢さん。よかったねグッ

 

翌日、飼い主さんと初めてのお散歩。

 

『ポタナビ』で一目散に向かったのはクチャ家(笑)

デレデレの顔のポッちゃんが門の前に爆  笑

可愛いなぁ〜ラブラブ

 

クチャアビと一緒に健気なポっちゃんを家まで送りました。

 

ポタママさん念願のお散歩

 

新生ポタ仕様になったリビングでくつろぐ


卒業の記念写真。ポっちゃんの顔・・・笑い泣き

 

ポタ君、本当に頑張りました拍手拍手拍手

とても素直で良い子で、可愛い子でしたグッ

 

ポっちゃん、

これからはクチャアビの犬友だよ!

また一緒にお散歩したり、ランに行こうね!

 

 

保護犬を迎える事は素晴らしいし、

有難いことです。

 

でも、手がまわらないほど、

保護犬を抱えている団体も多く、

特に雑種犬は純血種の子に比べ、

警戒心の強い子が多いので、

慣れるまで時間もかかるし、

大きくなると貰い手も減り

譲渡にも時間がかかります。

 

だからこそ、「雑種犬を!」と

言ってくださる方々もいます。

 

迎える子がどんな子なのか、

お散歩はできるのか?

自分の飼育環境に適しているのか?

 

毎日暮らしていれば、いずれ慣れます。

少しずつ変わっていく姿は、

人懐こい子とは違う喜びがあります。

 

今回は、ちょっと助っ人いたしましたが、

ポタ君を救い、ポタ君の為に修行に出し、

ポタ君の幸せを願っている御家族との生活で

更に変わっていき、その様子を

御家族が喜んだり、楽しんだりしてくれると

私も嬉しいです。

 

 

 

さて、

ポタ君の修行に貢献したカーラ。

とても元気で良い子で、

お散歩も上手になってきています。

 

次回はカーラのめでたいご報告ができそうです。