年賀状を辞めるとき | ~緑の木陰で、幸せな時を~

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グリーンアーチの緑の木陰へ、ようこそ。

いつもご覧頂き、有難うございます。

 

お正月の楽しみの一つに、年賀状がありますね。

 

今年も沢山頂き、有難うございました。

 


年が改まった清々しさの中で、皆さまからの近況やお写真をゆっくり眺めていると、何とも言えない懐かしさを感じます。


紙面から笑顔と声が聴こえてくるようでとても嬉しい。

 


1年に1回のお付き合いになった方も多いですが、それでも長年続いていると会っているかのような親しみがあります。

 

さて、頂いた中に「年賀状を卒業させて頂きます」という言葉がありました。


高齢の方で辞めるのは聞いたことがあるけれど、年下の方からだったので多少驚き新鮮に思いました。

 


実は私も、数年前からそのことを思っていて、昨年の年賀状を書いているときも頭をよぎっていました。

というのも、年齢と仕事に比例して年々枚数がとても多くなって、書くのが大変になってきたのです。

 

でも高齢の為、という理由はまだ早い年代。


失礼にならずに辞めるのはどうしたら良いかしらと。

 


さて、年賀状の表も裏も印刷で、手書きの言葉がないのは正直言ってがっかりです。

それはとても失礼だと思うので、私には出来ません。

 

枚数が多いとある程度印刷になるのは仕方ないですが、手書きで一言付け加えてあることが大切です。その人の温かさが伝わってきます。



私はオリジナルなデザインを考え、写真やレイアウトなど時間がかかります。

裏は印刷しますが、宛先は手書きにします。

 

昨年の頂いた年賀状を読み返しながら、文章を書いて、色を塗って、、。

 

流れ作業で一気に何十枚も仕上げる、というのも出来ない性分なので、そんな風に一枚一枚気持ちを入れながら書くと10枚、頑張っても20枚くらいが限度。



気持ちのエネルギーを使ってしまう、薄らいでしまうという感覚です。


ですから、また新たに気分が乗る時に続きを書くのです。

 

それも50枚くらいまでで、同じモチベーションにならず自分が飽きてしまう。 



年内に投函するのは、目上の方々、親戚、お世話になった先生、親しい友人などで、今回は極力少なくさせて頂き60枚ほどにしました。

 

手書きの年賀状の良さ、日本の良き風習は残したいところですが、自分が出来る範囲にしていきたいと思います。


今の時代、他のコミュニケーションツールがありますから、それを気軽に使えるお付き合いであればラインなどでも良いと思うようになりました。

 



集中して100枚近い年賀状を書くより、一年の中で何かの折にお便りを出し合ったほうが喜びの分散で良いと思う。

 

昨年から、数名の方にはそのような挨拶文を書いたのですが、今年もまた届いていました。

きっと一気に印刷するから忘れているのかなと思います。

 


年賀状を辞める時を検索すると、辞めるなら全て辞めるとあります。

 

何人かだけというのは失礼にあたると。

あなただけじゃないという姿勢を見せる。

 

でも私は、自分の書ける範囲は残しつつ徐々に縮小したいと思います。

 

遠く離れて会わなくなって何十年も経つけれど、心が繋がっている人たち。


例えば、一番長い交流は近所の幼馴染み。

最後に会ったのは20代で、もう40年も会っていないけれどその字をみると懐かしさで一杯になります。

今年は特にその文章に涙が滲みました。


転勤先で出会い、親しい時間を過ごした方々。

親戚の叔母たちも・・・。



これは年賀状に限ったことで、ご縁がなくなるわけではない。


特に今まで講座を受講して頂いた生徒さんは卒業して何年も経つのに送って下さることに、感謝の気持ちがあり、出来ることなら励まし続けたい。

 

長々と綴ってしまいましたが、苦しい胸の内を分かって頂けたら幸いです。

 

このような葛藤を経て、寒中お見舞いとして今までの感謝と益々のご活躍を祈りながら、手紙にしたため投函させて頂きました。



私の心の中で、そのご縁は消えることなく輝き続けていきます。

 

ありがとうございました。




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