2024年4月12日
2024年4月の春旅
仙石原古今の宿泊記
「モダンフレンチディナー編」
仙石原古今ホテルの夕食はレストランにて「モダンフレンチ料理」でした。
石窯も併設したオープンキッチンの料理と驚くパフォーマンスも織り交ぜた楽しい食事でした。
〇夕食の案内
夕食の食事場所:1階レストランです。
夕食時間:夜18時、18時30分、19時、19時30分です。
※チェックイン時に上記の提示された時間の中から選択します。
料理:全国から厳選した旬の食材など薪焼きや発酵料理など仕上げたモダンフレンチコース。
※料理はご要望によりヴィーガンメニュー、ベジタリアンメニューもご用意可能です。
※料理内容は2か月ごとに変わるそうです。
座席:ソファー席やテーブル席があります。個室もあるみたいです。
香り付きおしぼり:席に座った時におしぼりを用意されるのですがいい匂いがします。
最初は、ベルガモット香りがするおしぼり、最後はひのきの香がするおしぼりでビックリ。
〇ドリンクメニュー
ソムリエ厳選した高級ワイン、お勧めワイン・ノンアルコールワインのペアリング、
他にはビール、焼酎、ソフトドリンクなど色々と揃えています。
ちなみに私は「季の梅 京都プラムアンドベリーリキュール」1杯1870円を飲みました。
アセロラに似たような味わいの中に酸味やほのかな甘みがあって飲みやすい。
※各ドリンクのお値段は全体的に高めの設定でした。
〇モダンフレンチ料理のお品書き
コース料理は全9品でうち6品(食事)・3品(デザート)構成でした。
お品書きには使用する食材のみ記載した表記が多くどんな料理が出てくるかワクワクします。
料理が席に運ばれた時に料理のメニュー名を教えてくれます。
(1品目)
五味
料理の始まりは五つの味覚(苦味、酸味、塩味、旨味、甘味)を味わえる5種類の前菜でした。
(苦味)
⇒ハーブなど香草の爽やかな苦みとコーヒークリームのマイルドなビター感がいい味わい。
(酸味)
⇒イチゴのガスパチョでいちごの濃厚な風味と果実の甘酸っぱさが感じる美味しい一杯。
(塩味)
⇒すり潰したじゃがいもと挽肉が入ったテリーヌにイカスミが塗られた料理でした。
いものホクホクと挽肉ごろっとした食感にイカスミの塩気がいい塩梅で美味しい。
(旨味)
⇒レバーペーストパテをクッキーで挟んだ料理です。
レバーの旨味が凝縮した滑らかな食感と程よい塩気があり最高に美味い。
(甘味)
⇒甘く煮詰めたスライス状の玉葱と玉葱のペーストをパイ生地で包んだ料理です。
玉葱がとろけるくらい甘い食感とペースト旨味がタルトシュー生地と一体となった美味しさ。
(2品目)🐟
細魚(さより)と発酵檸檬(レモン)
サヨリお魚とウド・ふき・さやえんどう・香草などを織り交ぜたサラダ仕立ての料理でした。
発酵レモンソース、枝豆ソース、桜風味ソース、和風出汁の泡ソースを添えています。
(味レポ)
サヨリは歯ごたえある身の旨さとウドの瑞々しい歯ごたえある甘みがあり美味しい。
他にもせりやふきの山菜やさやえんどうなど新鮮食感で美味い。
桜風味ソースは、サヨリや山菜など香りづけで春を感じる美味しさ。
また、かつおとこんぶ出汁ソースの旨味でより食材の味を引き立てる美味しさ。
(3品目)🥬
フォアグラと春玉菜(はるきゃべつ)
フォアグラと鳩のお肉を春キャベツで包んだロールキャベツ風に魚介スープをかけた料理です。
(味レポ)
フォアグラのプチと弾けてとろっとした濃厚な旨味、鳩の肉のやわらかい弾力とコクある旨味で
キャベツの甘みも合わさって美味しかったです。
※この料理は事前に鳩のお肉を使用すると伝えてくれて苦手なら鶏肉に変えて作ってくれます。
(4品目)
蛤(はまぐり)と若布(わかめ)
ソテーしたはまぐり・わかめ・ネギなど盛り付けた上にキャビアをトッピングし
はまぐり出汁で作ったソースをかけた料理。
(味レポ)
肉厚で旨味が凝縮したはまぐりとわかめの磯の香りとシャキシャキした旨味ある食感が美味。
後、はまぐり出汁のソースがコクと塩気ある旨味が料理の味をより引き立て美味い。
(5品目)
初鰹の古今スタイル
旬の初カツオを使用しパン粉をつけて揚げた洋風料理でした。
(味レポ)
外衣のカリカリ食感と半生レアのカツオはやわらかい弾力と赤身の旨味が凝縮して美味い。
みょうがのサッパリしたシャリシャリ感と与えてくれます。
後、オレンジ風味のサワークリームがクリーミーなコクと甘みあってめちゃ美味いソース。
ソースはカツオとの相性も抜群に合いより美味しくなりました。
(6品目)
筍(たけのこ)と松阪牛
メイン料理は蓋をしてスモーク香りを閉じ込めた状態で運ばれてきます。
蓋を開けると燻製のいい香りが周囲に包まれて料理もより美味しく感じます。
松阪牛イチボ肉のステーキ、焼たけのこ、ふきのとうのトマトのマリネが乗った料理です。
お肉の下にタケノコのソースを添えています。
(味レポ)
松阪牛は、肉肉しい食感でとてもやわらかくミディアムレア仕上げです。
また、赤身の旨味や甘みが凝縮した味わいで脂身もサッパリした感じでめちゃ美味かった。
タケノコは、香ばしさとやわらかい歯ごたえに甘みあって美味い。
マリネは、ふきのとうの苦みがトマト甘みで中和されてさっぱりした美味しさ。
タケノコのソースは、マイルドな甘みのソースでお肉との相性抜群でした。
(7品目)
竜髭菜(アスパラガス)と岩落
デザート1品目は料理長自らお客様の目の前で作る手作りデザートです。
私たちが座る席の前で行われる料理長によるパフォーマンスが始まります。
料理長が液体入りの容器を持ってそこにスタッフがボンベを持って液体窒素を容器の中に
注入して料理長が10秒くらい容器の中をかき混ぜると液体がザラザラ音した氷状の塊に変化。
マイナス196℃液体窒素を使用したマジックデザートです。
完成したデザート名「アスパラのババロアとロックフォールチーズのアイスパウダー」でした。
(味レポ)
ババロアはムースみたいな食感でアスパラの濃い風味や甘みがあり、
チーズはクリーミーなコクと豆乳に似たような味わいで
不思議な美味しい冷感デザートでした。
八朔(はっさく)と蓬(よもぎ)
デザート2品目です。
はっさくのコンポート、よもぎアイス、チョコプリン、泡状のクリームソースが乗るデザート。
(味レポ)
はっさく果肉の爽やかな酸味、よもぎの爽やかな甘み、チョコの濃厚な甘みに
滑らかなコクあるクリームソースが1皿にまとまり
4種類の異なる味わいを愉しめるバランスが採れた美味しいスイーツでした。
(9品目)🍪
五感
最後のデザート3品目はプチサイズの小菓子5点盛りです。
①ナッツ入りクッキー
②さくらの塩漬けを添えた桜風味のチョコレート
③酒粕レーズンパテのリッツ乗せ
④さくらのムース
⑤そらまめの甘露煮
(味レポ)
和洋の素材を織り交ぜた一口サイズの軽い食感スイーツで美味しかったです。
特にチョコレートとムースが桜のエッセンスと味わいが春を感じる美味しさが好きです。
(パン2種類とオリーブオイル)
コース料理にパン2種類(フォカッチャパンとごまパン)が付いておかわりできます。
パンのお供にチリ産の高級オリーブオイルが添えられます。
(味レポ)
パンは、どちらも香ばしく外はカリット感と中はもちっとした食感で美味い。
オリーブオイルは、果実のような爽やかな香りと苦みにピリッとした辛味が感じる上品な味。
※ちなみにこのエキストラバージンオリーブオイル500㎖が1本3千円前後するそうです。
(温かいドリンク)
最後のデザートの前に3種類の温かいドリンクから好きなドリンクを1つ選べます。
「ドリンク3種類」
①コーヒーハンター川島良彰さんが監修したコーヒー
②箱根西麓の茶葉を使用した箱根和紅茶
③カモミールなどブレンドしたハーブティ☕
(味レポ)
箱根和紅茶を選択してデザートを食べながら飲んでみました。
上品な茶葉の香りがするほっとする味わいでした。
(番外編)
夕食後に部屋に戻る際に木箱に入ったお夜食を頂きました。
この日は、焼き穴子寿司で皮目が香ばしさと身がふわふわ食感で美味かった。