15(祝月)盛岡12R【JpnⅢ】農林水産大臣賞典 メイセイオペラ記念第28回マーキュリーカップ(オープン ダート2000m 1着賞金3000万円 14頭立て 発走予定時間18時15分)
レースの数だけドラマがある。ドラウマチック
<見解>
岩手にもダートグレード競走のシーズン到来、第一弾はマーキュリーカップ。今年はJRA5頭、道営2頭、船橋2頭、兵庫1頭の計10頭の遠征馬が参戦、地元4頭が迎え撃ち、フルゲート14頭で争われる。メンバーを見渡すと、JRA勢中心のレースは否めなさそうだが、展開次第では地元勢を含めた地方勢にもチャンスが巡ってきそうだ。夏の日は盛岡のダートがアツくする!
◎メイショウフンジン(JRA)
このレースには3年連続の参戦、陣営の意気込みは評価すべきもの。ダートグレード競走は未勝利も、今年は佐賀記念や平安Sを3着と存在感を示し続けており、手薄なメンバーになった今回は重賞初制覇のチャンスが・・・
○ロードアヴニール(JRA)
休養が長く、キャリアは6戦4勝で、今回オープンに上がって来た。昇級初戦がいきなりのダートグレード競走、全く未知数も、目下3連勝中と状態は極めて良いのだろう。難なく突破し、秋競馬の台風の目になるか注目。
▲ギガキング(船橋)
このレースは2年ぶりの登場。2歳時に南部駒賞、3歳時にはダービーグランプリを制す等、岩手には何度も顔を出し、縁がある。今は一介の南関東オープンも、コンスタントに活躍を続けているのは立派。軽視は出来まい。
△ヒロシクン
JRAでは1勝クラスに燻っていたが、岩手で一変。転入以来負け知らずで、前走の一條記念みちのく大賞典を逃げ切り、重賞ウイナーにまで昇り詰めた。今回はラクなレースは望めないが、状態の良さでどこまで粘れるか?
△グランコージー
劣勢が伝えられる地元勢だが、この馬は7歳で復活。前走の一條記念みちのく大賞典は4着に敗れ、今も距離の壁を克服出来ていないのが気掛かり。ダートグレード競走は初挑戦、この馬らしい見せ場が作れれば連下位には・・・
■自信度:G(※A~Zの段階)
■推定ペース:M
■推定タイム:2.01.前半~2.05.半ば
<レース紹介:マーキュリーカップ>
1997年に創設されたダートグレード競走。スプリントのクラスターカップ、マイルの南部杯は既にあったが、クラシックディスタンスのレースが無かったため、この距離で行われるダートグレード競走の創設は念願だった。レース名は水星の意味であるマーキュリーから命名された。2017年からは、1998年・第2回の優勝馬であり、JRA・GⅠ優勝唯一の地方所属馬の功績を称え、メイセイオペラ記念のサブネーミングが付けられた。