暫くぶりで名前を聞いたなあ・・・
鈴木健二さん
(※画像は全てyahoo!画像より)
元NHKアナウンサーで、僕の世代ならクイズ面白ゼミナール、歴史への招待、NHK紅白歌合戦の白組司会等を思い出すのでは!?
この人と言えば・・・
教授風な風貌
驚異的な記憶力
自分を名乗らない
声がいい
インテリとユーモアを兼ね備え、放送現場は戦いと言う信念があるらしく、今は殆ど見掛けない職人気質のあるアナウンサーだった
入局のキッカケもびっくり!たまたま同級生とばったり会い、NHKの就職試験を受けると聞き、そのまま一緒に行き、一番応募が少ない職種を希望したらアナウンサーだと教えられ、応募して入局・・・普通はNHKに入るなんて難しいのにね(驚)
NHKニュース7の前身、NHKきょうのニュースのキャスター時代に、今は誰もが使う言葉
目線
を初めて使った人(それまでは視線だもんね)
確か、正午のニュース、夜9時のニュースも担当し、スタジオにいる時間以外は全て取材で外にいたと聞いた事がある その頃から異色の人材だったのが分かる(僕は、鈴木さんが定時ニュースを読む記憶は無いけど・・・)
鈴木さんの代名詞と言えば・・・
クイズ面白ゼミナール
オープニング時の口上、未だに覚えているなあ・・・
知るは楽しみなりと申しまして、知識を沢山持つ事は人生を楽しくしてくれるものでございます
わたくしは当ゼミナールの主任教授でございます
番組では台本を全く見ないで進行し、子どもながらに『この人凄っ!!』と目を丸くしたのを覚えている
小学校で面白ゼミナールごっこが一時期流行り、鈴木さんの役回りをやるのは、風貌から頭脳まで何一つ似ていない僕だった(笑)恐らく、友人の中で一番即興でクイズを出題していただけなんだろうけど・・・
今でも覚えているのは、オープニングで解答者1人1人にウソかホントかを当てるクイズを模倣したやつ
今の町田市長は2代目である
正解:ホント(当時の大下勝正市長は、初代の青山藤吉郎市長に続いて2代目)
小学生で、こんな出題をしていたなんて・・・我ながら変だったんだな(苦笑)
いつだったかの紅白歌合戦、引退する都はるみさんが歌った時の・・・
わたしに1分間時間を下さい
当時、流行語になったよね これよく学校で使っていたなあ・・・(笑)
鈴木さんは沢山の著書がある 最も売れたのは気くばりのすすめだけど、フジテレビが人気に便乗して鈴木健二の気くばりのすすめと言うスペシャル番組をやった時、異例の他局出演をしている とは言え、今より放送局同士の垣根が高い時代だから、鈴木さんはスタジオには来たが、その姿を見せる事は無かった(シルエット位はあったかも・・・)
このスペシャルの司会は、鈴木さんの先輩、元NHKアナウンサーの小川宏さんで、小川さんの仲介で実現したらしい・・・(子どもながらの印象だが、小川さんは後輩の鈴木さんに気を遣っているように思えた)
沢山ある著書、個人的には気くばりのすすめよりも・・・
記憶力のすすめ
の方が印象深い 僕は特段記憶力が良い方では無いので、どうしたら人並みになれるか?この本で教えられたよ
記憶力とは・・・
自分で自身の存在を確認するロマン
何事にも興味・関心を持って、文献を読み込んでみる
生き方を工夫したかは別にして、記憶力の強化や改善は、ちょいとだけど図れた・・・かな?
享年95歳・・・大往生に心より合掌・・・