先程、radikoで久しぶりにアレを聴いてみた。

 

TBSラジオでは2番目の長寿番組(たぶん、間違っていたらすみません)

 

毒蝮三太夫のミュージックプレゼント

(※画像は全てyahoo!画像より)

 

1969年から内包している番組が変わりながら続く、東京近郊(スーパー、商店街、店、会社が多い)を回り公開生放送され、マムシさんがお年寄りをイジリ倒す番組(笑)。下町気質を理解していないと、放送事故かと思う位、毒舌かつ口が悪く、僕が前に居た仙台とか関東以外ではまず成立しないよね。(何年か前に仙台のイベントに来た時、毒舌をかなりソフトにしていた印象が・・・)

 

僕は子どもの頃から、地元の町田にもよく来ていたから馴染みがある。社会人になってからも祝日とかに聴き、仙台に来てご無沙汰になったが、ラジコのお蔭で聴けるようになった。こちらに来てからは、たまに聴いている。

 

僕が記憶にあるものを幾つか挙げると・・・

 

『俺の名前知ってる?田村正和って言うんだよ』

『ここさ、●●駅から遠いよな。歩いて3日位掛かるんじゃねえか』

『小汚いババアだな。銚子電鉄みてえな顔をしやがって』

 

『歳幾つ?95歳?じゃあ、もう長くねえな』

『さっき聞いたんだけど、俺ここに10何年前に来てるんだってな。その時に来てくれたババアが、今日も来てやがるんだよ』

『(声が小さいお年寄りに)なんだ!ここはお通夜の会場じゃないんだから。くたばりぞこない、元気出せよ!』

 

『へえ~視力が1.5あるのかい?じゃあ俺がイケメンに見えるだろ?』

『93歳なの?そ~うは見えないよ。トシ取るの忘れたんじゃねえか』

『あなた80歳?俺の方が年上だから、ジジイの先輩だな』

 

・・・etc

 

他の人が言ったら怒られるだけで、単なる老人虐待になりかねない。しかし、マムシさんは彼の人柄と言うか、他人との距離が近い下町育ちが持つコミュ力の高さを持ち、彼の中ではそれが普通の接し方なんだと思ふ。これを僕は勝手に一代伝統芸能と呼んでいるけど。。。(実際に、下町育ち生粋の江戸っ子口の悪い人が多い・笑)

 

だけど、僕を含めたリスナーの多くは、非日常の世界だから、良くも悪くも新鮮に聴こえて来るのね。50年程前は抗議が殺到していたらしいけど、気質が分かる人良い意味で新鮮に捉えている人に受け入れられ、ジジイ、ババアと言われるのを楽しみに番組を見に来ているんだろうな。(聴いている僕も面白いんだけどね)

 

※これが番組のオープニング&クロージングテーマ。1969年から全く変わっていない。

しかし・・・55年目と言う事は、マムシさんも歳を取る訳で、今年で御年88歳!かつては、週5回平日の10時半から25分間(以前は週6回月~土だったらしい)が、週4回月~木の11時20分頃から15分間週1回金曜日の午後2時から25分間と変わり、2020年からは月1回土曜日の10時から25分間に縮小された。

 

昨年10月からは放送時間が月1回金曜日午後4時から30分間に移動し、

 

金曜ワイド ラジオTOKYO えんがわ

 

に内包され、月1回のお楽しみとして継続されている。(ラジオTOKYOは、TBSの前身であるラジオ東京から付けられている)

 

かつては・・・こういう感じだったのでしょ?

 

ちなみに、マムシさんの背後にいるTBSラジオのラジオカー見た事ある!公園で遊んでいたら、凄いスピードで通り過ぎて行ったのを覚えているなあ。。。

 

子どもだった僕が、50歳を過ぎたんだもんね。そりゃ、マムシさんもご高齢になるわな(あせ)。

 

大沢悠里さんじゃないけど、人情、愛情、みな情報・・・いつまでもお元気で続けて下さいな。