31日(日)水沢10R【M1】農林水産大臣賞典第47回桐花賞(ナダル賞)(オープン・ファン投票 ダート2000m 1着賞金1000万円 10頭立て 発走予定時間15時35分)
岩手競馬に会いに行こう。Meet the KEIBA
<見解>
2023岩手競馬ファイナル。岩手版有馬記念、暮れのオーラスは桐花賞で締めくくる。選ばれた10頭の精鋭が、岩手No.1の座を目指し、師走の大決戦に挑む。3歳からの挑戦は無いが、古馬は彩り豊か。連覇か?雪辱か?史上初の牝馬優勝か?新興勢力か?見どころ満載。個人的には3頭の争いかな~と見るが、桐花賞史に残る名勝負を期待したい。
◎ノーブルサターン(ファン投票3位:668票)
歴戦の兵と言う表現が当てはまる古豪。今シーズンは、夏から秋にかけて不振に陥ったが、北上川大賞典で見事復活V!前走トウケイニセイ記念も連覇達成と、本来に戻った様子。9歳の高齢馬だが、衰えとは無縁そうだ。
○ヴァケーション(ファン投票1位:1,150票)
唯一のGⅠホース。肩書きは断然格上だが、実戦ではゴール直前に差され、勝ちを逃す印象。今シーズンは一條記念みちのく大賞典で通算5勝目の重賞制覇を果たしたが、潜在能力を思えば、もう少しやれる筈。逆転十分。
▲ゴールデンヒーラー(ファン投票2位:932票)
個人的に応援している強豪牝馬。今シーズンは栗駒賞、青藍賞(現場で見ました)と重賞2勝したものの、マイルチャンピオンシップ南部杯、クイーン賞のダートグレード競走は惨敗。このメンバーなら巻き返しは可能。
△フレイムウイングス(報道推薦)
JRA・南関東と転戦し、今年3月から岩手入りしオープン格付けで戦っている。未勝利で勝ち味に遅いタイプだが、いずれも堅実に駆け、前走北上川大賞典ではノーブルサターンに0.2秒差2着に食い込んだ。侮れない存在。
△マイネルアストリア(報道推薦)
デビューはJRA、3勝クラスから、昨年春に岩手へやって来た。こちらではオープン格付けで、昨年は赤松杯・あすなろ賞と重賞2勝の活躍。今シーズンは特別競走に絞ったローテで常に勝ち負け。軽視は禁物だろう。
■自信度:E(※A~Zの段階)
■推定ペース:M
■推定タイム:2.06.前半~2.11.後半
<レース紹介:桐花賞>
1975年に創設された重賞競走。ファン投票レースの特性から、岩手版有馬記念と呼ばれ、親しまれている。レース名の桐花は岩手県の花である桐の花から命名された。歴代優勝馬には蒼々たるメンバーがおり、元JRAダート王・スリーパレード(第5・6回)、後の東京大賞典馬・カウンテスアップ(第10回)、一時代を築いた野生児・グレートホープ(第15・17・18回)、伝説の怪物・トウケイニセイ(第19・20・21回)、地方馬で唯一のJRAGⅠ馬・メイセイオペラ(第23回)、岩手の皇帝・トーホウエンペラー(第26回)、3連覇の偉業・トニージェント(第28・29・30回)、悲劇の岩手の星・ロックハンドスター(第36回)、令和初の大物・エンパイアペガサス(第43・45回)等名馬を数多く輩出している。