【アドラー心理学講演会】快活な人、快活の反対の人、未熟な人 | 心のコンシェルジュかずみんのブログ '

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自分自身の心との付き合い方、パートナーシップ、その他の対人関係全般をより良くする為のヒントや、楽しくなることなどをお伝えしていきます。

昨日はNHK文化センター京都で岸見一郎先生の

アドラー、性格の心理学講座でした。

 

今回も私なりにまとめてみたいと思います。

 

まずは性格についてのおさらい

 

無自覚な人生目標<ライフスタイル(外化)

 =性格<情動(亢進したもの、高ぶり進んだもの)

 

という事から。

アドラー心理学では性格と同じような意味で

ライフスタイルという表現を使っています。


これは無自覚な人生目標が外化(外から分かる)

になったもので

 

人は10歳くらいまでに経験した様々なことを

きっかけに

「こういうことがあったらこう反応しよう」と

決めていると言われています。


子どもの頃に決めた無自覚な人生目標が

表に出てきたものがライフスタイル

 

このライフスタイルが高い度合いに

出てきたものを情動(感情)と

アドラーは言っていて

 

ライフスタイルは先天性の気質のイメージが

ある性格と似ているけれど

「何歳からでも変えられる言動・行動のパターン」と

してライフスタイルとしています。

 


(写真は昨年のものです。本がセットになった説明中)

 

さて、今回の性格は

 

快活・快活の反対の人・未熟・

原理主義者・卑屈・横柄・気分屋

不運な人・幸運な人

 

と盛り沢山でした。キャー

 

 

まずは快活な人について

アドラーの著書「性格の心理学」の中で快活な

人のことを

 

「共同体感覚のある人は、他者を援助し、

喜ばせようとする。

そのことは彼(女)らの外観の全体、

笑いからも分かる」

 

外から見て快活な人だと分かる場合が多く

快活な性格の人には笑い(情動)がある。

 

笑いは人と人を結びつける感情で、

情動の要石とも言える。

 

ただ、本来人を結びつける感情の「笑い」ですが

 

共同体感覚がない場合

他者の不幸を喜ぶ気持ちがあり優越性の

追求をしている。びっくりことも

 

ドストエフスキーは著書の中で

「笑い方が良かったらーそれはつまり、

良い人間なのである」と記しているように

笑いの表現をみて相手の本性を見ることができる。

 

例えばスポーツなどで相手チームに勝った時

 

戦争で敵に大砲が命中した時など、


相手にとっては不幸だが

喜ぶということはありうる。

 

また、最近の身近な話題で言えば、

日本のコロナウィルス罹患者が

他国より少ないことに優越感がないか。

 

など共同体感覚がない笑いには注意をしたい。

 



快活の反対の人

この人は不吉なことしか言わず、みんなが笑っている

中でも悲観的。


喜ばしいことがあっても、不安な気持ちを持ち

幸せは続かないと考えていたりする。

 

時に他の人にも「幸せは長く続かない」などど

呪いのような囁きをする。

 

うーん(^-^;

この話を聞いていて、誰かは思い出せませんが

人生の中で時折「幸せは続かない」

「苦労するべき」と言っていた人が

何人もいたような気がします。

 

その人といると気持ちが落ち込み、

連絡が来ると思わず自分の心を守る為に身構える。

そしてストレートに言葉を自分に取り入れないように

した記憶があります。

 

そのような人をアドラーは

「仲間の喜ばしい人生と発展を妨げる」と言い、

「常に人生の影の面に向けられ、楽観主義よりも

人生の困難を意識し、容易に勇気を失う」

 

本人もまた勇気を失っているのです。

自分の考え方や、言葉で自滅しているパターンで

しょうか?



未熟な人とは

いつまでも生徒のような、生徒じみた

何かをしようとして待ち構えている人


著者の中では

「発達のある点で止まったままであり

生徒の域を越えないような印象」と記して

あります。


人との話の中で自分の知識をひけらかそうと

している人も未熟と言えます。


他の人に驚いて欲しい


感嘆して欲しい


という自分がどう思われるかが大切で

他者より自分への関心が強い人


このような人は浮いていて世間知らず。

とのこと(バッサリ😅)


 

長くなってきたので続きは次に書きますね




 緑部分の引用はこちらより

 



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