龍が如く8 クリア後の個人的ゲーム総評 | 宮本 茂@横浜 書きたい事を書くブログ

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ゲーム本編は先に書いたブログ通り、クリアしました。

Lv56位だったので、桐生の方はちょっと危なかったです(苦笑)




1.ストーリー

まずストーリーですが、6で桐生一馬物語の決着を付けるつもりだったのでしょうが失敗。

7で新しい主人公春日一番を打ち立て、7外伝と8で桐生一馬の物語の旅を終わらせようとしたのでしょう。

過去を桐生一馬が受け持つというのは当然の流れ。


7で東西の大極道組織(ヤクザ)が解散し、組から追い出された大量のヤクザの受け皿として警備会社を立ち上げるものの失敗(理由は本編で確認して下さい)。


春日はハロワで一人一人と向かい合って元ヤクザの働き口を探す日々。

ぞっこんだった紗栄子には振られ(?)悶々とする日々の中、例のチャンネルの悪意ある動画で再び無職に。

要するにまた、ゼロからスタートさせたかったということでしょう(笑)

その後、星龍会を乗取った海老名にたどり着き、そこに居た元カシラの沢城からハワイにいる一番の生みの親である茜に合うように頼まれます。

ハワイに単身出向いた一番は、直後に身ぐるみはがされてまたゼロからのスタート(笑)


ストーリーの始めとしてはいいと思います。

その後、茜を追っているのがハワイの裏組織だと分かり逆に追われる立場に。

それでも正面からぶつかっていく辺りは龍が如くシリーズならでは。

そして問題の根本がアルカナの教祖、ブライスにあると知り、茜たちの身柄を確保するべく奔走。

しかし、ブライスが裏組織を総動員して探している理由には少し疑問は感じます。


本人が前教祖を亡き者にし、長年にわたって教団の信者を自身に心酔させていったのに、今更正当な後継者が現れたからと言って慌てるほどのことではないと思うんですよね。

また、前任者は教団が保有していた孤島を売って慈善事業の資金にするつもりだったらしいけど、島にそんな資産価値あるかなというところも疑問。

そういう物語の背景部分には色々ツッコミどころがあるのですが、ゲームプレイ中は気にならないでしょう(笑)


本作は6でやりきれなかった桐生一馬を舞台からの退場させる為に、癌という病と老いを使って弱っていく姿を描きファンに納得させようとしています。

つまり、龍が如くシリーズを任侠もののVシネマから脱却させたかったんだと思います。

これからはヤクザだけの物語にはしたくないという宣言です。


余談。

ドラマに対する評価で最近は伏線や伏線回収ということばかり騒いでいるようで正直辟易しています。

本作では各作品を全力で作って必要なら過去の出来事に対して繋がりがるようにシナリオを書いていると代表の横山氏が語っていました。

自身が大半の作品の原作を書いているので、桐生一馬の集大成にしようとした本作のシナリオは大変だったことは容易に想像できます。

お疲れ様でした(笑)



2.ゲームについて

①バトル

 前作からコマンドRPGに変わりましたが、理由は仲間と一緒に戦うからということのようです。

本作ではそれが進化し、攻撃を実行する位置を選択できるように。

バックアタック、近接ボーナス、追撃を狙った吹き飛ばし、連携攻撃などが狙って出せるように。

後、レベルが上がったあとのバトルとしてクイックバトル(L2)がありますが、マップ上でエンカウントしたまま発生するのは楽しいです。

経験値も7割入るので街ブラするときなどに結構使えます。


②成長システムとバランス

 前作ではキャラのレベルが先に上限に達してしまい、JOBランクをチマチマ上げるというバランスでした。

本作はジョブRANKは割とサクサクあがり、逆にキャラレベルはなかなか上がりません。

本作ではジョブRANKを上げてキャラを強化するという方向性になっています。

個人的にはこちらの方が楽しめます。

 

③武器・装備

 前作は初期レベルの武器のレベルを上げて武器を進化させて最強武器を作るシステムでした。

本作は元の武器を錬成して進化させるのですが1段階のみ。

最強武器作成のためには元の武器を探すか買うかという方法に。

前作との比較ですがどちらが良いかは好みというところでしょうか。

 

④マップ

 ハワイのマップは異人町の約3倍で確かに広いです。

終盤になって色々移動(バトルのリスクが下がるという意味で)しやすくなるとそこまで広いとは感じなくなります。

後マップにはやたらとアイテムが落ちていますので拾いまくりましょう(笑)


⑤ミニゲーム

 過去作からずっと収録されているゲームの他、別ゲームかと思えるほどのドンドコ島に、スジモンバトル等は本編銀行と並行して楽しめます。

その他のゲーム(クレージーデリバリーやトローリーバスでの撮影等)は楽しめそうなものといまいちなものと評価は分かれるかと思います。

まだきちんと遊んでないマッチングアプリはクリア後のお楽しみとしてこのアタプレイする予定です。






⑥エンディングノート

 桐生一馬の過去のエピソードと心残りのある人々の今を知るエピソードシステム。

桐生一馬物語をこれで最後にするために必要だったのかなと思います。

ただ、逢いたい人のエピソードはもう少し欲しかった気もします。


⑦レスポンス他操作性

 PS5版では最初のロードが4秒ほどで待っている感覚はほぼありません。

同様のロードにPS4では30秒ほどかかるようなので極力PS5でプレイするのがおすすめです。

後バトルでは攻撃ボタン(☓)を押すだけでも素早いアクションが展開されるので素早い操作が可能です。



総合的に見てストーリーも楽しめバトルも楽しめ、その他のゲーム要素も楽しめる大作に仕上がってます。

購入を悩んている人は即、購入がおすすめです(笑)