パリ五輪選考から漏れた伊藤美誠に批判殺到の何故 | 宮本 茂@横浜 書きたい事を書くブログ

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最後の五輪選考対象の試合で早々に敗退してしまった伊藤美誠選手。

個人戦選出の目がなくなったことで、団体戦に選ばれても出るかどうか発言に批判が殺到していたようです。

でも、何でそこまで批判するのか良くわかりません。


まず自分が五輪代表に費用含めて出してあげるわけではないのだから、選考結果を見守ればいいだけじゃないかと思います。

ポイント上位二人はよく頑張ったわけで、結果を出して出場の権利を得ました。

特に前回は最後の最後で石川佳純選手に敗れ、個人戦の出場が叶わなかった平野美宇選手は見事復活?したと言えるでしょう。


一方、伊藤美誠選手は東京五輪の後、調子を落とし加えて怪我もあったようでポイントを稼げないでいました。

ポイント争いで思うように勝てず、希望する個人戦枠は絶望的でした。

そして、最後の望みをかけた大会で早々に敗退。

一番堪えているのは当人なのは間違いありません。

そこでポロッと本音が出たわけですが、そんなに酷い発言ですか?

批判や中には罵倒している人もいるだろうけど、なぜそんなに批判するのか、いや出来るのか?


多分、オリンピックに「選抜されたら出場するのは義務」という前提、思い込みがあるのだと思います。

日本は自由主義国家だし、代表に選ばれるのは戦時中の召集令状じゃないのだからイヤなら辞退すればいいだけの話。

ポイント評価される大会そのものは、卓球界等が主催しているゲームだから、オリンピックとは別枠です。

それを義務かのような発言は、あまり感心しません。


もう一つは団体戦枠なので、モチベーションの上がらないのなら出るなというものです。

しかし出るかどうか、それ以前に選考は協会が行うので、我々一個人は結果を見てから発言すればよいと思います。

それに対してあれこれ意見するのはある意味おこがましい、選考するな等もっての外。

黙って見てろと思います。

結果はやる気があり伸びしろのあると思われる張本選手が選ばれましたが、その会見では記者側からは辛辣な質問が相次いだようです。

https://world-tt.com/blog/news/archives/157995




協会、監督側からの回答の主旨は以下の通り。

・先の発言については詳細は把握してない

・団体戦枠の選手は、ランキングだけで決定するわけではない(ルールにも明記してない)

・伊藤選手と張本選手は世界ランキングでも近い位置にいて実力は同程度(と見ている)

・張本選手は現在好調(で伸びしろも期待できる)

カッコ内は個人的な推測を付け足していますが外れてはいないでしょう。

つまり、実力と調子などを見て判断しましたという内容なので、記者にあれこれ言われる筋合いはないですね。


3つ目は、匿名なネットでの発言なので無責任な発言が多いということ。

リアルでもネットでも自分の発言に責任が伴うのは当たり前なのですが、その程度をまだ理解してない人が多々いるという現実。

残念すぎますね、いっそ匿名とか廃止したらいいのにと思います。

自分は実名でやってますし、出来ない理由は何?


何れにせよ、伊藤選手に対する批判は的外れ後多いと思いますし無責任過ぎる。

当人がなにか悪いことをしたのなら別ですが、それはありません。

ネットであろうがまともな発言、発言には責任を持つというのは心したいと思います。

皆さんもね。