![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160617/17/miyama-lodge/b2/62/j/t02200147_0500033313675094081.jpg?caw=800)
暗闇の中、妖精のごとく舞い踊る蛍・・・。
今年は本当にたくさんの蛍を観ることができました。
地元の方もその多さに驚きを隠せていない様子です。
清流が流れる美山町で、蛍は懸命に光り、生きています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160617/17/miyama-lodge/41/e7/j/t02200147_0639042613675094080.jpg?caw=800)
「何で僕は光るんだろう?」
蛍はそんなことも考えずにただ、光り輝くことにだけ専念している様子でした。
そこに迷いや疑いはなく、「生」を美しく生き切っている、勇敢な姿がありました。
人間は「考える葦」であると、とある哲学者が言いました。
人間にだけ与えられた特権、「考える」力。しかし、ときにその力は人間を破滅の道へとも追い
詰めることもあります。
「なぜ生きているのだろう?」「何のためにこの命が与えられたのだろう?」
考えれば考えるほど、答えを見いだせず、もがき苦しむ時もあります。
考えることをやめ
「今、ここに生きて、息をしていること」自体が奇跡なんだと
気づくことができ、感じることさえできれば、蛍のように美しく、勇敢に生きることができるの
だろうか?
そんな思いに耽りながら蛍を眺める、6月の美山です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160617/17/miyama-lodge/78/93/j/t02200330_0426063913675094079.jpg?caw=800)