抜糸したかと思ったら2 | かなり昔の小細胞がん(子宮頸がん)の話

かなり昔の小細胞がん(子宮頸がん)の話

2004年に子宮頸がん小細胞がんになりました。
かなり珍しい種類のがんなので治療方法とかを書いてます。
今更かよ~役にたたないよ~と自分でも思いますが・・・
再発しても生きてる人はたくさんいます。
自分が納得した治療ができるといいなと思います。

リナート(再縫合)手術の

後日談です


家の近所のコンビニに

のんび~りしたバイトが入った。


都島「あの娘さ、なんとなくナリシーに似てるよね」

ナリシーは私が手術した時に

病棟にいた新米ナース。

鼻の頭に汗かいて一生懸命走ってた。


旦那「お前の腹が開いた時、電話してきた奴か?」

都島「いや、それはヨコちゃんかも・・・」

私は術後、抜糸したら、パックリ開腹した。


旦那「あの時、電話に出たら

 

 あの、奥さんのオニャカが開いちゃって、あのオニャカ・・

 あの、すぐにシジツしないと

 えーと、えーと、すぐに病院に来てください

 ご家族の方がいないと

 キンキューシジツできなくて、あの・・・


 とか、ふざけた事言うから


 グチャグチャいわんと

 さっさと手術せんかい!!

 ボケ!!

 腹が開いたって

 生きるか死ぬかやろっ

 俺は神戸にいるから、すぐに東京には行かれへん!

 チャッチャとやれー!


 って、怒鳴ったんや」


都島「ええー!そんな事言ったの?」


旦那「そしたら、なんや電話が男に変わって」

 当然、主治医ハシッコですな。


旦那「また、同じような事ウダウダ言うから、むかついて」

都島「・・・・何って言ったの?」


旦那「まだゴチャゴチャぬかしとんかっ!!


    さっさと縫わんかい!!


    ボケッ!!!


 って、言ったった」


 変に自慢げの旦那。ありゃまあ。


だからか・・・


その緊急手術の後

急にハシッコが丁寧な口調になった。

抗がん剤治療の説明の時も

私よりも旦那を気にして

なんとな~くご機嫌伺いしていた。


東京生まれで

勉強熱心&自信満々だったドクターは

抜糸したらお腹が開くという非常事態でショック状態。

さらに

あまりに非常識な言葉を

患者の旦那から投げつけられダブルショック!


だから貧血おこして?

椅子に座り込んでたのか~


都島「(大笑い)そんな面白い事、なんで今まで黙ってたの」

旦那「あほ。その後、それどころじゃなかったやろ」

そりゃ、そーだ。


治療中や治療後や
いろんな事があるけど

それなりに、それぞれに

できる範囲で 

がんばりましょっかね。


とろいバイトさんや

ガーゼ切りがドへただったナリシー

私は決して嫌いじゃないんだな~

だって、面白いじゃない?