プロの自覚 | かなり昔の小細胞がん(子宮頸がん)の話

かなり昔の小細胞がん(子宮頸がん)の話

2004年に子宮頸がん小細胞がんになりました。
かなり珍しい種類のがんなので治療方法とかを書いてます。
今更かよ~役にたたないよ~と自分でも思いますが・・・
再発しても生きてる人はたくさんいます。
自分が納得した治療ができるといいなと思います。

ド田舎から坊さんを呼ぶと大変な事になる

葬儀社の兄ちゃん、教えて欲しかったよ・・・



義父の葬儀の時。

坊さんはド田舎からやってきた。

いろいろ作法が違うらしく、バタバタしてた。

しかもお経が途中で止まった。

無音の中、お焼香の列は進む。

坊さんはグズグズと言い訳してた。


そりゃーないだろー

あんたプロだろ?

プロは言い訳しないもんです。




ボランティア仲間の飲み会があった。

そこには緩和ケア科のドクターも参加。

パッと見ると、ちょっと頼りない感じの若いドクター(男性)。


ウラタ「僕はタメ口は良くないと思ってます。

 患者さんには絶対に敬語を使います。

 親近感が湧くと勘違いして、

 不適切な言葉使いをする同僚もいましたが、

 それはやはりおかしいと思います。


ふむふむ。なるへそ。


ウラタ「いくら気を使っても使いすぎる事はないです。

 医学部の勉強の中に患者さんや家族に対する会話の訓練をする

 授業を設けるべきだと思います」


ほー。なかなか妥当な意見だな。

見かけによらない。



久しぶりに飲んだので結構酔っぱらった。

つい入院患者あるある話になった。

ボランティアには「元」「現役」患者も多い。


なぜか、その人が部屋に入ってくると

入院患者全員がほんわかした気持ちになる。

そんなナースさんがいる。

たまにいるよね?!そんな人。

あれは一体何なんだろうか?

その人の何がそういう気持ちにさせるのか?

わからないけど、実際にそんな人がいる事は確かだって話。


あとは「排泄の介助」をしてもらう側は辛い。

ナースさんは仕事と割り切ってくれるのは

わかっているけど、やっぱり辛いって話。


今は

それを自分の力で出来る。

それを考えたら、毎日が最高にハッピー。

私なんて毎朝ウーコが出るだけで最高にハッピー。

詰まったら入院だからね。

排尿できるのも、凄い事だよ。


でも、ずーっと出来ていると、その事に気が付かない。

当たり前の事だと思ってしまう。

全然当たり前の事ではないのに・・・



ボランティアでは各部屋に入る事もある。

ナースコールを使うレベルではないが

家族や見舞いの友達が来るまでの

それまでの時間に

ちょっとお願いしたいことがある。


ベッドの下に落とした週刊誌を取って欲しいとか

テレビのリモコンは右側ではなく左側に置いて欲しいとか

ほんの少し先のティッシュを取って欲しいとか

そこらへんをタイミングよく

何かを手伝えたらいいよね、って話。



ウラタ「いや~勉強になりますっ。

 そうなんですね!

 うん、うん。ためになるなあ~」



プロは常に勉強している。

田舎のク○坊主。

ウラタ先生の爪のあかでも煎じて飲め!