昨年暮れも押し迫った頃、急性膵炎で入院した次男は

    予定より大幅に早く退院たことは、前のブログで書きました。

    アミラーゼの指数が順調に下がってきたことと、

    病院にいると、コロナ感染の恐れが大きいと医師から

    薦められたためです。

    後は自宅療養で、経過をみていこうと言うことでした。

  

    元来、脂っこいものが好きなので、しばらくは和食にしていましたが

    そのうち我慢ができないのか、自分で肉野菜炒めなどを作って

    食べています。(困ったものです)

 

     

     いろいろありがとうございますのライン。

     てめえは、何歳だと思っとるんだ!

 

 

    次男のことはさておいて、

 

   彼が入院した日に専門医から、

   このまま指数が下がらないと、命にもかかわる可能性が大きいと

   告げられたとき、

   不思議なことに、その言葉が私に向けられているという実感がわかず・・・

 

   看護師さんが、私の背中を撫でながら

  「大丈夫ですか。車の運転には気を付けて帰ってくださいね。」と

   声をかけてくださったのは、はっきり覚えています。

 

   マンションに帰って、長男に電話し、その日のうちに

   帰ってきてくれた長男夫婦の顔を見た時

   どっと涙があふれてきました。

 

 

 

    そして・・・次男が退院してからというもの、

    お風呂に入って髪を洗うと、抜け毛がすごいのです。

    このままだと、髪がなくなってしまうのかしらと不安に思うほど。

    年齢の割には髪の毛が多いと美容院でいつも言われていましたが

    ブラッシングをしても、ブラシに髪がまとわりついている。

 

    個人差もあるでしょうが、人間、大きなショックをうけると

    その影響が、時間差をおいて、

    身体をおそうのだなぁと、わが頭を触りながらしみじみ思いました。

 

    何歳になっても、我が子はいつまでも子供のまま。

 

    48歳の息子のことが、76歳の老いた母の上に覆いかぶさり

    老いた身を一層鞭打つのです。

  

    入院中は面会にはいけないので、家にいても仕方ないと

    いつものごとく、行事はこなしていました。

 

    平常心を保っていると思っていたのですが、

    わが身は嘘をつきません。

 

     人は強そうで、弱い。

   それで均衡を保っているのかも知れませんし、

 

    弱いから、優しくなれるのかも知れません。