歌舞伎座で伊勢音頭の通し上演は62年ぶりらしい。

国立劇場では2015年には上演しているらしいけど。

発端があるので分かりやすい。

詳しいことは後で。平日だから空席が目立った。

いつも上演するのは油屋以降だから前半は新作を見るような感じで役者もこなれてなくて、深く追求して

くれば面白い場面になりそうだけど、油屋の縁切る場面は万野のにくにくしさとお鹿の可愛らしさ、お鹿を弥十郎が

演じていたのにはかなり驚いた。可愛いらしく見せていたのは悪くなかった。

お紺に振られて怒り狂った貢の幸四郎はやっと本領発揮で刀に振り回される狂気の姿が今回では一番いい場面になった。

国立劇場が再開場するまでは歌舞伎座でこういう通し上演をやって欲しい。

見る方も演じる方も勉強になると思う。どうして前半が上演しなくなったかよく分かるから。

ただ関西では何度も通して上演している。仁左衛門の持ち役だからでしょうけど。

喜撰は六歌仙の一人の喜撰法師の踊り、最後の所化たちの住吉踊りが楽しかった。

今月は御浜御殿の仁左衛門も見たかったけど、何回も見ているし、今月は後半は雅也さん参加の芝居を複数回とっているので

やめました。一幕見物もできるけど見るなら一回席で見たいし。

4月の玉三郎と仁左衛門の夜の部は見たいとは思ったけど、夜にでたくないので取りませんでした。