今日の京都8月1日(木」 | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
今日から8月ですね。
京都は今日から連日39度の最高気温予報が出ています。上振れすると42度にもなるかもしれないという予報が出ています。
ひょっとしたら、2020年8月17日の浜松市と2018年7月23日の熊谷市の41.1度の日本最高気温の更新になるかもしれないと言われています。ちなみに、過去、京都市の歴代最高気温は、1994年と2018年に観測した39・8度となっています。
お仕事、学校など出かけなければならない方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、くれぐれも熱中症にはお気をつけてください。
もう、35度の猛暑には、驚かなくなっててしまいました。

さて、8月の別名を葉月といいます。葉月の由来は諸説あります。木の葉が紅かけま葉して落ちる月「葉落ち月」「葉月」であるという説が有名です。他には、稲の穂が張る「穂張り月(ほはりづき)」という説や、雁が初めて来る「初来月(はつきづき)」という説、南方からの台風が多く来る「南風月(はえづき)」という説などがあります。また、「月見月(つきみづき)」の別名もあります。 

○八朔のいわれ





8月1日は八朔とも言われます。八朔と聞いて思い浮かべるのは果物の八朔です。八朔は広島県尾道市因島にあるお寺・恵日山浄土寺の境内で偶然発見されたミカンの一種です。
発見した住職が「8月1日になれば食べられる」と言ったことから八朔(ハッサク)と名前が付けられたといわれています。しかし、果物の八朔はこの時期には食べられません。
○八朔はお中元の起源
八朔はお中元の起源とも言われています。八朔は古来より恩義のある人に贈り物をする風習があった日です。
古くから農家では、八朔の日にその年の収穫を、自身が仕えている家や知り合いに贈り、豊作を祈願する「田の実の節句」と呼ばれる祭りが行われていました。そのうち、この風習が町民や武家へと伝わり、「田の実」が“頼み”と同じ音であることから、よく頼み事をする相手へ感謝と共に贈り物を贈るという風習が生まれたと言われています。

○花街の八朔





花街では、お師匠さんやお茶屋さんにご挨拶まいりの舞妓さんや芸妓さんの姿を見ることができます。特に、祇園甲部の舞妓さんや芸妓さんは、いつもの年ならば、絽の黒紋付きに白塗りの姿です。舞妓さんの襟足の白粉の筋が2本から3本になったり、「奴島田」という髪型に結い直すといった正装は、始業式や店出し等の特別な日にしか見る事ができない晴れ姿です。
美しさのあまり、ぞくっとします。
この時は「おめでとうさんどす。どうぞ相変わりませず、お頼申します。」と、挨拶します。
同じようにまわられている姉さん方にも、黒塗りのお扇子を持ち、このように挨拶をします。
花街によって、八朔の衣装は違っています。宮川町では色無地を着てあいさつ回りが行われます。
*八朔など、たくさんの芸舞妓さんたちがご挨拶回りをされる時、たくさんのカメラを手にされた方々で密になり、また、いい写真が撮りたいと傍若無人なお振る舞いも見受けられます。どうぞ、良識のあるお振る舞いをなさっていただければと願います。

○八月一日さん
よく難読お名前として出てくる八月一日さん、なんとお読みするかご存知でしょうか。
「ほずみ」さんとお読みするそうです。

「台風が日本列島を襲い始める9月は、旧暦では8月となる。この時期はちょうど米の収穫時期でもあり、洪水などで農作物に被害が出ることも多い。そこで、旧暦の8月1日に稲の穂を摘んで神様に供え、台風に襲われず、米が豊作となることを祈願した。

この「穂をつむ」ということから、「八月一日」と書いて「ほずみ」と読む名字が生まれた。八月一日さんはこうした神事に関わった人が名乗ったものだろう。

各地に点々とあるが、とくに関東から東北南部にかけて集中している。また「ついたち」のことは「朔日」といったことから、現在は「八月朔日」と書くことが多い。なお、茨城県のつくば地方では読み方が「ほぞみ」と変化していることもある。」
出典https://news.yahoo.co.jp/articles/364eee38d7af2803ef71f76928f4ed418ef3e8b8

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今日は水の日です。
水の日(みずのひ)とは、水資源の有限性、水の貴重さ及び水資源開発の重要性について国民の関心を高め、理解を深めるための日本の記念日。毎年8月1日。

京都は名水で有名です。

昔から「京都の水は美味しい」と言われています。その理由は、京都は周囲を山々に囲まれた盆地です。それらの山々に降り注いだ水が、長い年月をかけて地面に浸透、ろ過され、京都の街の下にある水瓶に、地下水として溜まっているのです。
ちなみに、このように京都の街の下に溜まっている地下水の量は、琵琶湖水の8割近くもあるとのことです。

古くから三名水と言われているのが、
⚫︎染井
⚫︎佐女牛井
⚫︎縣井
の、三つの井戸です。
このうち、現在も湧き出ているのは、染井だけです。
染井の水は、梨木神社の境内でいただけます。



この他にもたくさんの京都の名水があります。
下記をご参考になさってください。

京都の名水
https://www.kyotonikanpai.com/purpose/nature/water/meisui_ichiran.shtml

この京都の水について書かれた本があります。
『もっと知りたい!水の都京都』大滝裕一、鈴木康久、平野圭祐著
人文書院刊2003



『水が語る京の暮らし』鈴木康久著白川書院刊2010

『京都水物語』平野圭祐著
淡交社刊2003

これらの本は、出版されてかなりの年数が経っているため、古本でしか手に入らないようです。

*染井でも、京都のお水をいただける場所には志納金のお願いがあります。できましたら、お志をちゃりんとしていただけると嬉しいです。こういう施設の維持費もかなりかかっています。よろしくお願いいたします。

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どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年8月1日(木)】(No.3545)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○夏の特別拝観燈明会/高台寺





豊臣秀吉と北政所(ねね)にゆかりの古刹。秀吉を偲び、参道には約900張の、弔いの提灯が灯されます。日没後、方丈前庭・波心庭にてプロジェクションマッピングが実施されます。

日程8月1日~18日
時間日没~21:30
料金
拝観料 600円(掌美術館見学も含む)
アクセス
市バス「東山安井」下車、徒歩約5分
京阪電車「祇園四条駅」下車、徒歩約20分
阪急電車「河原町駅」下車、徒歩約20分
ホームページ
http://www.kodaiji.com

○ 第36回本願寺納涼盆踊り
/西本願寺





「本願寺納涼盆踊り」は、1986(昭和61)年から、西本願寺の北境内駐車場を会場として開催しています。例年、1万人以上が来場される、たいへん賑やかな行事です。
日程8月1日(木)・2(金)
※小雨決行(荒天の場合は中止)
会場本願寺北境内地(駐車場)
16:00  開場
17:00  アトラクション
⚫︎1日目 シンガーソングライター原田博行さんによる弾き語り 「龍谷大学付属平安中学校吹奏楽部」による演奏
⚫︎2日目 シンガーソングライター原田博行さんによる弾き語り
「龍谷大学付属平安高等学校吹奏楽部with卒業生」による演奏
18:00 主催者・来賓挨拶
引続き 盆踊り・余興ステージ等
20:40  終了
20:50  閉場

○ 貴船の川床(〜9/30)

○ 鴨川納涼床(〜9/30)

○ 嵐山鵜飼(〜9/23)/渡月橋付近

○宇治川鵜飼(〜9/30)/宇治川

○ 上七軒ビアガーデン(〜9/7)/上七軒歌舞練場

○ 叡山電車「青もみじのライトアップ」(〜8/15)

○ 七夕笹飾りライトアップ(〜8/15)/貴船神社

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