今日の京都6月3日(月) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
祇園祭まであとひと月弱。
昨日は、放下鉾の中央に立つ真木が新調され、松尾大社から四条新町の放下鉾の会所まで運ばれました。
この真木は長さ約13メートルもある長いものです。
途中、四条大宮からお囃子も合流して、華やかに賑やかに四条通りを進みました。祇園囃子が聴こえてくると、わくわくしてきます。

京都新聞の動画です。

https://m.youtube.com/watch?v=RstOWUyO-Xs&fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR3bZTj_l8ef40W4XUVP2qux7BJh1Ac_NWjASHcvZO0P4Q2Auyw7spNjIl8_aem_AWd6orbkE8BZbpXYE7y0FD53KNwgREU9AodWIpAxqEL0piacYuqBShNmg-TTChiFVBZMxRz7aAajlPnTin1JlyyR&si=QYQAS1wxOTOozViU

************************************************************************************************************************************

この週末から京都では、オーバーツーリズム対策として、市バスに京都駅と市内の観光地を結ぶ「観光特急バス」の運行が始まりました。



「観光特急バス」は、
⚫︎京都駅と清水寺近くの五条坂を直接結ぶ便
⚫︎京都駅から五条坂や祇園などを経由して銀閣寺に向かう便
以上の2路線で、土日と祝日などに運行されます。
運賃は大人500円、子ども250円で、市営地下鉄と市内を走るバスに1日に何度でも乗車できる「地下鉄・バス1日券」も利用できるそうです。ただし、「敬老乗車証」や定期券などは対象外です。

この他にも土曜日・休日に以下の系統を運行しています。
102号系統 金閣寺・銀閣寺ライン
105号系統 岡崎・銀閣寺ライン
106号系統 東山ライン
こちらは通常の230円で乗車できます。



この「観光特急バス」の運行で、少しは混雑が解消されるのでしょうか。

************************************************************************************************************************************
今、街のあちこちで紫陽花が咲いています。

今日はこの紫陽花を用いたおまじないをご紹介します。
「紫陽花を用いたおまじない」は6月にするおまじないで、よく言われているのが、6月の6のつく日に(6日、16日、26日)に行うのと、夏至の日にやるとも言われています。

このご利益は紫陽花を吊るすところによって変わるとも言われています。
お手洗いに吊るすと「1年間、お臍(へそ)から下と婦人関係の病から守る」、
玄関とかお金をしまっているところに吊るすと「1年間、小銭に困らない」ということです。



吊るし方は写真を参考になさってください

やり方はアジサイの花を葉っぱ3枚以上残して半紙でまいて、紅白の水引を蝶々結びでつけて半紙に自分の名前と生年月日を書き、逆さに吊るします。(名前や生年月日を書かなくてもいいという説もあり)
このおまじないは主に関西で行われているようです。



【紫陽花とは】



 アジサイ(紫陽花、学名 Hydrangea macrophylla)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木の一種です。
広義には「アジサイ」の名はアジサイ属植物の一部の総称です。アジサイの原種は日本に自生するガクアジサイ です。 

6月から7月にかけて開花し、白、青、紫または赤色の萼(がく)が大きく発達した装飾花をもつ。ガクアジサイではこれが花序の周辺部を縁取るように並び、園芸では「額咲き」と呼ばれます。ガクアジサイから変化した、花序が球形ですべて装飾花となったアジサイは「手まり咲き」と呼ばれます。

日本、ヨーロッパ、アメリカなどで観賞用に広く栽培され、多くの品種が作り出されている。原産地は日本で、ヨーロッパで品種改良されたものはセイヨウアジサイ と呼ばれます。

花言葉は「辛抱強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」など。

○紫陽花の語源

アジサイの語源ははっきりしないが、最古の和歌集『万葉集』では「味狭藍」「安治佐為」、平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」の字をあてて書かれている。もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものとする説であります。そのほか、「味」は評価を、「狭藍」は花の色を示すという谷川士清の説、「集まって咲くもの」とする山本章夫の説(『万葉古今動植物正名』)、「厚咲き」が転じたものであるという貝原益軒の説があります。

花の色がよく変わることから、「七変化」「八仙花」とも呼ばれます。

日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、おそらくライラックに付けた名で、平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれています。草冠の下に「便」を置いた字が『新撰字鏡』にはみられ、「安知佐井」のほか「止毛久佐」の字があてられています。アジサイ研究家の山本武臣は、アジサイの葉が便所で使われる地域のあることから、止毛久佐は普通トモクサと読みますが、シモクサとも読むことができると指摘しています。また『言塵集』にはアジサイの別名として「またぶりぐさ」が挙げられています。

○シーボルトと紫陽花

 鎖国時代に長崎にオランダ商館員の一員として日本に渡来し、オランダ人と偽って出島に滞在し医療と博物学的研究に従事したドイツ人医師にして博物学者シーボルトは、オランダに帰還してから植物学者のツッカリニと共著で『日本植物誌』を著した際にアジサイ属 14 種を新種記載しています。 
シーボルトはアジサイ属の新種に自分の妻「おタキさん」の名をとって Hydrangea otaksa と命名しました。

○紫陽花の色

紫陽花の花の色は、 土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われています。 
 花色は開花から日を経るに従って徐々に変化する。最初は花に含まれる葉緑素のため薄い黄緑色を帯びており、それが分解されていくとともにアントシアニンや補助色素が生合成され、赤や青に色づいていきます。

○甘茶も紫陽花です 



現在、建仁寺霊源院で公開されている甘茶の庭の甘茶も紫陽花の一種です。

甘茶(あまちゃ)は、アジサイ科の落葉低木ガクアジサイの変種であるアマチャです。また、その若い葉を蒸して揉み、乾燥させたもの。およびそれを煎じて作った飲料が甘茶です。ウリ科のつる性多年草であるアマチャヅルの葉または全草を使った茶も甘茶ということもあるが、前者の「アマチャ」を使った甘茶が本来の甘茶です。

○紫陽花の毒性

 毒性成分は、未だ明らかにされていません。
古くから、アジサイには青酸配糖体が含まれているとされ、半ば定説のようになっています。 それは、 1920 年のアメリカでの家畜の中毒例が元になっていると考えられます。 
2008年にも中毒事件も起こっています。
切り花にされる際などお気をつけてください。

参考Wikipedia

************************************************************************************************************************************

【京都での紫陽花の名所】
*施設では「あじさい」とひらがな表記がされているので、ここでは「あじさい」と書きます。

○三室戸寺
あじさい園の開園
期間:6月1日(土)~7月7日(日)
時間:8時30分~16時30分 (16時30分までに下山)
拝観料:大人1000円 小人500円

あじさい園ライトアップ
期間:6月8日(土)~6月23日(日)の間の土・日曜日のみ
時間:19時~21時(20時30分受付終了)
拝観料:大人1000円 小人500円
宇治市菟道滋賀谷21
アクセス【電車】阪三室戸駅より徒歩20分【バス】京阪宇治駅より10分、JR宇治駅より10分(※6月中は三室戸寺行きの臨時バスが出ます)

○智積院
この時期、拝観料なしで紫陽花を眺めることができます。(今年の確認が取れていません)
京都市東山区東大路通七条下ル東瓦町964
アクセス
市バス東山七条

○善峯寺



約3,000坪の広大な白山あじさい苑があり、約8,000株ものあじさいが斜面一面を色とりどりに埋め尽くします。
京都市西京区大原野小塩町1372
アクセス
【バス】JR京都線向日町駅より阪急バスで40分、または阪急京都線東向日町駅より阪急バスで30分、善峯寺下車徒歩8分

○岩船寺
花の寺として知られる岩船寺。朱色の三重塔とあじさいが映えます。
木津川市加茂町岩船上ノ門43 
アクセス
JR加茂駅から木津川市コミュニティバス(加茂山の家行き)で約16分、「岩船寺」下車

○藤森神社
境内にある2か所のあじさい苑では、西洋あじさいや額あじさいなど、約3,500株のあじさいが咲き誇ります。
京都市伏見区深草鳥居崎町609
アクセス
【電車】京阪墨染駅下車徒歩7分、またはJR藤森駅下車徒歩5分【バス】市バス藤森神社前下車すぐ

○三千院
金色不動堂手前にある「あじさい苑」に、小あじさい、山あじさい、額あじさい、希少な星あじさい(七段花)といった数種・数千株のあじさいが植えられています。種類ごとに順番に花が開いていくため、6月中旬から7月に入っても楽しめます。
京都市左京区大原来迎院町540 
アクセス
【バス】JR京都駅より約60分、大原バス停下車徒歩10分

○梅宮大社
境内の回遊式庭園で、夏は花菖蒲(ハナショウブ)とあじさいが楽しめます。
京都市右京区梅津フケノ川町30
アクセス
【バス】JR京都駅より市バスで35分、梅宮大社前下車徒歩2分

○ 楊谷寺



あちこちで見かけるようになった花手水。楊谷寺が最初だと言われています。
境内には約5,000株ものあじさいが咲きます。見ごろには、あじさいまつりが開催されます。また、あじさいの時期に『あじさいの押し花朱印』が限定授与されます。
長岡京市浄土谷堂ノ谷2
アクセスが悪く、毎月縁日(17日)は、当山のシャトルバスが「阪急西山天王山駅」東口、「JR長岡京駅」西口の2カ所から発着しています。それ以外の日には、最寄駅からのタクシーになります。

○建仁寺霊源院
あじさいの一種甘茶の庭が、この時期公開されています。
5月18日(土)~6月16日(日)
時間:11時~14時30分(15時閉門)
拝観料:大人500円 中高生300円 
京都市東山区大和大路通四条下ル小松町
アクセス
京阪電車「祇園四条駅」下車徒歩12分
京都駅から市バス206系統「清水道」下車徒歩5分



○御池通
御池通にもたくさんのあじさいが植えられています。

************************************************************************************************************************************
どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年6月3日(月)】(No.3486)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○伝教大師御影供/延暦寺大講堂
「御影供(みえく)」とは、祖師の御影(肖像)に礼拝供養する作法です。
天台宗には『天台四大師御影供』として、天台大師・伝教大師・慈覚大師・慈慧大師に対する「御影供」が伝えられています。
天台大師とは 智顗(ちぎ)(538-597) は、中国の僧侶。天台宗の実質的な開祖です。
伝教大師とは日本天台宗の開祖最澄のことです。 822年6月26日(弘仁13年6月4日)比叡山の中道院で没、享年56(満54歳没)でした。866年(貞観8年)、清和天皇より伝教大師(でんぎょうだいし)の諡号が贈られました。日本で初めての大師号です。以後「伝教大師最澄」と称されました。

慈覚大師とは、 円仁(えんにん、延暦13年(794年) - 貞観6年1月14日(864年2月24日))は、第3代天台座主。慈覚大師(じかくだいし)ともいいます。 入唐八家(最澄・空海・常暁・円行・円仁・恵運・円珍・宗叡)の一人です。 (遣唐使して唐に渡った僧侶)

慈慧大師とは、 良源(りょうげん、延喜12年9月3日(912年10月15日) - 永観3年1月3日(985年1月26日))は、平安時代の天台宗の僧。諡号は慈恵大師(じえだいし)。一般には通称の元三大師(がんざんだいし)の名で知られます。第18代天台座主(天台宗の最高の位)であり、比叡山延暦寺の中興の祖として知られます。
日程6月3日
時間10時
アクセス
【路線バス利用】JR京都駅・京阪三条駅・京阪出町柳駅より比叡山頂行き(京阪バス57系統・京都バス51系統)に乗車(約60分)。延暦寺バスセンター下車、徒歩すぐ。(※西塔・横川へは延暦寺バスセンターより横川行き山内シャトルバス利用)
【京阪電車・叡山電鉄・八瀬ケーブル利用】京阪 出町柳駅から叡山電鉄にて八瀬比叡山口駅へ。叡山ケーブルに乗換、ケーブル比叡駅へ。叡山ロープウェイに乗換、比叡山頂駅。山内シャトルバスにて、延暦寺バスセンター下車、徒歩すぐ。(※西塔・横川へは延暦寺バスセンターより横川行き山内シャトルバス利用)
【車利用】比叡山ドライブウェイ田の谷ゲートより車で約10分(東塔)~25分(横川)。 

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院
 
○ 御土居の青もみじ(〜6/30)/北野天満宮

○春の特別拝観(〜6/16)/瑠璃光院 

○ 貴船の川床(〜9/30)

○ 鴨川納涼床(〜9/30)

○あじさい苑開園(〜7/7)/三室戸寺

○ 紫陽花苑の公開(〜6/30)/藤森神社

○ 初夏の庭園特別公開(〜7/10)/建仁寺両足院

○ あじさいウイーク(〜6/30)/柳谷観音

○茅の輪くぐり(〜6/30)/車折神社

#京の歳時記
#放下鉾
#観光特急バス
#紫陽花のおまじない
#紫陽花
#紫陽花の語源
#シーボルト
#紫陽花の花の色は土壌で変わる
#紫陽花には毒がある
#甘茶も紫陽花
#紫陽花の名所
#延暦寺