今日の京都5月30日(木) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
沖縄、鹿児島県奄美地方ではすでに梅雨入りしています。昨年はかなり早い梅雨入りでしたが、今年は遅くなるような予報が出されていましたがどうでしょうか。


「堕栗花」「栗花落」という言葉をご存知でしょうか。
ご存知の方は俳句を嗜んでいらっしゃる方かと。
これは両方とも「ついり」と読みます。
意外と知れれていませんが、「栗の花」は、梅雨の時期と栗の花が落ちる時期が重なる事から、「堕栗花(ついり)」と呼ばれ、「栗花落(ついり)」と表す場合も有ります。



1600年辺りでは、現在のように「梅の実」では無く、「栗の花」が堕ちる時期を現在の「梅雨入り」の到来を伝える物だとし、「ついり」と呼び、「堕栗花」「栗花落」と表現しました。
一般的に「梅雨」の語源としては、この時期は梅の実が熟す頃であることからという説や、この時期は湿度が高くカビが生えやすいことから「黴雨(ばいう)」と呼ばれ、これが同じ音の「梅雨」に転じたという説、この時期は「毎」日のように雨が降るから「梅」という字が当てられたという説があります。普段の倍、雨が降るから「倍雨」というのはこじつけ(民間語源)である。このほかに「梅霖(ばいりん)」、旧暦で5月頃であることに由来する「五月雨(さみだれ)」、麦の実る頃であることに由来する「麦雨(ばくう)」などの別名があります。

中国では「梅雨(メイユー)」、台湾では「梅雨(メイユー)」や「芒種雨」、韓国では「장마(長霖、チャンマ)」といいます。中国では、古くは「梅雨」と同音の「霉雨」という字が当てられており、現在も用いられることがあります。「霉」はカビのことであり、日本の「黴雨」と同じ意味です。中国では、梅が熟して黄色くなる時期の雨という意味の「黄梅雨(ファンメイユー)」もよく用いられます。 






この項
出典Wikipedia

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さて、明後日6月1日から両足院で半夏生の庭園が公開されます。
日程6月1日(土)~7月14日(日)
12時~16時(閉門16時30分)
 拝観料
大人1000円(本堂参拝 書院拝観)
アクセス
市バス東山安井(徒歩約5分)、祇園(徒歩約7分)

【両足院とは】



両足院は、建仁寺の開山・明庵栄西禅師の法脈・黄龍派を受け継ぐ龍山徳見禅師を開山とする臨済宗建仁寺派の塔頭寺院です。
現在の両足院は、開山当時「知足院」と号していました。知足院は、龍山徳見禅師の遺骨が知足院に葬られてからは、徳見禅師の法脈を継ぐ当院3世文林寿郁の両足院・一庵一麟の霊泉院などの黄龍派寺院の本院でした。
創建された当時の両足院は、知足院の別院、または徒弟院として建仁寺開山堂・護国院の中にありましたが、天文年間の火災の後、「知足院・両足院」両院を併せて「両足院」と称する事となり現在に至ります。 

○半夏生の庭園





半夏生という名前の由来ですが、これには二説あり、一説は半夏(烏柄杓)と薬草が生える時期だから、という説と、その名も半夏生と呼ばれる花が咲く頃だから、という説もあります。この半夏と半夏生は全く異なる植物で、薬草である半夏に対し、半夏生は毒草です。
半夏生は日本名で「片白草」と呼ばれ、数枚あるうちの一枚の葉だけが白くなることから、半化粧がいつの間にか半夏生となったと言われています。 
水辺に高さ六〇センチほどに生え、半夏生のころだけ頂の葉の下半分が白くなり、白い穂状の花が咲く、どくだみ科の多年生植物です。 

七十二候の1つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目としていましたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっています。毎年7月2日頃にあたります。この日に、蛸を食べる習慣があります。
この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言い、大雨になることが多いです。地域によっては「半夏水」(はんげみず)とも言います。

○両足院の狛寅
両足院の境内には、毘沙門天をまつる毘沙門天堂があります。そこにまつられている毘沙門天は、もとは鞍馬寺の毘沙門天像の胎内仏でしたが、縁があり、現在両足院にまつられています。
 毘沙門天が現れたのが「寅年・寅日・寅刻」だったとされることから、寅は毘沙門天と使いといわれています。両足院の毘沙門天堂には狛犬ではなく狛寅が安置されています。こちらのおみくじ人形は、毘沙門天と寅です。可愛いので、ご興味のある方はどうぞ!

と、いうわけで、こちらで開かれる市が 寅市と言われています。寅市(祇園の手作り市)は原則毎月第2日曜日(8月は休み)10:00~16:00に行われます。(原則雨天決行)に行われています。

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どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年5月30日(木)】(No.3482)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○御懺法講/三千院



天台宗にとって最も大切な法要儀式となる「御懺法講(おせんぼうこう)」では、知らず知らずのうちにつくった自らの諸悪の行いを懺悔して、お互いの心の中にある「むさぼり、怒り、愚痴」の三毒を取り除き、自分の心をさらに静め清らかにする「懺法」が行われます。三千院では約850年前の保元2年(1157年)に、後白河天皇が宮中の仁寿殿において宮中御懺法講として行ったことがはじまりとされます。この法要は「声明懺法」ともいい、声明(仏教音楽、お経に全て節が付けられている)と雅楽が融合し、約2時間にわたって宮中法会が再現されます。
日程5月30日 
時間 11:00~
場所 三千院 宸殿
アクセス 
地下鉄烏丸線「国際会館駅」から京都バス「大原」~徒歩10分、またはJR「京都駅」から京都バス「大原」~徒歩10分
料金 大人500円、高中生300円、小学生無料 ※参拝は庭園のみ
ホームページ http://www.sanzenin.or.jp/ 

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院

○ 伏見名水スタンプラリー(〜5/31)

○ 春の特別拝観(〜6/2)/相国寺
 

○ 御土居の青もみじ(〜6/30)/北野天満宮

○ 霊宝館春季特別公開(〜5/31)/清涼寺

○春の特別拝観(〜6/16)/瑠璃光院 

○ 新緑特別拝観(〜5/31)/妙覚寺

○ 貴船の川床(〜9/30)

○ 鴨川納涼床(〜9/30)


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