今日の京都5月12日(日) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
昨日は、全国的に気温が上がり、京都でも27度と夏日になりました。今日は雨のところが多いようです。

今日は「母の日」ですね。
街のお花屋さんの店先には、
カーネーションをはじめとして、
花束、花籠、鉢植え、色とりどりの花が並んでいました。




「母の日」といえば、カーネーションです。カーネーションも赤が定番でしたが、最近はいろいろな色のカーネーションが出回っています。
カーネーション全般の花言葉は、
「無垢で深い愛」 ですが、
それぞれの色のカーネーションに花言葉があります。

◎素敵な意味の花言葉をもつ色 

○赤・・・「母への愛」「母の愛」
「真実の愛」
○ピンク・・・「感謝の心」「あたたかい心」「美しい仕草」「気品」
○オレンジ・・・「情熱」「熱烈な愛」
「清らかな慕情」
○紫・・・「気品」「誇り」
○青・・・「永遠の幸福」

◎悲しい意味を持つ色 

○白・・・「亡き母を偲ぶ」「私の愛情は生きている」「尊敬」
○黄色・・・「軽蔑」「嫉妬」
○濃い赤・・・「私の心に哀しみを」

お花選びの参考になさってください。昨日、お花屋さんでムーンダストという紫色のカーネーションをみかけました。技術の進歩で、何色のカーネーションも作れるのかもしれませんね。いっそ、レインボーという名前の七色の花も素敵かもしれませんね。って、本来の母の日のカーネーションからは遠くなってしまうかもしれません。




プレゼントもいいですが、ひとこと、「ありがとう」の言葉がなりよりのプレゼントです。
みなさまがたの母の日はいかがでしょうか。

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さて、今日は葵祭の前祭として、下鴨神社にて御陰祭が行われます。

【御陰祭とは】



過年のポスター

御蔭祭は、葵祭が行われる5月15日(旧暦4月酉の日)に先立つ、12日(旧暦牛の日)に下鴨神社で行われる葵祭の前儀のひとつです。

新たに生まれた下鴨神社の御祭神の賀茂建角身命・玉依媛命の荒御魂荒御魂(あらみたま)を神馬に遷し、比叡山山麓の御蔭神社から下鴨神社へお連れする神事です。この新たに生まれた荒魂と和魂(にぎみたま)と一つになり、御祭神は新たに生まれ変わり、葵祭の日を迎えることになります。

御蔭祭の歴史は古く、社史によれば紀元前581年頃、第2代綏靖天皇(すいぜいてんのう。父は神武天皇。)のときに始まった日本最古の神幸列と言われます。これが発展して葵祭になったと言われています。

「御蔭祭」の名は、神事が斎行される場所が、東山三十六峰の二番目の山、洛北上高野の御蔭山の麓であったことから称されました。
1992年(皇紀2652)平成4年に徒歩と神馬による巡行が復活されました。

【御蔭祭の1日】

行粧(ぎょうそう。神職や氏子の方々からなる我が国最古の神幸行列)は下賀茂神社を出発し、約20キロ離れた御蔭神社まで生まれ変わった荒御魂をお迎えし、賀茂波爾(赤の宮)神社、宝ヶ池を経由し、下鴨神社に一日かけて戻ってきます。その際、車を使い、一部は徒歩の巡行となります。
○午前9時下鴨神社樹下神事



9時になると、御手洗川で樹下神事という祓いの儀式が行われます。その後、勧盃の儀という儀式が行われ、神職の方が盃をいただき、参列者全員をお清めして、御蔭神社に向けて出発する行事です。

○午前9時半

約150人の供奉員(ぐぶいん)が葵の葉を付け、烏帽子(えぼし)、狩衣姿(かりぎぬすがた)の神職や伶人(れいじん)、氏子、神宝である楯(たて)・鉾(ほこ)・
弓などを持ち、神霊を迎える神馬(しんめ)と参列を連ねて下鴨神社を出発します。
○午前11時御蔭山の儀





神事が執り行われる幕の中へ入れるのは神職の方だけです。これが終わると、幕の向こう側の二つの本殿にお詣りできます。ここでの写真撮影は禁止されています。お詣りが終わるとお神酒をいだだけます。

○午前12時御生神事(みあれしんじ)
お生まれになった荒御魂を御生木(みあれぎ)に導き、御神櫃(ごしんぴつ)に移します。「あれ」とは現れるという意味です。
雅楽が奉納されます。荒御魂誕生の瞬間です。御陰祭でのクライマックスです。

御蔭神社で荒御魂を移したあと、帰路は下鴨中通北大路の交差点から、神馬に遷され下鴨神社までの約1kmを歩いて巡行します。

○13時路次祭



赤の宮神社(正式名称は賀茂波爾[かもはに]神社といいます。)に向かいます。御神櫃を収めた天蓋のようなものを積んだトラックとともに行粧が到着します。
神事が行われたのち、舞楽、「環城楽(げんじょうらく)」が奉納されます。これは、昔の中国西域の人が蛇を持って帰る様子を描いた雅楽の舞曲です。

○16時下鴨神社 切芝前





御神櫃を背負った神馬の前で、東游(あずまあそび)という舞楽が奉納されます。これは、荒御魂を載せた神馬に舞楽を見せることで荒御魂にも見て頂いたこととするためです。
東遊の奉納が終わると、童子に杖が渡されます。その後、雅楽が奉納された後、再び隊列を組みなおし、下鴨神社本殿に向かいます。
切芝神事
https://youtu.be/XDPgVMhhCFs
○午後5時
神霊遷御

【御蔭神社行粧路】
 本宮-御蔭橋-川端通を北上-花園橋-御蔭神社に到着(御生神事)

 御蔭神社を進発-新田街道南下-摂社 賀茂波爾神社(赤の宮)に到着
 (路次祭)
摂社 賀茂波爾神社を進発-新田街道南下-河合社に到着神事
河合社-切芝に入御
(切芝神事)
切芝-本宮へ



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葵祭は5月15日の路頭の儀だけではなく、いろいろな神事を総称してのお祭りです。今日の御陰祭の認知度は低いですが、葵祭の真髄とも言える行事です。機会がありましたら、是非ご覧ください。

どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年5月12日(日)】(No.3464)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143




○ 御蔭祭/下鴨神社



葵祭に先駆けて神霊を下鴨神社に迎える為の神事です。下鴨神社の糺の森で行われる「東游」の舞楽はたおやかな趣きのある舞です。
日程5月12日
時間
9:00~
料金
拝観自由
アクセス
市バス205「下鴨神社前」
ホームページ
http://www.shimogamo-jinja.or.jp/

○神幸祭/新日吉神宮
800年もの歴史があり、妙法院の門跡も出社する法楽の儀が行われます。祭官が祝詞を述べ、門跡が読経する、神仏混交の珍しい光景が見られます。
日程5月12日(日)
時間
出立祭/12:00~ 氏子地域巡行/13:00~
料金無料
アクセス
市バス206・208「東山七条」

○ 還幸祭‘/松尾大社



葵と桂で本殿、神輿その他を飾り付け、供奉その他関係者も冠や烏帽子に葵と桂をつけるところから、「松尾の葵祭」別名「松尾の国祭」ともいわれています。
還幸祭には、三御旅所に駐輦されていた神輿と月読社の唐櫃とが、西寺跡の「旭の杜」に集合し、ここで古例による西の庄の粽の御供、赤飯座(あかいざ)の特殊神饌をお供えして祭典をした後、列を整えて途中朱雀御旅所に立ち寄り、ここでも祭典、次いで七条通りを西に進み、西京極、川勝寺、郡、梅津の旧街道を経て、松尾大橋を渡り、本社に還御されます。
この還幸祭は神輿渡御祭の中心で、今でも氏子中で「おまつり」と言えば、還幸祭(おかえり)を意味します。還幸祭には下津林地区から選ばれた稚児が「松尾使」として奉仕します。
日程5月12日(日)
時間
発御祭(7:45)→「旭の杜」に6基の神輿が集合(12:00)→ 祭典(朱雀御旅所)→松尾大社(着御祭:19:45)
料金無料
アクセス
市バス28「松尾大社前」
阪急電車嵐山線「松尾大社」下車すぐ
ホームページ
http://www.matsunoo.or.jp/index-1/index.html

○五月会/妙法院門跡
日程5月12日
時間法要:9時、公開:9時~15時30分
法要が営まれ、通常非公開の文化財が無料公開されます。
アクセス
京阪電車 七条下車 徒歩約10分市バス 東山七条又は馬町下車 徒歩約2分 

○例祭/菅大臣神社
菅原道真公を祀る菅大臣神社で、公を偲ぶ例祭が斎行されます。2日間にわたり、献茶式、観音供養、茶会、例祭、茂山千五郎社中による奉納狂言などが行われます。
日程5月12日
例祭10:00~、在釜10:00~15:00、奉納狂言14:00~
アクセス
地下鉄「四条烏丸駅」から徒歩5分、またはJR「京都駅」から市バス「西洞院仏光寺」~徒歩3分

○神幸祭/須賀神社
京都聖護院の氏神である須賀神社で、毎年5月第2日曜に「神幸祭」が斎行されます。本殿で祭典が行われ、剣鉾を先頭に、子ども神輿や鳳輦、稚児行列が賑やかに練り歩きます。
日程5月12日  13:00~
アクセス
JR「京都駅」からバス約30分「熊野神社前」~徒歩5分

○今宮祭/今宮神社
5日に神幸祭で、車太鼓を先頭に、祭鉾、八乙女、伶人、御神宝、相殿の御牛車など約800名の神幸行列とともに、3基のお神輿が巡幸して、御旅所に向かいました、そして、その御旅所に置かれたお神輿が還幸祭で、今宮神社にお戻りになられます。今宮神社のお神輿は大きさも重さも京都一とも言われています。今宮神社に戻られるまでに何ヶ所で行われるお神輿の舁あげは勇壮です。
日程5月12日13時
アクセス
市バス今宮神社前下車


○ 春の特別公開(〜6/16)/大徳寺塔頭 興臨院 

○十三まいり(〜5/13)/法輪寺

○ 春の特別公開(〜5/16)/弘源寺

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院

○春の特別公開(〜5/25)/東寺

○ 伏見名水スタンプラリー(〜5/31)

○ 春の特別拝観(〜6/2)/相国寺
 

○ 御土居の青もみじ(〜6/30)/北野天満宮

○ 霊宝館春季特別公開(〜5/31)/清涼寺

○春の特別拝観(〜6/16)/瑠璃光院 

○ つつじ園 開園(〜5/12)/三室戸寺

○不動大祭(〜5/15)/三千院

○ 大原女(おはらめ)まつり
(〜5/19)

○ 鴨川をどり(〜5/24)

○ 新緑特別拝観(〜5/31)/妙覚寺

○ 貴船の川床(〜9/30)

○ 鴨川納涼床(〜9/30)

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