今日の京都4月15日(月) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
昨日の京都は最高気温27度で真夏日一歩手前でした。いきなりの暑さに、暑さをより強く感じられたかもしれませんね。しばらくは夏日超えの日が続きそうです。
どうぞ、天気予報の気温に気をつけてお過ごしください。



今日は平安神宮で、例祭が、明日16日には例祭翌日祭が行われます。

毎日、京都の歳時記で、いろいろな神社の例祭をご紹介しています。
この例祭、わかっているようでわかっていない例祭です。

【例祭とは】
 「例祭」は「例大祭(れいたいさい)」ともいわれ、神社で最も重要な祭典とされています。例祭は年一回(神社によっては年二回)執り行われ、その期日には、御祭神に縁故(ゆかり)のある日、または神社の由緒と関わりのある日が選ばれますから、神社によって違います。
特に由緒のある日のない神社の場合には、春祭りや秋祭りをもって例祭としています。例祭が行われる日は毎年一定で、みだりに変えることはできないものとされています。。第二次世界大戦以降も、神社本庁被包括の神社については、例祭日を変更する場合は神社本庁の承認を受ける必要があるとされています。
なお、伊勢神宮には例祭はありませんが、神宮の数ある祭典の中で最も重要とされている「神嘗祭(かんなめさい)」がそれに相当します。神嘗祭は、例年十月十五日から十七日に行われ、その年に収穫した新穀を大御饌(おおみけ)として神さまに奉ります。

【例祭には何をやるのか】
平安神宮の場合
4月15日例祭
ご祭神桓武天皇が天応元年(西暦781年)に即位され、平城京の大極殿にて百官の拝賀をお受けになられた日にあたります。
祭儀では天皇陛下からの幣帛を唐櫃にお納めして勅使がご参向になり、500名にのぼる市民や全国の崇敬者が参列します。また、巫女による『平安の舞』と京都市民合唱団による『平安神宮奉頌歌』を奉納しご祭神のご神霊をお慰め申し上げます。

4月16日例祭翌日祭・神賑行事

例祭翌日祭(4月16日 午前10時)
例祭を奉祝し、「神饌講・澄心会・献花会・献茶講大祭」として、各付属団体の会員らが参列して斎行されます。祭儀では、澄心会の各家元が輪番で献茶奉仕されます。
●例祭奉祝神賑行事(4月16日)
・澄心会 茶会
時 間 午前11時(祭儀終了後)~午後3時頃
場 所 境内各所(尚美館・勅使館・斎館など)
 献茶奉仕家元の社中により、境内各所に拝服席や副席が設けられ、終日奉祝茶会が開催されます。
 
・献花会 奉祝献花展(4月14~16日)
時 間午前9時~午後4時頃
場所 額 殿
献花会全流派の代表が献花奉仕され、奉納花展が開催されます。
 
・神賑行事
時間午後12時30分~午後4時頃
場 所 大極殿前庭特設舞台(参観自由)
例祭を奉祝して花街による歌舞や御神楽、箏曲などが賑々しく奉納されます。
 
歌舞  宮川町歌舞会・祇園甲部歌舞会
先斗町歌舞会・祇園東お茶屋組合
御神楽    笠井社中
箏曲  琴綾会島崎社中
舞      花柳芳麿社中
太鼓  茜流むらさき太鼓 西村史郎社中
舞楽  平安神宮雅楽会など

この項出典
平安神宮ホームページより

どの神社の例祭も概ね、このような形で行われます。
ただ、神社により、神楽の舞は違っています。

【京都の主な神社の例祭】
⚫︎松尾大社 4月2日
⚫︎平安神宮 4月15日
⚫︎上賀茂神社 下鴨神社
5月15日
⚫︎八坂神社 6月15日
⚫︎石清水八幡宮 9月15日



【平安神宮】
平安神宮の歴史は浅く、平安遷都1100年を記念して、明治28年に遷都をされた第50代桓武天皇をご祭神として創建されました。今年、129歳です。その後、皇紀2600年にあたる1940年(昭和15年)に、平安京で崩御した最後の天皇である第121代孝明天皇が祭神に加えられました。


桓武天皇

出典Wikipedia


孝明天皇

出典Wikipedia


平安神宮の創建は、1895年(明治28年)4月1日に平安遷都1100年を記念して京都で開催された内国勧業博覧会の目玉として平安京遷都当時の大内裏の一部復元が計画されたことから始まりました。その当時の京都は、幕末の戦乱で市街地は荒廃し、明治維新によって事実上首都が東京へ遷ったことは人々の心に大きな打撃を与え、衰退の一途を辿っていました。
万国博覧会の開催と共に、平安神宮の創建により京都復興への市民の「情熱」と全国の人々の京都に対する「思い入れ」で、その後の数々の復興事業を展開されることになりました。
そのことが、平安神宮の管理と保存のための市民組織として平安講社が作られ、その記念事業として「祭り」が始められたのです。祭りを盛大にするため、東京奠都以前の京都の風俗を遡る時代行列が提案され、「時代祭」と呼ばれるようになり、今に至っています。
「祭神である桓武天皇と孝明天皇の二柱の御霊が、住まいであった御所から街の繁栄を見ながら行列のお供を従えて神宮へ行く」形となっています。開催日も桓武天皇が長岡京から都を移し新しい都に入ったとされる日、すなわち京都の誕生日とも言える10月22日に開催されています。
時代祭は京都市民によるお祭りです。



いつも岡崎を通る時、朱塗りの大鳥居や社殿が気持ちを明るくしてくれます。
1976年(昭和51年)1月6日、火災(平安神宮放火事件)が発生し本殿・内拝殿など9棟が炎上、焼失しましたが、1979年(昭和54年)4月に再建しました。


大極殿


また、平安神宮神苑(国の名勝) - 神苑は明治から昭和にかけての名造園家である7代目・小川治兵衛(植治)が20年以上かけて造った池泉回遊式庭園で、国の名勝に指定されています。神苑には琵琶湖疏水から水を引き入れています。これからの季節は杜若・花菖蒲が素晴らしいです。






************************************************************************************************************************************
4月も今日で半分が過ぎます。桜前線も東北からいよいよ津軽海峡を越えそうです。京都の桜もそろそろ終盤でしょうか。
どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年4月15日(月)】(No.3437)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○ 例祭/平安神宮

平安神宮祭神の桓武天皇が天応元年(781年)に即位した際、平城京の大極殿にて百官の拝賀を受けた日にちなみ執り行われる祭儀で、平安神宮で最も重要な行事とされます。天皇陛下からの幣帛(へいはく)を唐櫃(からびつ)に納めた勅使が参向します。例年は500人に上る市民や全国の崇敬者が参列し、巫女による「平安の舞」と京都市民合唱団による「平安神宮奉頌歌」が奉納され、祭神の神霊を慰めます。

日程4月15日~16日  
時間10:00~ ※16日は例祭翌日祭
アクセス 
地下鉄東西線「東山駅」から徒歩10分、またはJR「京都駅」から5系統のバス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」すぐ
ホームページ http://www.heianjingu.or.jp/ 

○ 中酉祭(醸造感謝祭)/松尾大社



醸造感謝祭とも呼ばれ、全国から醸造家多数が参拝します。
古来より酒造りは「卯の日」に始まり「酉の日」に終えるという習わしから、この日盛大に祭事が行われます。
日程4月15日(月)
時間11:00~
料金
庭園宝物館有料
アクセス
JR「京都駅」から28系統市バス約35分「松尾大社前」下車
阪急電車嵐山線「松尾大社」下車すぐ
ホームページ
http://www.matsunoo.or.jp/index-1/index.html

○ 春の特別公開(〜6/16)/大徳寺塔頭 興臨院 

○十三まいり(〜5/13)/法輪寺

○ 本法寺 春季特別寺宝展(〜4/15) /本法寺

○ 花の天井 春の特別公開& 椿を愛でる会(〜5/6)/平岡八幡宮

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/6)/高台寺

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/6)/圓徳院


○ 春の特別公開(〜5/16)/弘源寺

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院


○ 男山桜まつり(〜4/30)/石清水八幡宮

○ 春の特別拝観(〜5/6)/銀閣寺

○ 霊宝館の春期特別展(〜5/6)/醍醐寺

○春の特別公開(〜5/25)/東寺

○春の特別公開(前半)(〜4/21)/白龍園

○ 伏見名水スタンプラリー(〜5/31)

○ 春季名宝展(〜4/22)/大覚寺


○ 春の特別拝観(〜6/2)/相国寺

○ 特別入山期間 御室花まつり(〜5/6)/仁和寺

○ 霊宝館春季名宝展(〜5/6)/仁和寺

○つつじと新緑の特別庭園公開(〜5/7)/正伝永源院 

○ 御土居の青もみじ(〜6/30)/北野天満宮

○ 令和6年 第150回記念公演都をどり(〜4/30)/祇園甲部歌舞練場

○ 建礼門院寺宝展(〜5/10)/長楽寺

○ 霊宝館春季特別公開(〜5/31)/清涼寺

○春の特別拝観(〜6/16)/瑠璃光院 

#京の歳時記
#平安神宮
#例祭
#桓武天皇
#孝明天皇
#時代祭
#中酉歳
#松尾大社