今日の京都1月9日(火) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
前橋(群馬)・熊谷(埼玉)・京都・津(三重)の気象台で初雪が観測されました。
京都地方気象台では、1月8日(月)観測で、平年より28日遅く、昨季より20日遅い初雪でした。

昨日の朝、金閣寺がうっすらと雪を被っていました。




京都では、初雪が降ると行われる行事があります。北野天満宮の初雪祭です。
昨日の雪では、残念ながら積雪が少なく行われませんでした。
 http://kitanotenmangu.or.jp/sp/about_seven_wonders.php

また、貴船神社では、期間限定(2月29日まで)で雪が降るとライトアップされます。


出典貴船神社ホームページ

 https://kifunejinja.jp/

その日、ライトアップされるかどうかはこちらをご覧ください。
https://x.com/kifunejinja?s=21&t=A-MrbgaKnRMTz8uSjeLSzw

【北野天満宮 初雪祭とは】

参道の入り口にある影向松(ようごうのまつ)にその年初めて雪が積もれば行われる行事です。社伝では、初雪の日に天神様(道真公)がこの松に降り立って雪見の歌を詠むとされ、初雪祭では筆・すずり(硯)・墨や短冊が松の前に供えられます。

初雪祭が行われるのは松に雪がしっかりと積もることが必要で、気象観測としての初雪の日に行われるとは限りません。過去にはうっすらと雪が積もったときに見送られていた年もあったとか。また、初雪祭が行われる期間は「三冬の内」。すなわち立冬から立春前日までの間で、近年の暖冬では初雪祭が行えない年もあります。

https://www.facebook.com/197910997033480/posts/1226666777491225/?d=n

さて、この冬は、初雪祭が行われるでしょうか。
一度は拝見してみたい行事です。

この初雪祭は北野天満宮の七不思議のひとつ、影向松が関連している行事です。

 【北野天満宮の七不思議とは】

その一 影向松

表参道の大鳥居(一ノ鳥居)をくぐってすぐ右手に、石の玉垣で囲まれた一本の松が立っています。影向松と名付けられたこの松は、当宮の創建からこの地にあると伝わる御神木。立冬から立春前日までに初雪が降ると天神さまが降臨され、雪見を愛でながら詩を詠まれるという伝説があり、現在でも初雪が降った日には、硯と筆と墨をお供えして「初雪祭」の神事を行っています。

その二 筋違いの本殿

参道の正面に本殿がそびえ立つ。というのが多くの神社で見られる光景ですが、当宮の楼門参道の正面には摂社の地主社が立っています。これは、もともとこの地には地主神社があり、のちに菅原道真公をおまつりする社殿を建てたという歴史的な理由から、本殿は地主社の正面を避けて建てられました。

その三 星欠けの三光門
本殿前の中門は三光門と呼ばれ、神秘的な「星欠けの三光門」伝説が残っています。それは、門の名は日・月・星の彫刻に由来しているけれども星は天上に輝く北極星のことで、実際には刻まれていないという説。平安時代、御所の場所は現在とは異なり当宮を北西に臨む千本丸太町に位置し、帝が当宮に向かってお祈りをされる際、三光門の真上に北極星が輝いていたからだと伝えられています。 

その四 大黒天の燈籠 
三光門の少し東南に立つ石燈籠は台座に大黒様の像が刻まれていて、この大黒様の口に小石をのせて落ちなければ、その小石を財布に入れて祈るとお金に困らないといわれています。石燈籠は江戸時代に「大黒屋」を中心とする質屋さんの組合によって奉献され、このことからお金の運だめしが始まりましたが、「落ちない」ことから受験生にも知られるようになりました。古い燈籠ですので小石を乗せるときは、そっと触れてください。

その五 唯一の立ち牛

天神さまのお使いとして、境内には神牛の像や彫刻が数多くみられますが、これは菅原道真公が丑年生まれであったことと、大宰府でご生涯を閉じられた際、道真公の御遺骸をお運びする途中で車を引く牛が座り込んで動かなくなって、やむなく付近の安楽寺に埋葬したという故事に由来しています。この伝説から神牛は臥牛(伏した牛)の姿であらわされていますが、一体だけなぜか立った姿の神牛が拝殿の欄間(らんま)に刻まれています。

その六 裏の社 

ふつう神社は前から拝むように造られていますが、当宮の本殿は背面にも「御后三柱(ごこうのみはしら)」という御神座をもっています。道真公の御神座と背中合わせの形で北向きにおまつりされているのは道真公のご先祖様の天穂日命、おじい様の菅原清公卿、お父様の菅原是善卿の三柱の神さまです。その昔、天満宮の参拝はこの「御后三柱」も含めて礼拝するのを常としていました。古のならいに従い、皆さまもお参りしてみてください。

その七 天狗山
境内の北西の角には天狗山と呼ばれる小山があります。室町時代に描かれた『社頭古絵図』(北野参拝曼荼羅)には、ユーモラスな烏天狗が描かれており、大昔、この辺りには天狗が出没したのかもしれないと想像をかきたてられる場所です。また、この場所は都の守護を司った乾(北西)に立つ北野天満宮の境内のさらに乾にあることから特に神聖な場所とされてきました。一願成就のお牛さまをおまつりする牛舎、絵馬掛所があります。



出典
北野天満宮ホームページ


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今日から3学期が始まるというお子さんたちも多いかと思います。地震のあった能登地方の子どもたちは学校が避難所になっていて、学校の再開の目処がたっていないそうです。積雪もあり、寒さの中で頑張っている子どもたちに頑張れと声をかけたいです。
どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年1月9日(火)】(No.3340)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○祇園のえべっさん



祇園のえべっさんは、八坂神社境内の北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)で行われます。祭神は、素戔鳴尊の孫神の事代主神。
福笹の授与が行われます。
9日15時 七福神を乗せた「えびす船」が石段下より四条烏丸までの四条通を往復巡行します。
日程1月9日~10日
時間10時~
福笹の授与が行われます。

場所 
八坂神社境内 北向蛭子社 
アクセス
京阪電車 祇園四条下車 徒歩約5分 市バス 祇園下車 徒歩すぐ 阪急電車 河原町下車 徒歩約10分

○ あやべ初えびす大祭

商売繁昌、家内安全を祈る「あやべ初えびす大祭」が綾部恵比須神社で開催されます。宵えびすでは、七福神が乗り込んだ宝船「えびす丸」が市街地を巡航します。本えびすでは多くの参拝者が吉兆笹、熊手等の縁起物を求めて訪れます。甘酒のふるまいもあります。

日程1月9日~10日  
時間【9日】12:00~ 宵えびす 
 【10日】9:00~16:00 本えびす
開催場所 京都府綾部市 綾部恵比須神社
アクセス 
JR山陰本線「綾部駅」から徒歩15分

○ 出世えびす祭



粟田神社の摂社である出世恵美須神社で、御神像である寄せ木造りの恵美須神像が3日間にわたり特別公開されます。家運隆昌、商売繁盛の神様で、境内では福笹などの縁起物が授与されます。

日程 1月9日~11日  
時間10:00~17:00
場所 粟田神社
アクセス 
地下鉄東西線「東山駅」から徒歩5分
料金 無料 

○御正忌報恩講/西本願寺



日程1月9日~16日

宗祖親鸞聖人の命日16日まで連日、恩徳を偲んで法要(10時、14時※)が行われます。
※9日は14時のみ、16日は10時のみ
場所 西本願寺 
アクセス
JR京都駅から徒歩約15分
タクシー 5分
市バス(9、28、75系統)西本願寺前下車 

○ 泉山七福神巡り/泉涌寺





山内の即成院(福禄寿)、戒光寺(弁財天)、観音寺(えびす神)来迎院(布袋尊)、雲龍院(大黒天)、悲田院(毘沙門天)、法音院(寿老人)に七福神が祀られており、それぞれの福神を巡ります。

1月9日
時間8:00~16:00
場所
泉涌寺
即成院戒光寺泉涌寺雲龍院
アクセス
市バス202・207・208「泉涌寺道」下車、徒歩7分


○ 十日ゑびす大祭(初ゑびす)(〜1/12)/恵美須神社

○蓬莱船(1/1〜2/3)/上賀茂神社

○ 京都十二薬師霊場会(〜1/31)

○ 伏見五福めぐり(〜1/15)

○ 都七福神めぐり(〜1/31)

○ 京都十二薬師霊場会(〜1/31)

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