今日の京都12月30日(土) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
いよいよ今年も、今日と明日の二日となりました。
注連縄や注連飾りなど、まだの方は、今日中に飾ってください。明日になると一夜飾りとなってしまいます。

さて、今日あたりから、おせちを作られる方も多いのではないでしょうか?
最近は、おせちを注文される方も多いようですね。ご自分で作られる方、おせちを注文される方、みなさんのお宅はどうでしょうか?

さて、このおせちについて、ご存知でしたか。

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【おせち料理とは】

「おせち」という言葉はもともと「お節句」が変化したもので、いわゆる五節句に神前にささげる節句料理の総称です。1年で一番大切なお正月料理だけに「お節」という言葉が残ったと言われています。 お正月におせち料理を食べるのは、正月の三日間女性が休養できるようにとよく言われますが、本来は、神様を迎えている間は物音をたてたり、騒がしくせず、台所で煮炊きをするのを慎むというところからきています。

【おせち料理の基本】

おせち料理の基本は、お屠蘇、祝い肴三種(三つ肴)、雑煮、煮しめです。めでたさを重ねるという意味で縁起をかつぎ、料理は重箱に詰めて重ねて出されます。同様の意味合いから、雑煮もおかわりをするのが良いとされています。一般的には献立すべてを指すのではなく、重箱詰めされた料理のみをおせち料理といいます。

【おせち祝い肴三種】

「おせち料理」を代表するものであり、最も重要だとされているものがあります。それが、「おせち料理」になくてはならない基本中の基本の料理だとされている「祝い肴三種」または「三つ肴」です。
この「祝い肴三種」は関東で関西では違います。



関東では「田作り」「数の子」「黒豆」の3品が祝い肴です。
数の子は子孫繁栄、田作りは五穀豊穣、
黒豆はまめ(健康)に暮らせるように、
という願いが込められています。



関西の祝い肴は「田作り」「数の子」
「たたきごぼう」の3種。
ごぼうは根をはることから
「根気がつく」「家の土台がしっかりする」などと縁起ものとされ、
歯固め(健康長寿)の願いも込められています。 

参考及び引用写真

http://www.daiei.co.jp/food/qa/010.html

【おせちのお重】



おせちを入れるお重は5段重ねが正式で、上から「壱の重、弐の重、参の重、与の重、五の重」と呼びます。四段目が「与の重(よのじゅう)」と呼ばれるのは「四(し)」が「死」を連想させ縁起が悪いと考えられているためです。五の重が空になっているのは、現在が満杯(最高)の状態ではなく将来さらに繁栄し富が増える余地があることを示しています。しかし、最近では核家族化に伴い三段重が多くなっています。

●壱の重: 口取りと祝い肴。海老、日出蒲鉾、きんとん、などおめでたいもの。
 江戸(関東)の祝い肴3種は数の子・黒豆・ごまめ 
 京都(関西)の祝い肴3種は数の子・たたきごぼう(結びごぼう)・ごまめ 
●弐の重: 酢の物。なます など 
●参の重: 焼き物。鯛のみそ焼きなど 
●与の重:煮物。里芋・ごぼうの煮物 など
●五の重:控え(何もつめない)

組み合わせは地方によってさまざまです。お重への詰め方のポイントは料理の数と種類はおめでたい奇数(仏教でいうと陽数)で祝い、隣り合う料理の色はなるべく正反対の色のものを選ぶことです。
引用写真
http://osechi-dousuru.blog.so-net.ne.jp/2014-11-02 

【おせち料理の意味】

元旦のお祝いの料理であるおせち料理には、食べ物の形や名前の語呂あわせによって、無病息災と子孫繁栄の願いを込めています。
その中でも人気なのが次の3つです。。
●黒豆……健康でまめまめしく働けるように。
●栗きんとん……「金団」と書き、財宝という意味。 今年も豊かな生活が送れるようにとの願いが込められています。
●数の子……ニシンの卵。ニシンのことを「カド」というので、カドの子がなまって数の子になったと言われています。数の子には、子がたくさん生まれて代々栄えるようにという願いがあります。
その他
●えび料理……ゆでたり焼いたりすると、えびの背が丸くなることから、腰が曲がるまで長生きできますようにという願いが込められています。
●なます……色の白い大根は清らかな生活を願っていただきます。また、大地に根をはるので、家の土台がしっかりして栄えるとも言われています。
●田作り……カタクチイワシの子どもを干したもの。 昔は稲を植える時に田んぼにコイワシを細かくきざみ灰に混ぜて肥料 にしました。今年もいいお米がとれますようにと願いを込めて、田作りと呼ばれています。 
●睨み鯛……関西には正月三が日の間は箸をつけない尾頭つきの鯛を焼いたものを重詰めする風習があります。

出典
越前屋・暮らしのミニ知識より

【今年話題となったおせちの本】
福音館書店から出されているこどものとも年中向き1月号の「おせち」です。





「くろまめ、ぴかぴか あまい まめ。まめまめしく くらせますように」など、おせち料理をひとつひとつ紹介しながら、料理に込められた願いがわかる絵本です。おせちの基本的な料理を紹介したあとは、一の重、二の重、三の重とお重に詰めて、できあがり! 内田有美さんの精緻で美しく描かれたおせちが並ぶ場面は圧巻です。

と、子ども向けの絵本ですが、おせちについての説明もわかりやすい一冊です。
生憎、時期的にもみなさん興味をお持ちになったのか、売り切れとなりました。

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今年もあとわずか。
今年を振り返ってとか、
来年の抱負とかが、
飛び交っています。
言い出したらたくさんありますが、今年も無事に年末を迎えられたことは感謝です。
そして、来年も健康で、毎日投稿ができればいいですね。
なんだか小さいことだけど、大きなこと。こうして、ここで、出会えた方々に感謝です。ありがとうございます。

今年も無事に終えられるように、ケガなく、事故なく、病気なくで、どうぞ、いい一日でありますように!


【今日の京都令和5年12月30日(土)】(No.3330)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143


○空也踊躍念仏(かくれ念仏)(〜12/31)/六波羅蜜寺

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