今日の京都11月16日(木) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
今年はいつもの年よりも落ち葉が早いような気がします。場所によるのかもしれませんが。

本日は清水寺にて「落葉忌」が行われます。



【落葉忌(おちばき)とは】

清水寺の奥に続く道を登ると美しい池が見えてきます。そこが庭が美しい成就院です。塔中(たっちゅう)成就院の第24代、25代住職月照、信海両上人の忌日法要が「落葉忌」です。月照上人は「安政の大獄」によって九州に下り西郷隆盛と薩摩湾にて入水、上人が入滅された忌日です。翌年、江戸・小塚原にて非業の死をとげた弟、信海上人を合わせて追善法要、献茶が行われます。






【成就院の庭園】





成就院の庭園は「月の庭」と呼ばれています。
成就院の庭園「月の庭」は妙満寺・成就院の「雪の庭」と廃寺になった成就院の「花の庭」と合わせて、成就院の「雪月花の洛中三名園」と言われていました。これらの雪月花の庭園は、俳句の先駆者とも言われる松永貞徳(ていとく、1571-1654)が作庭したといわれています。

現在もその内のニ庭が残り、一庭が再興され、三つの庭が揃ったことになります。貞徳は寺町二条、清水、北野(一説には祇園)、に同時に庭園を造ったとされ、寺町二条の妙満寺を「雪の庭」、清水を「月の庭」・北野を「花の庭」と称し、それぞれが「成就院(じょうじゅいん)」という塔頭にあったことから成就院「雪・月・花の三名庭」、あるいは「雪月花の庭」と並び称されています。現在、妙満寺の「雪の庭」は岩倉に遷った際、妙満寺塔頭の「成就院」から本坊に移されています。
妙満寺の雪の庭




そして、昨年、北野成就坊に作られたとされる花の庭が復興されました。明治期の廃寺とともに失われた成就坊の花の庭ですが、北野天満宮に残された庭石を活用するなどして境内の梅苑に新たな庭を整備されました。

北野天満宮花の庭



なお「月の庭」は北向きの為、池に映る月を観賞していたそうです。
通常は非公開ですが、18日から秋の公開が行われます。
11月18日~11月30日
(9:00~16:00 受付終了、
夜間公開 18:00~20:30 受付終了)

 【月照とは】



出典Wikipedia

 月照(げっしょう、文化10年(1813年)- 安政5年11月16日(1858年12月20日))は、幕末期の尊皇攘夷派の僧侶です。 

 文化10年(1813年)、大坂の町医者の長男として生まれた。

文政10年(1827年)、叔父の蔵海の伝手を頼って京都の清水寺成就院に入る。そして天保6年(1835年)、成就院の住職になった。しかし尊皇攘夷に傾倒して京都の公家と関係を持ち、徳川家定の将軍継嗣問題では一橋派に与したため、大老の井伊直弼から危険人物と見なされた。西郷隆盛と親交があり、西郷が尊敬する島津斉彬が急死したとき、殉死しようとする西郷に対し止めるように諭している。

安政5年(1858年)8月から始まった安政の大獄で追われる身となり、西郷と共に京都を脱出して西郷の故郷である薩摩藩に逃れたが、藩では厄介者である月照の保護を拒否し、日向国送りを命じる。これは、薩摩国と日向国の国境で月照を斬り捨てるというものであった。このため、月照も死を覚悟し、西郷と共に錦江湾に入水した。月照はこれで亡くなったが、西郷は奇跡的に一命を取り留めている。享年46でした。「眉目清秀、威容端厳にして、風采自ずから人の敬信を惹く」と伝えられています。

お墓は、月照ゆかりの清水寺(京都市東山区)と西郷の菩提寺である南洲寺(鹿児島市)にあり、清水寺では月照の命日である11月16日に「落葉忌」として法要を行っています。

その時世の歌は
 「 大君の ためにはなにか 惜しからむ 薩摩の瀬戸に 身は沈むとも」
出典Wikipedia

月照はNHKの大河ドラマ
『篤姫』にも登場し、大河ドラマ『西郷どん』では尾上菊之助さんが演じられていました。

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どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和5年11月16日(木)】(No.3285)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○ お火焚祭/恵美須神社

恵美須神社では、無病息災、家内安全、商売繁盛を祈願し、午後2時より「お火焚祭」の祭典が執行されます。氏名を書いた片木(へぎ)のお焚きあげが行われ、湯立神楽も奉納されます。当日の参拝者には、その年とれた米で造られた御神酒「白酒」がふるまわれます。
日程11月16日 
アクセス
京阪「祇園四条駅」から徒歩6分、または地下鉄東西線「三条京阪駅」から徒歩15分、またはJR「京都駅」中央口から17系統の市バス「河原町松原」~徒歩8分
ホームページhttp://www.kyoto-ebisu.jp/nenkan.html 

○ 特別公開/旧三井家下鴨別邸 
通常公開されない、二階座敷や見晴らしの良い庭園をが特別公開されます。3階望楼は事前予約制となっています。
日程11月16日(木)~12月5日(火)
時間
9:15~16:30(9:00開館 17:00閉門)
※事前予約優先
日程備考
11/22(水)、11/29(水)は休館日
料金
⚫︎2・3階望楼見学の場合 
※事前予約優先
大人1,100円・中高生800円・小学生600円
⚫︎1階のみの場合大人500円、土日祝休日600円・中高生300円・小学生200円
アクセス
市バス17「出町柳駅前」下車徒歩約5分

○ 秋の庭園特別公開寺宝展/正伝永源院 



通常非公開の建仁寺塔頭です。織田信長の弟、大名茶人・織田有楽斎と熊本藩主・細川家の菩提所です。本尊は釈迦如来で客殿、庫裡、鐘楼、唐門などのほか有楽斎に関する遺品も多く伝わります。境内には有楽斎が建てた国宝の茶室「如庵(じょあん)」が復元され、暦貼りや鱗板、有楽窓などが見られます。
日程11月16日(木)~12月3日(日)
時間
10:00~16:30(受付終了16:00)
料金700円
アクセス
バス停「南座」下車 南へ5分
京阪電車「祇園四条」駅を下車 1番出入口 から東へ徒歩3分
阪急電車「河原町」駅を下車 東へ徒歩15分
各種市バス「東山安井」下車 西へ徒歩8分
ホームページ
http://www.shoden-eigenin.com/function/index.html

○ 秋のライトアップ/知恩院 
禅苑・三門・国宝御影堂などがライトアップされますす。
日程11月16日(木)~12月2日(土)
時間17:30~21:00
料金
大人 800円小人 400円
アクセス
京阪電車「祇園四条駅」下車、徒歩約10分
阪急電車「四条河原町駅」下車、徒歩約20分
地下鉄東西線「東山駅」下車、徒歩約8分
市バス「知恩院前」下車、徒歩約5分
ホームページ
http://www.chion-in.or.jp/

○ 花の天井 秋の特別拝観(〜12/3)/平岡八幡宮

○ 特別公開/大徳寺塔頭 興臨院(〜12/17)

○ 秋の特別拝観(〜12/10)/瑠璃光院 

○ 秋期特別公開(〜11/30)/清凉寺 霊宝館 

○ 秋の特別公開(〜12/3)/銀閣寺

○秋の特別拝観(〜12/10)/宝厳院 

○ 秋の特別公開(〜12/10)/弘源寺 

○ 秋季特別公開(〜11/30)/大徳寺塔頭 総見院

○ 秋季特別公開(〜12/3)/大徳寺塔頭 黄梅院

○特別公開(〜12/3)/聖護院

○特別展東福寺(〜12/3)/京都国立博物館

○ 秋の特別公開(事前予約制)(〜12/3)/白龍園

○ 梵燈のあかりに親しむ会(〜12/22)/妙心寺東林院

○菊花展(〜11/19)/泉涌寺

○ 秋季名宝展「大覚寺に伝わる稀少の逸品」(〜12/4)/大覚寺

○ 霊宝館秋期特別展弘法大師御誕生1250年記念(〜12/3)/醍醐寺

○ 秋の特別展・ライトアップ(〜12/10)/圓徳院

○ 秋の特別拝観・ライトアップ(〜12/10)/高台寺

○ 二条城まつり(〜12/3)

○ 御土居ともみじ苑公開(〜12/3)/北野天満宮

○ 比叡山もみじ祭り(〜11/23)

○もみじ祭(〜11/28)/三千院

○ 京都非公開文化財特別公開(〜11/26)

○ 嵯峨菊展(〜11/30)/大覚寺

○ 宝物展(〜11/30)/大原来迎院

○ 秋の特別拝観(〜11/30)/妙心寺塔頭大法院 

○ 秋の看楓特別拝観(〜12/3)/東福寺

○ 観経曼陀羅特別公開(〜12/8)/真如堂

○秋の人形展(〜11/14)/宝鏡寺

○もみじまつり(〜11/30)/赤山禅院

○ 境内ライトアップと夜間特別公開(〜12/10)/東寺

○ 貴船もみじ灯篭(〜11/26)

○ 秋の夜間特別拝観(〜12/3)/宝泉院 

○ 庭園特別拝観(〜12/3)/妙覚寺

○ 秋の寺宝展(〜12/3)/永観堂 

○ 永観堂ライトアップ(〜12/3)

○ 「好文亭」の特別拝観(11月中の土日祝(19日を除く)/青蓮院門跡

○ 秋の特別寺宝展(~5日・23日~26日)/六道珍皇寺 

○ 秋の特別公開(~6日・11日~12日・18日~19日・23日~26日)/寂光院

○ 秋の特別拝観(〜12/3)/東福寺塔頭・即宗院

○ 金堂夜間特別拝観 及び 境内ライトアップ(〜11/19)/神護寺

○ 十日十夜別時念仏会(お十夜)(〜11/15)/真如堂

○ 秋の特別拝観(〜11/30)/一華院

○ 紅葉ライトアップ(〜12/3)/京都府立植物園 

○ライトアップ(〜11/26)/梅小路公園

○夜の特別拝観(からの11/17)/鹿王院

○秋の紅葉ライトアップ(〜12/3)/しょうざん庭園

○ 秋の看楓特別拝観(〜12/3)/東福寺

○ 大涅槃図特別公開(〜12/3)/東福寺

○ 国宝三門特別公開(〜12/3)/東福寺

○ 秋の特別拝観(〜12/3)/勝林寺

○ 秋の夜間特別拝観(〜12/3)/宝厳院 

○ もみじ苑ライトアップ(〜12/3)/北野天満宮 

○ 紅葉の特別入山(〜12/3)/光明寺 

○秋期夜間拝観(〜12/3)/醍醐寺

○ 秋の特別拝観(12/5)/圓光寺

○ 「寿会」上七軒(〜11/18)

○ 秋の特別公開(〜12/3)/金戒光明寺 

○ 特別夜間拝観(〜12/3)/金戒光明寺 

○ 秋季特別拝観(〜12/3)/妙覚寺

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