今日の京都10月30日(日) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
昨日、近くの神社で、七五三のお詣りの親子を見かけました。今日もお詣りの方は多いでしょうね。




さて、この七五三詣り、「七五三参り」「七五三詣り」と、両方の表記をされているところがあります。



さてさて、「お参り」なのか「お詣り」なのか、迷ってしまいます。
「お参り」と「お詣り」の違いは、相手が神様か仏様かによって使い分けられるそうです。

【お参り】
お参りとは仏様に念ずることを指します。主にお寺やお墓、仏壇に対して使う用語です。
「参る」は「行く」の謙譲語で、「参」という漢字には目上の方への敬意が込められています。
 お墓やお仏壇でお参りするときには、ご先祖様も敬意対象となるので、近況報告や挨拶などとともに念じます。
数珠を持ち合掌して、音を立てずに念ずるのがお寺やお墓におけるお参りの特徴です。
【お詣り】
お詣りとは神様に願いを捧げることを指しています。
主に神社や神棚に対して使う用語です。
詣という漢字には「いたる」という意味があり、高い域にいる神様に祈りを捧げることを表しています。
 対象が神様であることから、願いや目標などの報告とともに祈ります。
 賽銭箱にお賽銭を投げ入れ、本坪鈴を鳴らし、手をたたく柏手で神様に呼び掛け祈ります。
音で自身の存在を知らせるのが神社におけるお詣りの特徴です。

【参拝と参詣】
⚫︎参拝
参拝とは神社仏閣で拝む行為を指す言葉です。
 神社やお寺にお詣り(お参り)に訪れた人々を参拝客と表現します。
 
⚫︎参詣
参詣とは神社仏閣に行く行為を指す言葉です。
拝まずとも、鳥居や山門をくぐると参詣したことになります。
 
 どちらも神社仏閣に行く点は同じで、拝むかどうかが使い分けの基準となります。
参拝は神仏に拝む行為で、参詣は神社仏閣に行くという地理的移動をあらわす用語です。

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そういえば、神社は拝観料をお支払しませんね。ほとんどのお寺は拝観料をお支払するのに・・・・・・。
京都に限らず、神社で拝観料はなかったかと思いました。伊勢神宮もです。
中には、宝物館とか庭園とかでのお支払はしましたが。拝観料の必要な神社は、私の知る限りでは、栃木県日光東照宮と滋賀県の日吉大社と広島県の厳島神社、奈良県談山神社だけです。
⚫︎栃木県日光東照宮



個人
* 大人 1300円
* 子供(小中学生)450円

⚫︎滋賀県日吉大社は入苑料



個人
大人(中学生以上)300円
小人(小学生)150円 
※小学生未満は無料

⚫︎奈良県談山神社拝観料



個人
大人(中学生以上)600円
小人(小学生)300円 
※小学生未満は無料

⚫︎広島県厳島神社昇殿料



個人
大人 300円(500円)
高校生 200円(300円)
中小学生100円 (150円)
※小学生未満は無料
別に宝物殿との共通券もあります。( )の中の料金になります。


どうして、ほとんどの神社で拝観料をお納めしないのか、調べてみましたが、どこにも明確なことは書いてありません。神社を統括している神社本庁のHPにも書かれていません。

 1.中心部の過疎化や高齢化、仏教離れにより、檀家、氏子の収入だけでは寺社の運営が立ち行かなくなってきた。
また、そもそも檀家を持たず、皇室のうしろだてで運営してきた門跡寺院については、宮内庁からの支援がなくなったため、公開して拝観料をとるほかないという非常に苦しい状況である。

2.1.の理由により、寺社を観光地化するにあたって、施設の整備、や対応にあたる人員の人件費、また特に目玉となる美術品や仏像を国宝指定受ける等する際の条件としての「収蔵庫」建設等に費用がかかる

3.京都自体が観光地化していき、ある種治安が悪くなる中で、拝観料を取ることによってある程度の無法地帯化を防いでいる

今わたしが思いついたのは上記ぐらいです。国宝があるけど家族経営で、大勢の観光客が押しかけても対応できない、そのために非公開にしている、といった寺院もたくさんあります。たとえば、以前、京都非公開文化財の公開をしていた法界寺のご住職が新聞のインタビューでそうおっしゃっていました。
「信仰の対象に拝観料をとるなんて」とか思われるかもしれませんが、いろいろと事情を汲んでいただければと思います。
 

歴史から考えると、もともとお寺は、江戸時代から、御開帳等で拝観料を稼いできたので、拝観料を取ることに対してあまり抵抗が無いのかもしれません。また、明治時代に、神社は国家神道で、種々の優遇処置を受けたことと対照的にお寺の方は廃仏毀釈で弾圧された経緯もあります。 それが大きな理由だと思われます。

あとは、神社には、神域として拝観できないところがあるというのも理由のひとつかもしれませんね。

ちなみに、拝観料(初穂料)が必要な広島県の宮島にある厳島神社は、現在、海にある大鳥居の改修工事中ですが、大鳥居を間近で見られるよう11月1日から、工事用に設けた通路を開放するそうです。11月27日までの約1カ月間です。
なかなか目にすることのできない海の中の通路からの大鳥居です。この機会にお出かけなさってはいかがでしょうか?

https://news.yahoo.co.jp/articles/5de958ba4eeffe320f3752cc87c81a91136cb7d6


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どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和4年10月30日(日)】(No.2905)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

コロナウイルスのため、中止になっている行事が多くなっています。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143


○ 国宝里帰り特別公開(〜3/26)/大徳寺聚光院

○ 花の天井 秋の特別拝観(〜12/11)/平岡八幡宮

○秋の特別拝観(〜12/11)/相国寺

○ 霊宝館秋季名宝展「〜12/4)/仁和寺

○ 秋の特別公開(〜12/4)/聖護院

○ 秋の特別拝観(〜12/12)/瑠璃光院 

○ 秋期特別公開(〜11/30)/清凉寺 霊宝館 

○ 秋季特別公開(〜12/11)/大徳寺塔頭 黄梅院

○秋の特別公開(〜12/15)/大徳寺興臨院

○秋の特別拝観(〜12/11)/宝厳院 

○ 秋の特別公開(〜12/11)/弘源寺 

○ 菊花展(〜11/23)/泉涌寺

○ 秋の特別公開(〜12/4)/白龍園(事前予約制)

○ 霊宝館秋期特別展(〜12/4)/醍醐寺

○庭園の特別公開(〜10/30までの土日)/真如院 

○ 秋季名宝展「皇室と大覚寺」/大覚寺(〜12/5)

○ 秋季特別公開(〜11/30)/長楽寺

○ 秋の特別拝観・ライトアップ(〜12/11)/高台寺

○ 秋の特別展・ライトアップ(〜12/11)/圓徳院

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